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雨の日も、風の日も、
大仏はそこで待っている。

「 小浜の首地蔵 」訪問    兵庫県  宝塚市



首 地 蔵




「なんじゃそりゃ?」
と言う人も多いと思うが、業界で言う「仏頭(ブットウ)」のことで
首から上だけの仏像を言う、そのうちの「お地蔵さんの頭」のことを首地蔵と呼ぶ



最初から首だけの像もあれば、元は全身像だったが何かの
理由により
首から下が無くなってしまった場合もある





そんな、首地蔵の中でもトップクラスの存在感っを持つ
首地蔵さんが宝塚市にあると言うので訪問してみた


宝塚市の小浜の住宅街を歩いていると

街角に何となく匂う案内があった


ハンドメイド感がバリバリ!

おのずと期待が膨らむ!


建立地は斜面にあるようだ

狭い道だが
「西宮海道」「馬街道」とも呼ばれる由緒ある道

そんな坂道を下っていると、それっぽい場所が出てきた

寺院と言うより
ポケットパーク的な空間

手前の看板を見ると・・・

何とも
不気味じゃなかった・・・インパクトのあるお顔(・ω・ノ)ノ


「伊子志の渡し」ともあるが、これは近くを流れる
「武庫川」に大正時代まであった渡し船らしい


閑静な住宅地であるこの辺りも、当時はにぎわっていたんだろうなぁ〜


さて、石段の上に首地蔵さんがいらっしゃるようなので・・・

参拝しましょうかね (*^-^*)


と、よく見ると・・・

すでに、お顔が見えとります!


下から見上げただけでも、かなりの大きさ!



これは、期待大
 (・∀・)b



石段の上に来ると・・・

遠近感が狂って理解できない感じだが・・・



目の前に来ると・・・



(◎o◎) ポカ〜〜〜ン

お地蔵さんだ



赤い涎掛けが、ポルトガルの宣教師見たいだけど・・・

(ザビエル?)



まちがいなく、首地蔵さんだ



でも、もっと





驚いたのは・・・





ただでさえ、大迫力の首地蔵が






宝塚・・・恐るべし
Σ(゚口゚; アワアワアワアワ


何はともあれ
ナムナム (。-人-。) ナムナム



それにしても・・・

なんだ、これは ?(゜_。)?


何故2つもあるんだ?


また、大きさが・・・

とにかく、デカイ


正面に鎮座(この場合「鎮座」でいいのか?)する黒い首地蔵

高さ1m30cm、耳だけでも60cmを越える
「ビッグサイズ」



右手の白い首地蔵は、破損個所が目につく

こちらもサイズもほぼ同じだ


現地にあった解説板を読むと・・・(゚_゚)(。_。)(゚_゚)(。_。)フムフム

大昔に浜に打ち上げられたとか・・・

殿様がお告げの御礼に刻んだとか・・・

建立理由は謎のようだが、お堂を作ろうとしたら担当大工に不幸が続き
「首地蔵さんは家に入るのが嫌いなんだろう」と、露座になっているらしい



もうひとつ解説板が有った  (゚_゚)(。_。)(゚_゚)(。_。) ドレドレ

500年前の書籍に首地蔵の記載が有るようだが・・・


左側にある
「昔の首地蔵」「昭和の首地蔵」の記載は良いが・・・



何故2つあるのかが、現地では解らなかった



その後の調査で、昭和50年に首地蔵を拝む「拝堂(手前の屋根の部分)」が火災で
消失してしまし、その時に首地蔵の顔の一部が損傷してしまったらしく、近隣の方々で
新たな首地蔵を建立したと言うことだった


一見すると、不気味な感じさえ漂わせる首地蔵だが・・・


ツイン首地蔵は、地域から愛されている証拠

それにしても、大迫力

情報
駐車場  無し(良く探せば近隣にコインパーキング有り)
拝観料  無し
その他  

2012.01.28
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