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百科図鑑 大仏訪問記

【 大仏巡礼 】


「 山梨の味噌佛列伝 」訪問    山梨県



以前の訪問で山梨県笛吹市を訪問した時に
「オデニッチャン」と呼ばれる
不思議な「五智如来石仏」を訪問した

四つしか無いじゃん・・・とか、言わないように・・・

重要なのは、この像に塗られた
「味噌」

仏像全体に味噌が塗られている

乾き具合から見ても、最近も塗られていることが解る


「病んでいる場所に味噌を塗るとその病が治る」と言う地域信仰だ

【味噌なめの五智如来】と呼ばれる見事な五智如来


さて、そんなびっくり仰天の石仏訪問を紹介した所
山梨在住の方から
「味噌地蔵なら他にも有るよ?」
と、情報を頂き訪問してみることにした。





まずはじめに向かったのは甲府市太田町にある
「一蓮寺」


遊亀公園に隣接する歴史ある大きな寺院

まずは、本堂にご挨拶
ナムナム (。-人-。) ナムナム


さて、味噌舐地蔵は・・・

参道わきの祠にいらっしゃります


中を覗き込むと・・・

茶色い方がいらっしゃいます


こちらが
味噌舐地蔵尊

赤い衣が有るので、それほど味噌は目立たないが・・・


たっぷり塗られている

五穀豊穣の願いから建立された地蔵尊だが、旅人の病気を
直したと言い伝えから
「味噌を塗る」形になったようだ


【病気が治る=味噌を塗る】この方程式には、細かな理由が有るようだ
【味噌を塗る行為=味噌舐めと表現】と言うのも、不思議だが・・・・


もっと深く知りたい人は、各自で調べてみてね



顔は、ほとんど表情が解らない状態

堂内には、見事なまでに
「味噌の匂い」が漂っている

ナムナム (。-人-。) ナムナム

回りにはいくつかの地蔵尊が建立されていた

左の
ビクターの犬も気になるが・・・

よく見れば、ここに並ぶお地蔵さん

味噌では無く
ペンキが塗られた「塗装地蔵だった



次の訪問地は北杜市にある
「正覚寺」


道端にしっかりと
「味噌なめ地蔵」の案内板が立っていた

参道左側のお堂がその地蔵さん


小さなお堂だが、大切にされているようだ

非常に綺麗に清掃されている


中を覗き込むと・・・

見事な
味噌なめ地蔵さん


顔部分にもっちりと味噌が塗られている

乾いていない味噌からも、信仰の強さがうかがえる

ナムナム (。-人-。) ナムナム

幾重にも塗られた味噌

やはり、この地蔵も
「自身の体の悪い所に塗る」スタイル

味噌の衣をまとった地蔵尊

背中まで、バッチリと味噌が塗られていた



甲州や信州では、味噌が昔からの地場産業でもある

そんな産業文化からも、多くの
「味噌なめ地蔵」
山梨県には、存在するのかもしれない

情報
駐車場  寄せられる位の場所は有る
拝観料  無し
その他  

2013.09.11
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