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雨の日も、風の日も、
大仏はそこで待っている。

「 丈六阿弥陀堂 」訪問    福島県  東白川郡


どんでん返し
こんなこともあるさ編



のどかな風景の中を走っていると・・・こんな案内がいきなり現れた

『 丈六阿弥陀堂 』

スゴイ案内板が (・ω・ノ)ノ ヒョエ〜〜〜


「丈六阿弥陀」と言えば大仏の基本


丈六とは

「一丈六尺」(4m82cm)大仏の寸法だ!



まったくノーチェックの場所にこういう案内があるとテンション上がりまくり!

これは、巡礼しなければ〜 ヽ(`0´)ノ

と、叫ぶや否や・・・気がつけば矢印の指す小道へ車は向かっていた



山深い場所だが、車は十分通れる



しばらく進むと、道は
二手に分かれた

左手は工事現場だし、どう見ても右側の坂が怪しい

山行が風の展開だが、右の道は間違いなく抹香臭い!


車で登ろうと思ったが、危険すぎるので・・・

歩いて登ることに・・・けっこうな急勾配 ( ̄o ̄;)ボソッ


途中からは階段

必死に登ること、5分




そこに現れたのは・・・



あれ ?(゜_。)?

阿弥陀堂は?






何処を見ても、阿弥陀堂どころか、仏像一つ無い墓場だった


道を間違えたらしく、お墓に
「お騒がせしました〜」と、声をかけ下山


一本道だったのに変だな〜と、来た道を戻ると
案内板がある県道から
すぐの所に脇道があった

それも、先の方になんか見えてる・・・


あるんだよな〜 こういうの (-.-)

大きな案内板が幹線道路に立ってるんだけど、その先に行ってみると
な〜んも案内が無くって、結局は知ってる人しか行くことができない場所




そして、ついに

かなり寄り道したけど、やっと着いた 結果オ〜ライ♪


だが、しかし・・・

お堂が小さい

お堂その物が丈六サイズより、小さいんですけど?


何はともあれ、中を覗くと・・・

いらっしゃいました、阿弥陀如来様


ただし、大きさは
「4尺」位しかない

思いっきり、普通の仏像だった


真新しいお堂には
「丈六阿弥陀仏和讃」も掛けてある

これを見る限り、ここが丈六阿弥陀堂に間違い無い


「和讃(ワサン)」とは、簡単に言えば「仏教の教えを解りやすく七五調で歌った物」



何が何だか解らんが、唯一の手掛かりともいえる「和讃」を読んでいくと・・・

「丈六まちの阿弥陀様・・・」

「まち」って・・・この「町」のこと?




それなりに色々調べたのだが、結局肝心なことは、な〜んにも解らなかった

どうも、廃仏毀釈前にこの地に丈六仏があって、
この辺りの呼び名が「丈六」
だったようだ。


時は流れて・・・

2002年8月にこの「丈六の地」に、お堂と阿弥陀如来像を再建し
「丈六にある阿弥陀堂」通常『丈六阿弥陀堂』になったと、勝手な考察をしてみた


大きさは小さいけど・・・

とっても立派なお堂と可愛らしい阿弥陀如来さんが迎えてくれる
素敵なで、解りにくい場所にある阿弥陀堂だった


大仏ハンターも、たまにゃ、こういうこともある

そんな例でした
m(_ _)m

情報
駐車場  無し(うまく考えるとおけそう)
拝観料  無し
その他  見つけずらいし、小さい・・・

2011.09.13
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