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百科図鑑 大仏訪問記
【 大仏巡礼 】
「 立木観音 」訪問 東京都 江戸川区
東京都江戸川区
スタバと大仏が無い街と言われているこの地に
立派な立木観音がいらっしゃると言うので訪問してみることにした
立木観音がある場所は江戸川区の住宅街
いきなり銭湯を凝縮したような建物が登場
門には「教育委員会」御用達の解説版
ナニナニ (゚_゚)(。_。)(゚_゚)(。_。) フムフム
建立は昭和初期と仏像界ではニューフェイスだが
戦前の木像が都内に残っているのは非常に珍しい
それ以上に驚いたのは「仏師 浅子周慶」の文字
「浅子周慶」と言えば、千葉では有名な「浅子神輿店」の店主で
室町時代末期に初代「浅子周慶」が浅子神輿を創業して以来
五百年余り代々「浅子周慶」を襲名し、2007年に惜しまれつつ
長い歴史に幕を閉じ、その「旧浅子神輿店店舗兼主屋」は国の
有形登録文化財として登録されている
最近は神輿制作で有名だったが、戦前は仏師をやっていたと
聞いたことがあったが、こんな近くに作像があったんだ
詳しく知りたい人は「浅子周慶」で検索してみてね
さて、立木観音の観音堂だが・・・
洋風の小屋が増築されている?(゜_。)?ナンデ〜
後で聞いた話だが、数年前までお嬢さんが
ここで「パン屋さん」をやっていたらしい
やってくれるぜ! 東京の右側江戸川区!
大仏は、こうでなくっちゃ (・∀・)b
それでは、改めまして観音様にお参り
扉がすこし開いているので、お顔は拝めそうだ
仲を覗きこむと・・・・
なななな・・・なに〜?
大きいぞ!
思っていたより、はるかに大きい!
仏身2,6mと聞いていたが・・・そもそも御神体は6mの大木
予想外に迫力があって、凄く綺麗な観音様だ
何はともあれ・・・(。-人-。) ナムナム
正式な名前は【大慈悲正観世音菩薩】
髪と唇に鮮やかな彩色が目立ち、それ以外は全て白木
後ろの木目に比べて像が白っぽいのは表面に砥粉が塗られているようだ
樹齢500年のケヤキに彫られただけあって何とも重量感がある
光背のごとく豪快な大木がバックに迫るのはすごいね
近くで見ると、1本の立木から彫りだされたのが解る
これは、スゴイや!
指がちょっと丸くて、赤ちゃんの手のようにかわいいのがチャームポイント
ここに立ってる木を、立ってる状態で彫るんだから大変だよね
頭は木の中から浮かび上がるような感じに仕上がられている
肌の仕上げが木地を活かした白木なので目が際立つな〜
と、ここで・・・うれしいサプライズ!
お寺の方と観音様や大仏の話をしていたら・・・
いい物見せてくれると言うので、ついて行くと・・・
なんと!
床板を一部外して地面から直接生えている所を見せてくれた!
すごい! マジで地面から立木観音が生えてる!
初めて見た ヽ(´▽`)/
いつでも誰にでも見せる物では無いようだけど
床板の下は一部土間のように中が覗けるように
当初からサプライズが組み込まれていたようだ
昭和初期に出来た観音様だけど
戦争や震災を経験し
今も尚江戸川区を見守る立派な観音様だ
情報 駐車場 ちょっとだけある(2台分位) 拝観料 無し その他 床下は誰でも見れる物ではありません。 |