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雨の日も、風の日も、
大仏はそこで待っている。

続・東京大仏巡礼  その3

「 浅草寺 巨像軍 」訪問     東京都 台東区


金龍山 浅草寺
(センソウジ)


年間の参拝者数4000万人(観光客を含む)とも言われる、寺院界最強数を誇る寺
1日に換算してみても、
訪問者数は、10万人を超える【日本一有名な寺】であろう。


そんな、浅草寺に大仏があることを知っているだろうか?


それも、複数・・・


エ!  知らなかった? (・∀・)b





それでは、巨像も目立たない
マンモス・テンプ『浅草寺』へ行って見よう!


浅草寺のある浅草には、
隅田川が流れ・・・リバーサイドには・・・

名物のウンコ・・・じゃなかった・・・アサヒビールの本社がある


最近観光地で見かける
人力車

コレ自体、それほど珍しくないが・・・

道路標識に・・・

こう書かれているのは、ここだけかもしれない


さて、こちらが有名な
「雷門」

山門としては、日本一有名な門かも知れない。


それにしても、
平日で、コレだけの人出には驚きだが・・・


山門をくぐった先の仲見世通りは・・・


ドッヒャ〜 ヽ(`0´)ノ

平日の午後3時で、コレですよ・・・


一体、どこから、こんなにたくさんの人が、集まってくるんだろう?


人の波を掻き分け掻き分け・・・やっと「宝蔵門」までやってきた。

「小舟町」のちょうちんが目印の仁王門


ここで参道からは、
右手にずれると、第一の大仏がお目見えする。


その名も 「二尊仏」

「濡れ仏」と呼ばれるこの2体の大仏は、高さ2,36m
台座の石を入れれば、4,54mにも及ぶリッパな像


左が勢至菩薩、右が観音菩薩 1687年建立の経歴も持つ大仏


こちらは、左側の
勢至菩薩

合掌スタイルが決まっている〜

細めの
金銅坐像さんだ。
金銅(コンドウ)とは、鋳造の銅像に
金メッキをした像のこと

髪の毛とか細かいよね


コッチは、右側の
観音菩薩

手には、蓮華を持っている。
花が開いていないので、未開敷蓮華という持物

お顔は、こんな感じ

勢至菩薩とそっくり?と思われるかもしれないが、観音菩薩と勢至菩薩は良く似ている


以前も書いたが、『観音が座れば勢至も座る』と、言われるぐらいポーズも似ていて
この配列は「阿弥陀三尊」と呼ばれる阿弥陀如来を中心に菩薩像が並ぶフォーメーション
今回は、その両脇の「脇侍」と呼ばれる二尊だけが、並んだ変則バージョンだ。

通常観音像は「蓮華」を持ち、頭にかぶっている宝冠に化物が付いているのでわかるが
この観音像の頭には化物がないので、手に持っている蓮華と立ち位置(座ってるけど)
だけで、どちらがどの像なのか、判断するしかない


意外と
スゴイ像なのだが・・・

素通りの人が多いのは残念 (>w< )


さて、二尊仏を後に、本堂へ向かおう

「宝蔵門」のデカちょうちんをくぐって・・・


本堂(観音堂)に到着

イヤイヤ、すごい人ですね。


賽銭箱も、常時この大きさ!

四畳半ぐらいはあるな・・・


なにはともあれ・・・おまいりを・・・・

 (。-人-。)ナムナム  世界平和・家内安全・などなど・・・


できれば・・・・

お金持ちに、なれますように・・・




さて、参拝を終えたら、本堂左手に出てみよう


すると・・・

植え込みの中に・・・・


阿弥陀如来 登場〜(・∀・)b

結構、参拝の方はいらっしゃいます

近くで見てみると・・・

なかなかのサイズの大仏さんです。

唐銅(カラカネ)製の阿弥陀如来坐像、建立は元禄六年の1693年
もともとは、本堂裏手に建立されていたのだが、平成6年にこの地に奉安された。

唐銅(カラカネ)とは、金銀銅の合金のことらしい。


表面が多少荒れている感じもするが・・・

総高(地面から)7,5mのリッパな風貌の阿弥陀さんなのだ。


それに・・・この大仏さんは、日本一・・・


外人さんの
バックに座る大仏?かも、しれない・・・

正直、日本人より外人さんの方が、注目している感じ・・・

阿弥陀如来の右奥へ進んでみると・・・

千日参供養佛と書かれた、観音坐像がある

像自体は、2mほど

表面にうっすら金箔の跡が見て取れる観音像なのだ



その先には、東京観光の中核『はとバス』のたまり場があるのだが・・・


その奥に注目〜ヽ(`0´)ノ

いかにも、ブロンズと、言った感じの像があるのだが・・・

なんと〜!

市川團十郎 巨像


大正8年に明治の名優九代目市川團十郎の歌舞伎十八番「暫」の銅像を建立したのだが
昭和19年11月30日、
戦争の金属類回収でなくなってしまった。


その後、像の復活を祈る方々の努力で、十二代市川團十郎襲名を機に復活ムードが高まり
昭和61年に再建できたらしい。


そんな、9代目「市川團十郎」さんは・・・

いかにも、歌舞伎〜!と言った表情です〜!


一瞬、
カニかと思った・・・( ̄o ̄;)ボソッ


その先、花やしき側ですが、そちらには大仏ではないが、
変り種の像がいらっしゃいます

銭塚地蔵尊に進んで、右奥・・・

いきなり現れる
白い物体?

なんじゃコレ? (◎o◎)


実は、この
白い塊がお地蔵さんなんです。


説明版にあるとおり・・・

カンカン地蔵

御願いするときに、小石でカンカンたたきながら願うのですが、
そのために、長年多くの人の願いを聞いているうちに、


削られて・・・


こんな姿になっちゃった地蔵さんです


ならば、私めも・・・

「カンカン」 (。-人-。) 世界平和・・・世界征服・・・


ちなみに、説明にあるように間違えても、
お地蔵さんを削るようなことはしないように!


お地蔵さんが、怒って
地獄に落とされても、知らないからね〜( ̄o ̄;)ボソッ


さて、本堂裏は、なんとも殺風景な感じ・・・

イベントなどを行える広場があるだけなのだが


そのすみの方にも、像がいくつか並ぶ

では、見てみよう

こちらは、石仏の阿弥陀如来と
「釘供養塔」

(ハリ)ではなく、「(クギ)」というのが、職人の町浅草らしい!


石仏は・・・

等身大だが、こりゃ一度首が落ちてるな・・・(-""-;)

その隣には・・・

江戸の火消しと言えば、浅草

その浅草の地にあるのが・・・

消防殉職者表彰碑

火災や災害現場に、駆けつけて自ら命を落とした消防職員の方の慰霊碑です


ナムナム (。-人-。) ナムナム

ありがとうございました。これからも見守っていてください。



さて、そんなとっても、しめやかな雰囲気の中に・・・


大谷米太郎夫妻 

ヘェ〜 (´・ω・`)

え〜〜〜と、どちらさんで・・・しょうか?



なんでも、宝蔵門の寄進建立をはじめ、浅草寺の復興に尽くされた夫妻だそうです。

今の浅草寺や浅草は、こちらの夫婦があってこそらしいです。


ありがたや〜(。-人-。)



さて、
続・東京大仏巡礼その3は、一気に浅草寺境内を紹介してしまったが、
大きな大きな浅草寺へお出かけの際は、小さな巨像?にも、参拝してみてね!




 情報
最寄駅  東武鉄道・東京メトロ銀座線・都営浅草線・筑波エクスプレス 各浅草駅
駐車場  近隣に有料駐車場多数あり
拝観料  無料
所在地  東京都台東区浅草2丁目3番1号
その他  多数の像や色々とありますので、お時間にはゆとりを持って・・・
マップリンク  
Google マップへリンク
次は、浅草の下町に鎮座する九品寺大仏




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