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百科図鑑 大仏訪問記

【 大仏巡礼 】


2007年11月 栃木巡礼編 3

「 清林寺 アウカナ仏 」訪問     栃木県 鹿沼市

栃木県 鹿沼市


千葉県に住む私達からすると、東北自動車道のインターがあるので、大体の場所はわかるのだが
今まで素通りが多かった街で、今回も
日光杉並木の入口の町として通過で考えていたのだが・・


そんな矢先、
「鹿沼在住の飛行機仲間」から今回の栃木巡礼ツアーなら

『鹿沼にも大仏がある』


と、
有力な情報をいただき、行って見る事にした。



一応、事前に情報収集をと思って、検索をしてみたが・・・
情報『(ゼロ)


これは・・・ヤッチャッタかな〜(^_^;)とか思いつつ、


親友の情報を信じて鹿沼へやってきた。



鹿沼の駅から市役所へ続く
「鹿沼銀座」沿いにあると聞いたのだが・・・

鹿沼に着くと、色々な意味で
すごい銀座通りが現れた・・・(^_^;)


朝早い時間だったこともあり、銀座は非常に・・・人通りも少なく歩きやすかったけど・・・

ちょっと、寂しい(^_^;)


ところが、次の瞬間!


確かに、いらっしゃいました〜
巨大仏〜〜(>w< )



でも・・・


これ・・・大仏か (´・ω・`) ?



どう見ても、あれは・・・

『ザク』だろう・・・( ̄o ̄;)ボソッ




一物どころか・・・二物、三物の不安をいだきながら、
ジオン軍の量産型モビルスーツの待つ場所へと進んでみる。

そこには、
『清林寺』と言う非常に落ち着いた雰囲気の寺が現れた

山門も、境内も管理が行き届いている感じで、ここだけ見れば
閑静な町寺だが・・


隣の駐車場を覗くと・・・





・・・・いや・・なんでもない・・・(-""-;)


触れるのは・・・最後にしよう。


案内の知人も、まだ・・・きていないし・・・


とりあえず、境内にある寺の解説を読むと・・・

なんだか、すごいことが書かれているぞ・・・

開山は700年前・・・西暦1200年ぐらいだとすると、「1192(イイクニ作ろう)鎌倉幕府」の
鎌倉時代で、十字軍の東ローマ帝国侵略とかチンギスハーンのモンゴル統一の時代か・・

その後は、平安時代〜明治8年〜昭和42年と、話がガンガン飛ぶが、スリランカとの
交流が盛んな寺らしく、インド・スリランカの仏教会大菩堤会より「お釈迦様舎利弗と
木蓮両尊者の御骨を譲り受けたらしい。


難しい話で聞いたことの無い名前が出てきて良くわかんないけど・・・


要するに
「お釈迦様」木蓮」の骨を「地上にお祭り」しているのは

全世界で、ここだけらしい

全世界と言い切ってしまう所が、すごい!


地下の場合は、たくさんあるのかな?


今度、時間があるときに住職さんに、この辺りをゆっくりと聞いてみよう。


さて、なにはともあれ・・・・まずは、本堂にて合掌

本堂で、お邪魔しますのご挨拶・・・ナムナム・・・(-""-;)

よく見れば、頭の上にかけられている、『江南山』の看板は・・・

っほ〜〜! 『寛永通宝』

この辺りが歴史を感じるな〜。


さて、参拝も無事終わり・・・

振り返るとそこには・・・

すごい方が、お待ちかねです。

それにしても、見たことないポーズだ。


ここで、鹿沼を紹介してくれた友人がやってきて合流!

【よかった(^_^;)】


久しぶりの再開を喜ぶのもつかの間・・・



クロスケ 「・・・これは、なんですか?」

友人 「大仏・・・です・・・よね・・・(不安げに)」

クロスケ 「たぶん・・・大仏だと思いますけど・・・(確信無し)」

友人 「あっちに案内板があるから、あれ読みましょうか」


一同  
「そうしましょう (^_^;) 」



と、言うことで、見た感じさっぱり解らない大仏の足元にある案内板を見ると・・・
『アウカナ佛』とある。

『アウカナ佛』・・・(´・ω・`)? 

なんじゃそれ?



・・・・・結局のところ、
モビルスーツではなく『大仏』であることは間違いないようだ。


この大仏は、スリランカのアウカナという場所に1600年前に建立された大仏から
型を取った、実物大の複製品で、昭和63年に開眼供養が行われた比較的新しい
大仏である。


何がすごいって・・・

この時、
スリランカの大統領が鹿沼にきたんかい( ̄o ̄;)ボソッ


スリランカって、確かインドの下のほうにある、雫みたいな形をした島国だよね。

街角英会話で、おなじみの【ウィッキーさん】の母国だったはず。


まあ〜今は「ウィッキーさん」は、置いといて・・・とりあえず「アウカナ佛」だ・・・

大仏の足元にも解説板があるのだが、こちらでは「木蓮」が「目蓮」の字になっている。
検索をしたところ「日蓮」と書かれているのもあったが、それはちょっと違うようだ。

さて、肝心の「アウカナ佛」さんですが・・・

まず、デカイ!

高さ19m・・・確か、ガンダムの大きさが18m・・・・

ヤッパリ、モビルスーツの可能性もあるな・・・(-""-;)ナイナイ



後ろへまわっても・・・デカイ!

(当たり前か・・・)

足元の、人間と比べてもらえば解ると思うが・・・まさか、こんなにデカイとは・・・


そして、今まで多くの大仏を見てきたのだが・・・

10m超えの大きな大仏で・・・


2本足で直立しているのは、始めてみた!

たいがい、大師像なんかも杖代わりの支柱で
3点支持なんだよね。

そして、このポーズ!

右手は、スペシューム光線の構えで、
左手は自分の左肩に寄せ完全に手の甲をこちらに向けている。


オクラホマ・ミキサーを踊っているような、この格好・・・


日本では、見たことの無い作風だ。


そして、顔が・・・・

誰だか・・・解らない・・・(T▽T)

ともかく、スリランカ仏教を詳しく調べないことには良くわからないのだが・・・

まさか、栃木県にこんな巨大佛が建ってるとは・・・

まったくノーチェックだった。


それにしても、こんなに大きなコンクリート佛が
よく2本足で立っていられるな〜と、感心していると

案内をしてくれていた、コリさんから
思わぬ言葉が・・・


あれ?たしか・・・
素材は「FRP」って、聞いた気がするけど・・・?


ナ・・・ナニ・・・( ̄ロ ̄;)!!



F R P
(エフ・アール・ピー)
(最近流行の新素材・お風呂のバスやサーフボードに使われる)


でも・・・見た目は・・・

コンクリートだよね・・?


そういう時に、確かめる方法は、ただ一つ


手のひらで、台座を叩いてみると・・・


『ボンッ!ボ〜〜〜〜ン』


ズル〜〜〜(ノ><)ノ



プラスチックに、コンクリート吹き付けただけやんか〜 

ヽ(`0´)ノ


どおりで、2本足でも立てるわけだ。




もっとも、FRPでもこれほどの大きさなら重量もあるはず。

背中の点検口からシミ出たサビが、内部の鉄骨を物語っている。



鹿沼まで来て、
大どんでん返し三段落ちのような状況だ。


そうそう、辺りを見回せば、回りにいらっしゃる仏さんも特徴的なものが多かった・・・

こちらの、仏像も・・・

顔が・・・ちょっと違う? それに
一度首が落ちてるみたいだし・・・(^_^;)

額の中心にあるはずの、白毫相がないんだよね。
そう言えば「アウカナ佛」にも無い。


隣の地蔵堂には・・・

日限りの地蔵と呼ばれる
「日にち限定のお地蔵さん」もいるし・・・

その隣には・・・

ポックリ様・・・?

なんと・・・・お参りすれば・・・・

ポックリ死ねるという、究極の願いがかなう大権現様だったのだ。


詳しい拝み方はお寺でって・・・

さぞかしスクエアーな、人生の最後が待ってるのかしら・・・(^◇^;)



それにしても、鹿沼の清林寺には、やられた・・・(-""-;)


スリランカといえば「セイロン・ティー」のイメージだったが、
こんなすごい大仏が有ったなんて・・・

アウカナ佛さんも、栃木はスリランカに比べて寒いので、
乳出しっぱなしで、風邪をひかないでくださいね。


いざという時は、足元の「ぽっくり様」に相談して見るのも、手立てかと・・・



案内をしてくれた、友人に別れを告げて、ツアーは次の大仏へと旅立つのであった・・・
(コリさん、感謝感謝)


それにしても・・・恐るべし 鹿沼!

栃木巡礼編 4 「 今市 追分地蔵尊 」
情報
最寄駅  JR日光線・鹿沼駅 東武日光線・新鹿沼駅
駐車場  有り(無料)
拝観料  無料
所在地  
栃木県鹿沼市末広町1170
その他  
マップリンク http://maps.google.co.jp/maps?oe=UTF-8&hl=ja&q=&ie=UTF8&ll=36.565297,139.750042&spn=0.006532,0.007682&z=17&om=1 

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