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百科図鑑 大仏訪問記

【 大仏巡礼 】



2007年11月 栃木巡礼編 7

「 西明寺 笑い閻魔 」訪問     栃木県 益子町
栃木巡礼ツアー2日目は、宇都宮市の清原に住む空仲間「清原人」さんが、
宇都宮周辺を案内してくれた。


彼も、私と
同じような臭いがする『物好き有段者』であることは・・・

言うまでも無い・・・
( ̄。 ̄ )ボソ...



さて、早朝は別の取材を行い、10時ぐらいに今回のツアーの目玉となる
益子の西明寺へと、やってきた。



益子といえば、関東屈指の
焼き物の町、以前訪れた時に比べて、町は観光地化され
焼き物を買い求める観光客向けの、
古都を思わせるような商店街もできていた。


そんな、焼き物の町を抜け、山間を進むと『西明寺』が現れた。

また・・これが、綺麗な寺だった

今まで、まじめな
歴史品格が、ある寺には、あまり例が無い巨像


この先、色々な意味で、不安と期待が一杯である。
この寺を含む周辺は、『関東ふれあいの道』と呼ばれる首都圏自然歩道の一部だった。


関東ふれあいの道」とは、『首都圏自然歩道』とも呼ばれ、
関東地方、一都六県(東京・埼玉・群馬・栃木・茨城・千葉)を144コースで、一周する
総延長1,655km
キングサイズハイキングコースなのだ。

144コースがつながっているわけではなく、あちこちに起点と終点があるんだけどね。


そんな環境庁からも、お墨付きをもらっている寺に、地元清原人さんが
我々に見せたい像があるというのだから、これは期待ができそうだ。


さて、その期待に答えるべく、現れたのは・・・



強烈な、石段・・・・(T▽T)


あるんだよね・・・
歴史品格がある場所には、強烈な石段も・・・


さて、
ケタケタ笑う膝に、ムチを打ちながら、石段を登ると・・・

途中には、寺の案内板もあったのだが・・・なんと・・・・

イングリッシュ ヽ(`0´)ノ


う〜〜〜ん、(-""-;)


ここに、それほど英語圏の人が来るとも思えんが・・・

でも良く見ると・・・

SAIMYOJI  TEMPLE
(サイミョウジ   テンプル)


「TEMPLE」
テンプルが付くなら、「JI」ジはいらないような・・・?


西明寺
になっちゃうよ ( ̄o ̄;)ボソッ




そんな、どうでも良いような、とっても重要そうなことを考えながら、振り向くと・・・


お〜〜〜! ( ̄ロ ̄;)

すばらしい、景色が待っていたではないか!

なんか、巨像訪問に来たのを忘れそうな景色じゃ!


石段を登ると、そこにはこれまた立派な楼門が現れ、その先には境内が広がった。

こちらの楼門は、
1492年に作られた門で、国の重要文化財らしい。


ホンマニ、こんなまじめな寺に・・・
私が訪問するような像があるんかい?


正面には、
立派な本堂

なには、ともあれ本堂へ・・・

すごい立派な本堂だ・・・


それにしても・・・良くこんな高い場所に、これだけ立派な建物作るな〜。

ともかく、今回もまずは、合掌
「お邪魔します・・・ナムナム・・・ (-""-) 」


さて、参拝を終え、お邪魔しますの挨拶のあとは・・・境内を見回してみると・・・


ミクロ大師が並ぶ大師堂

現在、下の段は、
ほぼ満員ですが、2階席は、ほとんど開いている状態

そんでもって、妙なスタイルの
2階建ての鐘楼

作りが斬新なので、新しい物だと思ったら、これも1722年建立というのだからすごい。

1階の柱が
「角柱」で、2階の柱は「円柱」という、見たことない変り種。


それにしても、
昔の人が造った建物って、本当に丈夫ですよね。



そして、一際立派な建物が、今回の目玉 
『閻魔堂』 である

東京の下町にあったら、十分本堂の大きさであるが、こちらも
建立は1714年と、
非常に歴史があり、内部にいらっしゃる
閻魔様は『栃木県指定文化財』というのだ。



オイオイ! (-""-;)



 
そんな立派な肩書きを持つ仏像を、

私のホームページ紹介して良いのか?
? (゜_。) ?



昔の人に、怒られそうな気がするのだが・・・





なにはともあれ、堂内へ入ってみると・・・

ワァ〜〜〜ハハハハハハハハ・・・

ドガ〜〜〜ン ヽ(`0´)ノ


昔の人も、やっちゃった〜 (ノ><)ノ


笑ってる・・・・閻魔様が・・・大爆笑してる・・・



右から見ても・・・

大 爆 笑


左から見ても・・・・

大 爆 笑

閻 魔 様 ・・・


どないしたん? (´・ω・`)


生きているうちに、笑う閻魔様に、あえるとはおもわなんだ・・・。



これには、現代人・・・ざっくりやられた・・・・



像の高さは、約3m・・・でも、この迫力は5m近くあるような気がする。


なんで、笑っているのかといえば、
閻魔様は地蔵菩薩(お地蔵さん)の化身とも言われ
地蔵菩薩の真言(心の言葉・サンスクリット語)は、
「オーン、ハハハ、ヴィサマエー、スヴァーハー」
と言う、どのように発音して良いのか解らない言葉なのだが・・・


「ハハハ」の部分が笑っているように聞こえるので、

その化身「閻魔様」も笑っているそうです。


でも・・・笑いすぎでしょう ( ̄∀ ̄;)汗


閻魔様が笑っているのは超インパクトがあるのだが、この堂内には、笑い閻魔を囲むように
4体の仏像も安置されている。


閻魔様の左前にいるのが・・・

『善童子』

善・・・と、いわれても・・・・


コッチは、オッカネ〜〜(T▽T)

右前には・・・

悪童子

こっちは、もっとオッカネ〜〜(T▽T)

それに、なんか・・・書いてるし・・・・


これは、閻魔様へ悪人の名
羅列してるに違いない!



そ〜〜と、覗き込むと・・・


よかった・・・
俺の名前は書いてなかった 

(-_-;) ホッ!


そんで持って・・・右脇には・・・

奪衣婆


それも・・・この顔は・・・・



今まで出会った中では、史上最強だぞ〜〜


マジで、ここがあの世とこの世の結界みたいな気がする・・・・

あ!でも
歯が黒い・・・? これって・・・鉄漿(お歯黒)


と、言う事は・・・既婚女性?


ウ〜〜ン・・・やはり奪衣婆は、閻魔様の奥様だという
「うわさ」
は本当なのか?


閻魔様・・・笑ってる場合じゃないかもしれませんよ。

奥さん怒ってまっせ!

(((( ;゚д゚)))アワワワワ





そんな最中、左脇、建物の一番奥には・・・

地蔵尊


この異様な雰囲気の中で、お地蔵様の慈悲な眼差しでっ・・・て、




目つき怖〜〜〜い  (>w< )


一体、どうなってるんだ・・・ここは・・・(-_-;) ?


それに、お地蔵さんの懐・・・

穴開いてるし・・・・(T▽T)シクシクシク

お地蔵さんの「胸にポッカリ穴が・・・」


良くわかんないけど、私のホームページにピッタリの歴史的仏像軍だとおもう・・・。


堂の中には、良いことも書かれていた。(やたらと、案内の清原人さんが気に入っていた)

右は極楽 左は地獄・・・・

確かに、閻魔に向かって右は「善童子」「地蔵菩薩」、左は「悪童子」「奪衣婆

まさに、ここが地獄と極楽の分かれ道のようだ・・・。



他にも、よく見れば堂内には色々な物が掛けられている。

キョロキョロ (゚_゚) (。_。) (゚_゚) (。_。) フムフム・・・

閻魔像とその仲間達が、インパクトが強すぎて流されそうだが、よく見ると妙なものもある。

こちらの鳥居の額も・・・

あれ!まゆ玉・・・シルクの鳥居じゃないか!

右上が崩れてるのが、ちょっと残念だが・・・良くできている。


絵馬もあるのだが、どちらかと言うと・・・絵が多い。

どんな絵かといわれても・・・良く解らないけどね (^◇^;)

中には、こんな変り種の
ハイカラな絵もあった。

大正7年の物らしいが、
帽子半纏と馬が、当時の最先端お洒落なんだろうね。


そんな、絵馬を楽しんでいたのだが・・・前を見ると・・・



ワハハハ・・・・


ヤッチャッてるよね・・・(^_^;)


歴史的な重さがあるこの寺に・・・



とんでもない閻魔様御一行さんが、300年も居たとは・・・・


恐るべし・・・栃木 ( ̄∀ ̄;)



帰りは・・・・閻魔様のごとく大爆笑する膝を持つおじさんの脇を・・・

『関東ふれあいの道』を、ハイキングする元気な子供達が追い越していった・・・


子供達よ・・・悪いことすると、閻魔様に笑われるよ・・・

( ̄o ̄;)ボソッ




みんな、しっかり勉強して、クロスケみたいな大人には、ならないように・・・

2007年11月 栃木巡礼編 8  「 長蓮寺 半跏像弁財天 」訪問
情報
最寄駅  真岡鉄道 益子駅
駐車場  有り(無料)
拝観料  無料
所在地  栃木県益子町益子4469
その他  
マップリンク
http://maps.google.co.jp/maps?f=q&hl=ja&geocode=&time=&date=&ttype=&q=%E7%9B%8A%E5%AD%90%E7%94%BA%E7%9B%8A%E5%AD%90%EF%BC%94%EF%BC%94%EF%BC%96%EF%BC%99&ie=UTF8&ll=36.451844,140.116615&spn=0.104662,0.123253&z=13&om=1 




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