トップページに戻る           大仏訪問記へ戻る

百科図鑑 大仏訪問記

【 大仏巡礼 】



「 オデニッチャン 」訪問    山梨県 笛吹市(旧・春日居町)


『 春 』
真っ盛りの甲府盆地で大仏を巡礼していた


ちょうど桃の花が満開で、盆地はまさに
桃源郷


もっとも、そんな悠長なことを言っているのは観光客ぐらいな物で

農家の方々は、受粉作業に忙しそうだった


梨の受粉作業は見たことがあったが桃の受粉は初めてだった


見慣れないよそ者が興味津々で見ているのが返ってめずらしかったのか?

農家の方が一休みで、私の方へやってきた



挨拶がてら雑談で
「全国の大仏を回っている」と話しながら
近くにある「不動明王」を見た帰りと、答えると・・・


「だったら、オデニッチャンも見ていきなよ」と、教えてくれた



「 ? オデニッチャン ? 」




「オデニッチャン」とは、いったい何?




聞くと、それは
「味噌を塗る石仏」だと言うのだが

何はともあれ、近くにあるので行ってみれば解るらしい




そんな訳で、作業を邪魔しても悪いので、お礼を言って別れ


桃源郷の中を進むと・・・


看板が現れたが・・・


そこに書かれていた文字は・・・!

【 五智如来石像 】

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!




なんと!
「オデニッチャン」とは「五智如来」だったのか!

解説板には通称
「味噌なめの五智如来」とも書かれているが

しっかり
「オデニッチャン」とも書かれている


気になるお堂は・・・

可愛らしいお堂


すでに、像は見えているが・・・大仏サイズじゃないことは確かのようだ


まずは、お参り (。-人-。)ナムナム〜


それでは、改めてお邪魔すると・・・

お〜!味噌まみれの石仏!

それ以上に・・・

味噌の匂いが (T∇T)





これが
「味噌なめの五智如来」

確かに、石仏に味噌が塗りたくられている

荒削りだが加工されている石仏のようだ

長年味噌を塗られたことも有り、けっこう摩耗してるが・・・

何しろこのお堂

ものすごく『 味噌臭い 』


そりゃ〜仕方ないんですけどね (^_^;)

塗られている味噌はそれなりに新しく、参拝者が絶えないようだ


味噌は
「病んでいる所に塗ると治癒する」と、言い伝えに有るようだ

前掛けに書かれている
「老人」という文字が・・・妙にリアルだぁ( ̄o ̄;)ボソッ


ところで・・・味噌もそうなのだが・・・


ここには
もうひとつ、とっても気になることがある

4体しか居ませんけど  (T∇T)1人タラン

五智如来は
5体あるから五智如来なんだけど・・・

もしかして・・・?

右側にいらっしゃる・・・


こちらも如来さん?

ただし、
ここには2体有るんですけど( ̄o ̄;)


場合によっては
「四智如来」または「六智如来」になりかねないが・・・


ここでは、数ではなく・・・

『 オデニッチャン 』なのだ(*^-^*)


今の所、私自身は健康なので、効能は必要としている方々に譲って

「皆さんの病気が早く良くなりますように」願って

味噌だらけのお堂を後にした



その後、2時間ぐらい味噌の匂いが全身から抜けなかった

~(=^‥^A アセアセ・・・

情報
駐車場  有り(駐車スペースが3台分ぐらいある)
拝観料  無料
その他

トップページに戻る           大仏訪問記へ戻る

inserted by FC2 system