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雨の日も、風の日も、
大仏はそこで待っている。

「 専修寺 釈迦如来涅槃像 」訪問    栃木県  真岡市


東南アジアのガイドブックなどには度々登場する
「寝転んだ大仏・涅槃像』

日本では、あまり見かけない像ではあるが、実は意外と各地にある


そして、今回訪れたのは


【 栃木県に有る 日本一の 涅槃像 】



ちなみに、私は
「日本一の涅槃像」と呼ばれている像を
5体ほど拝んだことがある

要するに・・・

日本一の像は、複数あるのだ


もっとも、その像がそこでは「日本一」だと言うのは
毎度のことながら
「大仏界の社交辞令」と、いうことで・・・


訪れたのは、真岡市にある
専修寺という大きなお寺

北関東の涅槃像は、貴重な存在

さて、境内の案内を見てみよう

多くの文化財を持つ境内だが・・・

右上の案内図を見てみると・・・

あれ? 涅槃像は書いてないな?




日本一の涅槃像があると聞いていたのだが・・・( ̄o ̄;)

とりあえず、境内を進んでみると・・・




ヤヤヤ! (◎o◎)

訪れたその時は、こんなイベントをやっていたのだが・・・

「日本一めぐり・スタンプラリー」と言うのだから


日本一の涅槃像があるのは間違いなさそうだ!

さっそく境内を見渡してみると、立派な本堂があった


手前まで行くと

お〜〜!何ともありがたきお招き


では、お言葉に甘えて・・・

本堂に上がるもそこには涅槃像はいらっしゃらなかった


何はともあれ、御本尊に御挨拶

(。-人-。) ナムナム


さて、次に目を引く建物は・・・

こちらの立派なお堂だ!

解説文を読むと・・・

如来堂とあるのだが・・・

秘仏
17年に1度の御開帳か・・・


お堂を覗いてみると・・・

歴史あるたたずまい


気になるのが、柱に貼られた
「紙」

「天」と呼ばれる仏様の名前が書かれている


反対側にも・・・

中央には「聖徳太子」と書かれている


柱の上を見上げると・・・

お〜〜〜( ̄o ̄)

欄間(ランマ)に、見事な彫刻があるぞ!


この馬に乗った方が聖徳太子なのか!


幅が広いので、解りやすく合成写真にしてみると

四天王の他に「梵天」「帝釈天」それに「聖徳太子」という「七福神」ならぬ



『 七天王 』と言った感じだ


もちろん、涅槃像は無かった・・・



さて、涅槃像なのだが・・・


こちらの、新しいお堂に有るようだ

なんでも、こちらの涅槃堂は
2000年に建立されたものらしい

それで、あの案内図には記載が無かった見たいだ


説明を見ると・・・

お〜〜!いらっしゃいました!

栃木県の
有形文化財になっているようだ


さっそく、お邪魔すると・・・

コレは、お見事
豪華絢爛な
「木造涅槃像」だ!


そして、しっかりと刻まれた・・・

日本一 の文字


ホームページの解説によると
『木造金箔塗りの3mにおよぶ大涅槃像は日本一ともいわれる大作』
ということだ。


確かに涅槃像というと、高さより横幅が広くなりその分安定性も良いので
重量がある「鋳物」が多く、素材は
「金属製」の物が大半だった。


ここでは、あえて
「木造金箔塗り」と断っているが、条件付きとは言え「日本一」なのだ


それ以上に・・・

元禄15年(1702年)に作られた木像がしっかり残っていることが素晴らしい


東京では、多くの像が火事や空襲で焼けてしまった

こちらの像は、すでに300年以上たっているのに、色合いも残っている


それにしても涅槃像って、意外といっぱいあるなぁ〜

何となく「サンデーパパ・スタイル」に近い感じが・・・


親近感あるよね(*^-^*)



ちょっと枕が小さい気もするが・・・

豪華なお布団に横になっている涅槃像さんだった


そう言えば・・・


お寺の前に有った売店の
黄色い看板

この
テレカ看板も最近見ないな〜( ̄o ̄;)ボソッ

栃木って、面白いかも (*^-^*)

情報
駐車場  有り
拝観料  無し
その他  オフィシャルHP 
http://www.honji-senjuji.jp/index.php


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