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雨の日も、風の日も、
大仏はそこで待っている。

「 桃太郎神社 」訪問    愛知県  犬山市


『桃太郎神社』という神社をご存じだろうか?




私のHPをご覧いただいている方なら、御存知の方も多いと思うが・・・



知らない方が・・・普通です (^_^;)










「桃太郎伝説」
と言えば「岡山県」が有名だが、今回紹介するのは


『 愛知県 』



そう!
大仏多発条例が制定されている

あの『愛知県』だ
(条例はウソ)



そして、今回の訪問は『大仏』ではなく
『コンクリ像』



『愛知とコンクリ像』と聞けば、もうお解りの方も多いと思うが・・・



『浅野祥雲』作品群なのだ!



そんな訳で、愛知県犬山市

木曽川のほとりに有る 
『桃太郎神社』



しかし、行き先不安な道だな・・・

なんちゅう〜場所を通すんだ?

の所の看板なんて・・・

そりゃ、ヤバ過ぎでっせ・・・


そんな、とんでもない道を通ってやってきました


『 桃太郎神社 』


神社に到着すると・・・

すでに、桃太郎の風が吹きまくり


鳥居にはしっかりと
『桃太郎神社』と書かれている

まちがいなく、ここが桃太郎神社のようだ


その、鳥居の真下

イヤ・・・見なかったことにしよう (-""-;)
(特に、後方・・・)




まずあらわれたのは
『 猿 』

すでに
「キビダンゴ」を手にしているが


いきなりコレですか ?


参道脇にも、桃太郎に協力した
「多国籍軍」集結

皆、鎧に身を固めている


『 犬 』

化学兵器に敏感な「臭覚」を持つ助っ人


『 猿 』

一番働いてくれそうな戦闘員


『 雉(キジ) 』

戦闘能力には疑問があるが、空からの援護には定評がありそうだ
(ところで、キジさん・・・
は?)



な〜〜〜んて、まじめな話をしている場合じゃなくって・・



なんですか?

この神社

?(゜_。)?





桃太郎神社の話は以前から聞いていたが

序盤からパンチの効いた攻撃を食らうとは思わなかった


とりあえず・・・先に進もう (-""-;)


鳥居をくぐると、現れたのは
桃を持った「おばあさん」

岩の上で、
コンクリ桃を笑いながら抱える「怪力ばあさん」


解説板を読むと・・・

「洗濯岩」
岩に
おばあさんの足あとが遺っている・・・って、どんだけ重いんじゃ?


そんだけ重ければ、鬼に勝てるやろう? ( ̄o ̄;)ボソッ




その先には、
「のぼり」を持つ「犬」と「猿」

衣装からみて、彼らは
「戦闘員」には選ばれなかった
予選落ち連中っぽい



補欠がベンチで応援している感じかな?



そう言えば
『犬猿の仲』という言葉があるが
桃太郎では協力してるような?

もしかして、知らない所で、もめてたりして・・・



また、コンクリではなく
「石像」っぽいのも有る

見た目にコンクリ素地かと思ったが、石の猿のようだ


こっちは
「コマイヌ」かと思えば・・・

土下座をしている鬼のようだ・・・

コレは「コンクリ素地」なのかな?



そんなこんなで・・・

問題の場所に来たぞ

何が問題って・・・


大問題でしょ ( ̄o ̄;)ボソッ

生誕の瞬間


鳥居の下で「フル珍万歳」


桃太郎以外、絶対にできない荒技だ



そして、気になるのが、桃太郎の後ろの石段

真ん中に有るスロープは・・・


まさか、滑り台?

絶対に危険だろう?




いちもつの不安どころか・・・

不安だらけの階段を登っていくと



あ!じいさんこんな場所におった ( ̄o ̄;)ボソッ

そうか・・・山に芝を刈にいった帰りか


コレはコレは、お疲れ様です

ここでは唯一、安心できる感が出ている像だ

お年寄りなので、足元にご注意ください

そんな一言を掛けたくなる雰囲気だが・・・


よく見たら 脇に
泥棒じゃなかった、鬼がおる

じいさん・・・家を空けてるうちに
空き巣にやられてまっせ( ̄o ̄;)ボソッ


て言うか・・この鬼、留守中に入ったんかい?

それに、何盗んだんだろう?




まあ〜鬼のことは、さて置き・・・石段の上まで来たが・・・

コレやっぱり・・・滑り台だったのかな?


この勾配、この仕上げ・・・ケツが擦り切れるわい!



さて、階段を登りきると正面には
桃太郎一座が集合

石垣に腰を下ろし、鬼が見張りをしている


鬼がすでに桃太郎側に寝返ってるぞ?


それよりも、もっと
重要なことが書かれている看板発見

この
ふざけた桃太郎生誕の地

『 国定公園 』だと?



イヤ・・・よく見ると・・・


『飛騨木曽川 国定公園』 内 桃太郎誕生の地

と、なっている

要するに、この神社が、
国定公園の中って、ことね。




一瞬、この場所を桃太郎の生誕地として
国定公園に指定しちゃったかと思ったよ




さすがに、それは
事業仕分確定だぞ



さて、先程から出て来ているこの像であるが・・

この像こそ名古屋が生んだ昭和のコンクリ造形師
『浅野祥雲』の作品

浅野祥雲は、昭和初期に建築素材として脚光を浴びていた
「セメント」
を使って、オリジナリティー溢れる作品をたくさん残している。


ここ桃太郎神社の像もそれだ


当時、セメント素材の「コンクリート」や「モルタル」は、無敵の建材であった

現在では、アルカリ性が強いセメントは、酸性雨などの「酸」によって
劣化することが知られているが、当時はそんなこと考えもしなかった時代



コンクリの耐久性は永遠と言う神話を元に、このような像が次々に造られたのだろう

ただし、表面の塗料は新たに塗り替えられているようだ



ここで、簡単に【 コンクリートの話 】


先程から「コンクリ」と言っている像は実は
「コンクリートでは無い」、本来コンクリートとは
「セメントの粉」「水」「砂」「砂利」4種類を混ぜ合わせたもので、強度重視の建材

桃太郎神社のような造形を作る場合
「モルタル」と呼ばれる「セメントの粉」「水」「砂」
3種類を混ぜた物を使用している。強度は弱いが「施工性」に優れた材料で左官工事に持ちいる



さて、そんな
モルタルを使った像だが、聞こえがいいのと細かな材名などは無視して
一般的に覚えやすい
『コンクリ像』と呼んでいるようだし、その方が聞こえがいいから

そのまま
「コンクリ像」で、言っちゃいましょう  (*^-^*)



この場所には、
左側に本殿があるが、そこには『桃型鳥居』がある

たぶん、この鳥居などは
『コンクリ』を型枠にながして、表面をモルタルで仕上げたものだと思う



そうそう、桃太郎だった ~(=^‥^A アセアセ・・・
(つい、本職の話題になってしまうと、説明的になっちゃう癖があるな)


それでは、神社レポートに戻ろう



さて、
『ピーチ・ゲート』の先には本殿

それにしても、こりゃすごい

ここには、戦闘員の動物たちも配置されているのだが・・・

なんか、作風変わってない?

猿とキジも・・・


キャラブレブレやん・・・

ここにも予選落ちのメンバーが応援してるのか?

浅野祥雲の作品には、贋作も多数あると言うことなので、この辺りは怪しいな・・・


ピーチゲートの正式名称は
『桃形鳥居』(そのまま)

コレをくぐれば・・・
『悪は去る(猿)、病は居ぬ(犬)、災は来じ(キジ)』

神社仏閣は、
『語呂合わせダジャレが好き』



本堂には、桃がいっぱいだが・・・

特に変わった部分は無かった
(内部に桃太郎のギミックがあるらしいが、見えなかった?)



とりあえずお参り (。-人-。)カシカシコミコミ



ここには桃太郎神社の由来があった

フムフム (゚_゚)(。_。)(゚_゚)(。_。) ナニナニ

桃太郎はかなり昔から・・・桃だったんだ


隣には
『その後の桃太郎』も有った

桃太郎が入山した桃山から遷座され・・・


あれ?

上の解説だと
『桃太郎の御神徳を村人が称えたのが桃太郎神社』になってるけど
舌の解説だと
『桃山から昭和5年に遷座された神社』になってる

この時点で、かなりブレブレ感が漂うが・・・


この辺りは、昔からある神社仏閣特有の社交辞令でしょう ( ̄o ̄;)ボソッ



本殿から振り向けば・・・

なんともにぎやかな神社だこと・・・

ただ・・・
人間が1人も写って無いのに

この
混雑はスゴイ



見ると、本堂横にこんな記載が?

『涙をながす鬼』


そこには、苔むした谷に
赤鬼が・・・

なんか、看板も有るぞ?


ナニナニ (゚_゚)(。_。)(゚_゚)(。_。) ?

鬼が一生懸命訴えてます

一瞬、なんのことだかわからなかったが・・・

なんと! マジで鬼の目から涙が垂れてる
↓ 動画で見れば一目瞭然 ↓

号泣だよ ( ̄o ̄;)ボソッ


なんだか、鬼があんまり悪い奴に思えなくなってきた


その先に有るのが、宝物館

丸見えだけどね


とりあえず、有料らしい

この日は、宝物館はやって無かった・・・

公園部分は無料で入れたので、とりあえず行ってみよう


まず、あらわれたのが・・・

動物に虐待されている青鬼・・・情けないぞ(-""-;)


でも・・・動物たちも、
レンジャー部隊のような形相

すでに・・・

昔話のレベルでは無い

凶暴すぎる 『 犬 』



見据える 『 猿 』



鳳凰のような 『 キジ 』

キジにいたっては・・・

下半身は、すでに鳥では無くなってる

コレは・・・オッサンだろ?

「あぐら」かいて座ってるぞ・・・



キビダンゴの威力


恐るべし!





そりゃ、鬼もこんな表情になるわな

それにしても、鬼!

もうちょっと、自覚をもたんかい ヽ(`0´)ノ


そして、こちらは
キビダンゴ制作中の爺さん婆さん

あの〜「キビダンゴ」に、なんか入れたでしょ?


なんだか、不安がよぎる展開だが・・・



先を見ると・・・

もっと 不安


オイ! おぬし・・・誰じゃ?


その、いっちゃった顔


この、あり得ない姿勢


コレは、なんという「プレイ?」だぁ


どう見ても


コレはどうしたものか?



その奥には、扇子を振りかざす桃太郎

威勢よく振りかざしているが


家来に
仕事させてる最中だった

戦闘員になったり、荷物運んだり・・・大変だね


しかも、像の方は、一段と気合が入ってる



猿は・・・かなり
目が血走ってます

左手なんか、
空を押してる・・・ハンドパワー状態


犬にいたっては

4つ足で引っ張ったほうが絶対力入るよね?


てか・・・キジ、気合入り過ぎ

「ガッチャマン」みたいな顔になってる



でも、顔より・・・

体が・・・

恐 竜 だぁ〜 ヽ(`0´)ノ


鳥類が一番キビダンゴ成分の
副作用が出るみたい



その奥には(順番めちゃくちゃ?)

鬼と戦う桃太郎

桃太郎は
ホースを使うのか?

鬼に触れずに、倒しているぞ


鬼の方も・・・

なんか、頼りない・・・

それに、足元にいる『犬』は・・・

『普通の犬』


もしかして、
キビダンゴ魔力が消えると、こんな風になっちゃうのか?


とりあえず・・・スゴイことは確かだ


像自体も
等身大より、ふた周りほど大きい

それなりに貫録ある像ばかり


ただし・・・周辺が

とっても、シュール

これ、大きなブランコのゴンドラじゃない?


こっちの「顔出し桃太郎」は・・・

「花沢さん」っぽい
(磯野く〜んとか、言いそう)


その隣の、パネルは良いんだけど・・・

廻りの乗り物が・・・なんとチープな雰囲気


ベンチが
「桃色」に塗られていると思えば・・・

出会い系?『結婚塾』

「二人で座るともっと幸せ」


はじめっから、一人で座ることが前提になってるベンチってスゴイかも


とりあえず・・・

なんか、すご〜〜く

右脳が、疲れる神社だ
 ( ̄o ̄;)ボソッ



帰りがけに、石段の上に来ると・・・

なんか、
木に引っかかってる物が目に付いた・・


目を凝らすと・・・


サ・・・サドル(自転車のイス)

なんで、こんなもんが木になってるの?

流星のサドルか?(懐かしい)



何から何まで、不思議な神社だ



石段を降りると・・・

あ!彼がいたんだ


なんか書いてあるぞ

桃太郎にのぼらないで

鬼は乗って良かったのがいたような・・・?



ビックリどっきりの桃太郎神社の参拝

コレにて終了なのだが・・・







この像で
桃太郎の物語を作ると

ストーリーが変わっちゃうような?



そんな訳で、
桃太郎神社のコンクリ像紙芝居を作ってみました
【 動画 】


字が多い割に、早いテンポよくめくるので、見落としたら
もう一回見てね (・∀・)b


【桃太郎神社のコンクリ像で、桃太郎紙芝居(デジタル番)】

とりあえず、めでたし・・・めでたし・・・


情報
駐車場  有り
拝観料  無料(宝物館は200円だが、やってるかどうか?)
その他   


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