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百科図鑑 大仏訪問記

【 大仏巡礼 】


「 戸出大仏 」訪問    富山県  高岡市


富山県高岡市と言えば、言わずと知れた
「高岡大仏」がある街だが


高岡の戸出(といで)という町にも大仏がある


戸井ではなんとなく懐かしい感じの町並みが続く街

センターラインに雪を溶かすための「消雪パイフ」があるところがいかにも北陸らしい゚

そんな北陸らしい雰囲気の街の一角に可愛らしいお堂がある

交差点の角に陣取るかわいいお堂

ここに
「戸出大仏」がいらっしゃいます

秋の終わりに訪れたのだが、プランターには花が咲き

「住民に愛されてます感」が
ひしひしと伝わって来る



現地にある解説を読んでみると・・・

大正12年建立
高さ2,4m 重さ1,4d
富山県一大きな石仏と言われているようだ



また、この大仏は
古中大地蔵菩薩(ふるなかだいじぞうぼさつ)
古中大地蔵尊(ふるなかだいじぞうそん)
古戸出石仏(ふるといでせきぶつ)

と、いくつかの名前でも呼ばれている

名前からして
「お地蔵さん」のようだ




では、さっそく拝観と思いきや・・・
扉が(T▽T)

これ、開けていいのかな?

そもそも、鍵かかってたらどうしよう?

というか、こんな道端で誰に断ればいいのかな?



と、悩んでいると


通りすがりの
おばあちゃん「戸、開いてるよ」と言って


扉をガラガラガラ〜と、開けてくれた




そんなわけで・・・

ごたいめ〜ん
。:.゚ヽ(´∀`。)ノ゚.:。


「 戸出大仏 」

ご丁寧に、おばあちゃんは堂内の電気までつけてくれた


「終わったら電気消して、扉閉めといてね〜」

と言いながら、どこかへ行ってしまった。


どこの誰だったのかわかりませんが、親切なおばあちゃん。


ありがとう (*^-^*)




さて、大仏様はというと・・・

非常に綺麗な大仏
目玉が後から書き込んだような雰囲気で気になるけどね


がっちりした手は、前で「印」を結んでいる

すごく綺麗だし、地元に愛されている
「お地蔵さん」


ただし・・・


大きな疑問が一つ


これ

「地蔵菩薩」じゃなくて「阿弥陀如来」じゃね?



頭に如来の特徴である「螺髪」がある


お地蔵さんは僧侶の格好して、頭は坊主


堂内に掲げられた解説を読んでみても

石工に石仏を依頼し
「大石地蔵尊像の建立」と書かれている

もっとも、この戸出大仏が「何像」であるかは、ここでは関係ない様子だ

仏前にこれだけ新鮮な花が生けられたのを見ると

地元の人が、そう呼ぶならそれでいい。


それが、大仏の面白さなのだ

情報
駐車場  なし
拝観料  なし
その他  

2014.11.06
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