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雨の日も、風の日も、
大仏はそこで待っている。

続・東京大仏巡礼  その4

「 九品寺大仏 」訪問     東京都 台東区



東京の世田谷に「九品仏」と呼ばれる大仏があるのだが、そちらとは別で
浅草にある「九品寺の九品大仏」をご存知だろうか?


正直、私も知らなかったのだが・・・浅草寺で巨像を追っていると
親切な地元の方から、
「浅草寺の裏の方にも大仏があるよ
有力な情報をいただき、行ってみることにした。


浅草寺の裏の方は、問屋街。道端には
いかにもそれ風の店が並ぶ

路上いっぱいに、広がった荷物・・・(´・ω・`)アチャ〜

一見すると、無法地帯?見たいな気もするのだが・・・


そ〜〜〜〜んな、ちんけなことは気にしないのが

下町気質
と言った雰囲気だ。 (・∀・)b  ヨ!江戸子!


さて、大仏がある九品寺は、ビルの谷間にあると聞いたのだが
それらしき場所をウロウロしては見る物の良くわからない。

境内に保育園が併設されているといわれ、それらしきにぎやかな場所が目に付いた


保育園発見!

しかし・・・寺と言うより
完全な保育園のようだ・・・



そんな時、
運動場の角に目を向けると・・・


大仏さんが、高いところに座ってます〜!

高い塀の上に見えるので、あやうく見過ごすところだった。

保育園の一角に、
妙に霊気ムンムンの場所がある・・・・(´・ω・`)

門柱の左側は保育園だが、右側には「九品寺」の看板があった

早速、お邪魔しようと思ったのだが・・・・


防犯カメラ厳重な塀で囲まれた・・・


ここは、泣く子も黙る保育園


最近の子供の施設警備は、非常に厳重になっているな〜

とりあえず、門柱の脇にあるインターホンを・・・

え〜〜と・・・お寺は右側か・・・

保育園の方のは
テレビカメラが付いてる・・・ヽ(・◇・´)ノ

それでは・・・ポチッとな〜


ピンポ〜〜ン



「ハイ、どちら様でしょうか?」




「すみません、大仏の参拝に来たのですが、拝見できますでしょうか?」



「少々お待ちください・・・」





























































随分・・・
少々待つと、お寺の方が出てこられて、通用門から中へ通してくれた。


(;´・`) ホッ・・・開けてくれて、よかった。


平日の昼真から、大仏観に来る人なんざ、そうはいないからね

(´・ω・`)アヤシカッタカナ?




秘仏並みの結界を越えて、改めまして大仏様とゴタイメ〜〜ン

隣に英語が・・・
HOME‘SWEET

なんのこっちゃ ( ・◇・)?(・◇・ )


よくわからないが、最近は保育園にも英語があるのね・・・(-""-;)



さて、大仏はと言うと大きさは、さほど大きくないが綺麗な大仏

1660年に造られた都内では、老舗の大仏さん

ある程度表面の劣化は進んでいるが、比較的綺麗

作者は、「長谷川五郎兵衛尉益継」と言う
長〜〜〜〜〜い名前の鋳物職人らしい。



よ〜く見ると、瞳も刻まれているリッパな像だ。

こんな、大仏に日々見下ろされている園児たちは、さぞかし幸せだよね〜。

運動場・・・じゃなかった、境内には教育委員会お墨付きの解説版もあった

特に大きさに付いては触れていないが、像の大きさが1,5mほど
蓮華座をいれて、2mぐらいの小ぶりな像だ。



しかし・・・この解説板には・・・・気になる文字が・・・・

な・・・なんだと・・・?

沓(クツ)を履いた、沓履地蔵?


振り返り、大仏さんの正面を見ると・・・

真新しい地蔵尊が建っているが・・・

足元は・・・・


おぉ〜〜〜!


確かに、沓(クツ)を履いてる〜!


先代の地蔵尊は、関東大震災で消失してしまったようだが
最近、再建したらしい珍しい靴を履いた
「沓履地蔵尊」も拝めて
2度おいしい下町の大仏訪問だった。

情報
最寄駅  東武鉄道・東京メトロ銀座線・都営浅草線・筑波エクスプレス 各浅草駅
駐車場  無し(近隣の有料駐車場を探してください)
拝観料  無し
所在地  台東区花川戸2-11-13
その他  保育園の中にある状況なので、必ず管理者の許可をもらってから、拝観して下さい。
マップリンク  
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次は、神田明神で空を見上げる巨大黒天




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