トップページに戻る           大仏訪問記へ戻る

雨の日も、風の日も、
大仏はそこで待っている。

「 江川坦庵像 」訪問    静岡県  伊豆の国市


江川坦庵
(たんなん・たんあん)


幕末の日本で、伊豆韮山の代官である彼は、近代的沿岸防衛の基本を築いた人物で
韮山に
『反射炉』と呼ばれる金属溶解炉を作り、日本に西洋砲術を伝えた人物である


彼の功績を詳しく知りたい人は
『ウィキペディア』を読んでくれ

ウィキペディア 江川英龍(坦庵)



要するに、江川坦庵と言う人物は
「伊豆のスーパーマン」だった人物


さて、そんな伊豆に大きな功績をたたえた「スーパーマン」の
巨像が韮山にあると聞いて、訪問してみることにした



韮山の観光拠点 
反射炉

土産物屋の飛行機が、主役より目立っているが・・・


その反射炉を迂回しながら裏山を進むと・・・

建設会社の資材置場が見えてくるのだが


その脇に・・・

発見 (・∀・)b


何となく・・・
期待が持てそうな雰囲気の石像

私の大好物な臭いがする ( ̄o ̄;)ボソッ


像周辺は公園として整備されている

アプローチとしては、後方からの接近


背中にはしっかりと
「江川坦庵先生」と記載

「安政元年 文化一人者」とは・・・

これまた立派な肩書き


そして、正面に回ると・・・

1枚岩から創り出された大きな石像「江川坦庵」


となりにいる人とくれべてもらうと、大きさがよくわかる

予想外に、大きい!


ただ・・・


さっきから、気になってる人も多いと思いますが・・・



お顔が・・・


ウルトラマン


坦庵は、
スーパーマンの上を行くウルトラマンだった


そして、もうひとつ・・・

ものすごく気になることが・・・


この石像・・・


薄くね?

薄いよね ( ̄o ̄;)ボソッ


確かに1枚岩から削りだせば、
記念碑見たいに薄くもなるとは思うが・・・


もっとも、
像は薄くても本人は太い人生を歩んだ人

なので、問題は無い ( ̄^ ̄)キッパリ


フォローになってるかな? (^_^;)



江川像がある公園に目を向けてみよう

なんだか、色々な物があるが・・・

元々ここは、
山だったようだ

良質な土砂が出るようで、採掘の結果現在の地形になった見たい


この場所から富士山が見えると有るが・・・

お〜〜!確かに見える

空気がモヤってるので、微妙だが冬場は綺麗に見えるだろう


ここには
「利休」に関する記載もあった

利休が考案した
「切り花刺」を江川坦庵が復刻したのか・・・

この竹がその竹なのかな?

変な節がある竹だな?

コレは違うのか?
茶道流儀に関することは、さっぱりわからん(´・ω・`)


とにもかくにも・・・


公園となった山から町を見下ろす
「江川坦庵像」

昔とは変わったところもあると思うが、今日も町を見下ろしている


良く見れば・・・

反射炉を見つめているのかな?


大仏訪問は、コレで終わりなのだが・・・


近くに
江川坦庵の家が保存されていると言うので、行ってみることにした

ちょっと北の方だ

こちらが、その江川邸

邸というより
「お屋敷」

かなり立派な建物

それもそのはず
『国の重要文化財』に指定されているのだ


建物内には当時の物が再現されている

土間っていいよね〜

こちらは、反射炉で作った大砲(レプリカ)

この砲身を作るために、あの反射炉ができた

こっちの窯はなんか変わってるな?

日本の土の竈(かまど)と違って
「石窯」


説明を呼んでビックリ!

なんと、
日本初の「パン焼き窯」


反射炉見たいな大きな窯からパン焼き窯まで・・・




江川坦庵・・・恐るべし( ̄o ̄;)ボソッ


そして、私が
最も注目したのは、↑上っす!

見よ!この小屋組み


ク〜〜〜〜〜 (>w< )

今なら
トラスを組むが、在来工法の真髄がここにはある


メッチャクチャ・・・カッコイイ〜 (・∀・)b


さて、建物内には当時の資料が展示されている

正直、さっぱりわからないものばかりだが・・・すごいものなんだろう


お!この
竹細工の花瓶は・・・

さっきの公園で書かれていた
「利休の花刺し」


もちろん、反射炉の資料もある

ここで作った大砲がお台場でも使われたのか

貴重な昔の写真もあった

明治の後期にかなり傷んでいたものを修復したらしい

修復以前の物は、ちょっと
「廃チック」

現在は修復後の形を維持している


また、当時の銃も展示されている

これも、貴重な軍事資料だ


坦庵は
自画像も書いていたようだ

この人は、
伊豆の『レオナルド・ダ・ビンチ』だ ( ̄o ̄;)


さっきの像と比べてみると・・・

デフォルメは別として・・・
確かに似てるような・・・

ここは学校にもなっていた

寺子屋のような使われ方だったのかな?


襖を見ると、
伊豆の国市の観光ポスターが張られていた

重要文化財にポスター張るな〜 ヽ(`0´)ノ


と、言いたい所だが・・・


良く見ると、このポスター

見覚えがある 景色だ




ポスターから視線を


右にずらすと・・・


モロ、ここじゃん
(・ω・ノ)ノ ビックリ



伊豆の国の観光ポスターは、この場所で撮影されたのか


涼しげな「かやぶき屋根」から差し込む日差し

坦庵は、平成の世になっても「伊豆に大いに貢献」しているようだ



伊豆のダビンチ、江川坦

最近は造成事業の方にも関心がある様子で・・・(^_^;)


情報
駐車場  有り(無料)
拝観料  江川邸は400円(2011年現在)
その他  
重要文化財 江川邸 http://www.egawatei.com/


トップページに戻る        大仏訪問記へ戻る

inserted by FC2 system