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百科図鑑 大仏訪問記
【 大仏巡礼 】
「 桑園延命地蔵尊 」訪問 北海道 札幌市
札幌市内にけっこう大きなお地蔵さんがあるとの情報をもらって訪問してみることにした
現地に着くと、わかりやすい看板発見
この路地の奥にあるようだ
その名は
「桑園延命地蔵尊」
路地を進むと、そこは何とも北海道チックな雰囲気
札幌市にでも、味のある場所ってあるんだな〜
でも、残念ながら・・・バックにはマンション
市街地だけに、しょうがないか(^-^;)
で、よく見ると・・・その建物の奥に
お〜〜〜!いらっしゃいました!
「桑園延命地蔵尊」
左手にいらっしゃるおばあちゃんが、日々手入れをしてくれている
ので、非常にきれいな状態を保っている
定期的に祭礼も行われているようだ
現地でお会いしたおばあちゃんから、桑園延命地蔵尊にまつわる
話をたくさん聞くことができ、いろいろと資料にはない情報ゲット!
札幌のおばあちゃん、ありがとう
(*^-^*)
さて、こちらのお地蔵さんだが・・・
明治7年に開通した函館本線の踏切が、ここにあったらしく
現在は高架線になっているが、この踏切で事故死や変死を
合わせると360人以上の方が亡くなっていることから
安全祈願と供養を祈り地蔵を建立するに至ったようだ
ナムナム (。-人-。) ナムナム
ここまではよく耳にする話だが、ここのお地蔵さんが一味違うのはこの先
地蔵建立にあたり、地元で「北門倶楽部」なる調査チームを結成し
関東を始め各地を調査した結果、当時一番大きな石仏でも「1,7m」ほどしかないことが判明し
「日本一の石仏地蔵をつくろうプロジェクト」が立ち上がり
「当時日本一の石仏」を作ったらしい。(地元広報誌より)
大きさについては、それよりも大きなものもあったと思うが
当時の調査ではコレが日本一であり、ここにある地蔵尊の前では
この地蔵尊が「当時日本一」でいいのだ
もしかすると
日本一を目指して作られた「日本一古いお地蔵さん」
かもしれない・・・
(`・ω・´)ノ"
全長2,6m 重さ3,5d
立派なお地蔵さんではないか!
表面の仕上げを見ると、塗装が塗られているようだ
石仏の上に塗装をする例はあまり見ないが
厳しい北海道の冬に耐えるために厚着をしているのだろう
一部塗装が剥げている部分もあるが、数珠の色など非常に鮮やか
石仏と聞いていたが、最初見たときには「コンクリ仏」かと思ったが
よく見れば、所々に石材加工のノミの跡が見受けられる
他のお地蔵さん比べ、深い目をした「延命地蔵尊」
日々、鉄道の安全を見つめている
間違いなく・・・
今も見つめている
2014.09.02
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