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雨の日も、風の日も、
大仏はそこで待っている。

会津大仏巡礼の旅

その11 
「 神秘の建物 栄螺(さざえ)堂 」訪問     福島県 会津若松市


会津巡礼は、会津若松市内へと帰ってきた


会津の超A級建築物

【栄螺(サザエ)堂】


へ、行って見よう

(また、大仏じゃないヤン(^_^;))


そもそも、さざえ堂とは何か、簡単に説明しよう

1796年福島県会津若松市の飯盛山に建てられた奇妙なお堂で、高さ16,5m
内部に
2重の螺旋(らせん)通路がある木造建築で、サザエの貝のような感じから
栄螺(さざえ)堂と、呼ばれているようだ(本物のさざえはシングル螺旋)


このような説明を聞いて、ピン!と来る方もいれば、やはりよくわからない
方も多いと思うので、
下記の図を見てもらいましょう


こんな感じ・・・余計に解らないか? (-""-;)ムムム

いわゆる、2重になった螺旋の通路で最上部を橋で渡って降りてくる
上りと下りの動線が重ならない一方通行の便利な建物。

ちなみに、一番近い形の物は・・・実は、生命の根本である

DNAの配列が、この2重螺旋なのだ↓

見よ!

DNAは見事な「さざえ堂構造」なのだ〜 ヽ(`0´)ノ


と・・・話が、やたら大きく反れてしまったが・・・


話を戻して・・・


さざえ堂は、会津若松では古くからの観光地

白虎隊墓地近くに建立されている

最近では、参拝者の高齢化も考慮して・・・

有料のエスカレーターも設置されている

もっとも、我々は【若い】ので、歩いて登ろう

途中には、白虎隊の像が数体建立されている

さて、さざえ堂は・・・

お〜〜! 『 世界唯一 さざえ堂 』


なんとも、豪快な・・・
言ったもん勝ち風な表示



とりあえず、まっすぐに進まず脇の方から行ってみよう

さざえ堂がある場所の下には、神社があった

その近くには・・・

なんか・・・
へんな看板


摩訶不思議って・・・


そもそも・・・誰じゃ?



とりあえず・・・不思議なのは、お墨付きのようだが・・・


このあたりから・・・
妙な物が現れだす

なんか・・・ものすごい・・・重そうな・・・これは、弁天さんかな?

その先には・・・

な・・なんだ?   川? (´・ω・`)

戸ノ口堰洞穴(トノグチセキドウケツ)

使役人夫5万5千人・・・で3年間

国家プロジェクト並みの、
土木工事だったみたいですね

白虎隊もこの穴を偵察に使ったらしい


さて、この周辺には一応観光順路があるようだが、そのあたりはスルーして・・・

先に、進むとしよう

周辺には、祠も多い

なんだか、
巨大な「しゃもじ」が飾ってあるな〜と思ったら

厳島神社!

あの広島の宮島にある神社と同じ名前だ・・・だから「しゃもじ」?


「会津バスKK」と言う文字が、なんとも・・・(^_^;)


その先には・・・
なんだこりゃ?

『 天高し ピサの斜塔と さざえ堂 』

桜桃子



ハァ〜〜〜〜 ?(゜_。)?




なんだ、この・・・
トンチンカンな俳句は・・・


桜桃子・・・これで「オウトウシ」と読む。

まちがえても
「さくら ももこ」じゃないよ( ̄o ̄;)ボソッ


桜 桃 子 とは・・・



『 成瀬 桜桃子 』



有名な俳人だが・・・



有名人が詠んだからとって・・・

なんでも、石碑にすりゃいいってもんじゃない気がするけど・・・




あ!もしや・・・・ここは、笑うところか? (^_^;)


なんだか、受け狙いのような、句碑を過ぎて・・・

またもや、白虎隊関係の観音を過ぎて・・・

なぜ?鉄格子?


やっと、見えてきた〜!

さざえ堂だ!

間近で見ると、より不思議感が漂う

入場料(拝観料?)400円を払って、早速中に入ってみよう

入口は正面

かなり、見ごたえがある建物だ

入口頭上は、見事な彫刻

かなり、古い感じの良い雰囲気

『福聚海と書かれた一際青い看板

正式な名前は
「円通三匝堂(えんつうさんそうどう)」と、呼ぶらしい

さて、内部に一歩踏み入れると・・・

なんだこの
千社札は?(゜_。)?


こんな、
キッタナイ重要文化財はじめてみた ( ̄o ̄;)ボソッ


もっと、汚したのは・・・訪問者なのだが・・・




中心には、色々な像が置かれている

見えずらいけど、この方が「さざえ堂」を作った人

さて、階段ともスロープともいえない、なんとも
微妙な螺旋を登っていく

なんか、どこまで登っても・・・

同じような廊下(螺旋登り通路?)

確かに、不思議だ・・・

一応、3層構造らしく・・・

3回転ほど螺旋を上ると、てっぺんに到着

てっぺんの天井にも・・・

無数に「千社札」が貼られている


これには・・・残念 (´・ω・`)


かなり、古い物もあるけど・・・


コレが、日本人の感性ってヤツなのかな?


てっぺんの部分は、部屋と言うより・・・「下り」に渡るスペース

カワイイ太鼓橋を渡って、下りへ向かう

のぼりに比べると、下りの方が綺麗な感じ

とりあえず、下っていくのだが・・・

頭の上は、
先程登った「上り通路」

ゴトゴト・・・と、上がっていく人の足音が聞こえるのだ。

歴史と不思議な様式からも、最近
「国の重要文化財」に指定されたようだが

手すり窓ガラス金網など・・・


最近の素材が、ミスマッチに感じないほど、手が加えられちゃってるのが



ちょっと 残念 (´・ω・`)


さて・・・ここで、出口なのだが・・・

見ていただければ、わかると思うが・・・


実は、このさざえ堂・・・




汚い千手札だけでなく・・・




ものすごい数の・・・






落書き
なのだ〜 ヽ(`0´)ノ


このように、注意書きは張られているが・・・

ほとんどの壁に
落書き

中には、戦前に書かれたと思われるような、古いものもあるが・・・

どう見ても、
最近書かれた落書きも多い

どう思う (´・ω・`)

なんだこりゃ?

国の重要文化財だよ・・・

マジックで・・・

やりたい放題

壁だけじゃなく、修復に携わった方々の
寄付金名簿にも

メッチャクチャに書かれている

アイアイ傘・・・

はらたけ ひろみ  やぎぬま えいこ

どっちが、男なのかワカラン名前だが・・・

別れちまえヽ(`0´)ノ





中には・・・

ろくろっ首見たいな「へたな絵」も、書かれてる

館山三中

犯人は「館山三中」か・・・

コッチは「陸中」

イタリヤだかどこかで、
世界遺産に落書きして話題になった日本人はいたけど・・・


こりゃ日本人は、
世界でも指折りの『 低俗人種 』と、

言わざるを得ないな( ̄o ̄;)ボソッ



この辺は・・・落書きの巣窟

家族の名前まで、綺麗な字で書かれている(大人の仕業)

この辺は、チョークで書かれているが

昭和43年・・・40年以上前のものが、消えずに残ってるのか

郷乃原のバスケとソフトの皆さん

昭和62年・・・バブリ〜全盛期か・・・

大阪の高槻市から・・・

わざわざ
落書きを書きにこられた「辻石 泰之」は、平成17年・・・最近だね

コッチに関しては・・・

もうなんも、言えね〜〜( ̄o ̄;)





とにかく・・・



落書きをしたヤツら・・・















せっかく、雰囲気の良い建物なのに・・・

この内側は
「落書きの巣窟」なのだ

ある意味、早めに
一般公開を中止して・・・

誰の目にも触れないようにした方がいいかもしれないな・・・


これは、
歴史的遺産を観光資源とした「最悪の例」かもしれないね


さざえ堂の見学の後

たぶん、参拝順路を逆に進んでいるようだが・・・

みやげ物屋の裏に・・・

ヤヤヤ! あの屋根は・・・

さざえ堂の屋根だ!


さざえ堂の裏手の階段を登ると・・・

さざえ堂が、見下ろせる場所にでるんだ(*^-^*)

こう見ると、ピサの斜塔より


よっぽど不思議だ


 情報
最寄駅  会津若松駅
駐車場  無し(周辺の有料駐車場を御利用ください)
拝観料  400円
所在地  福島県会津若松市
その他  拝観時間あり(オフィシャルホームページ参照)
 
次は
白虎隊・軍人人形




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