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雨の日も、風の日も、
大仏はそこで待っている。

会津大仏巡礼の旅

その10 
「 東光寺 中地大仏 」訪問     福島県 郡山市


さて・・・会津大仏巡礼なのだが・・・
大仏がぜんぜん出ないじゃん?


そう思われるかもしれないが・・・


今回は、大仏です∠(`・ω・´)


猪苗代湖の南を走る294号線

千葉に住んでいる我々からすると、
スノーシェルターを見ただだけでも



スッゲ〜場所に来た気がする・・・



そんなスッゲ〜場所を、ひたすら走ってついた場所が

東光寺

ここに、大きな
木像阿弥陀如来坐像があると聞いてやってきたが・・・

本堂が・・・
閉まってる・・・(T▽T)



でも・・・大丈夫 (・∀・)b




今回は、
事前に某教育委員会さんから、拝観の許可と鍵を管理されている
近所の方の連絡先をお聞きしていたのだ!


さて、・・・電話・・・電話・・・・~(=^‥^A アセアセ・・・

ピポパ・・・・(この先電話の会話)
緑は地元の人黄色はクロスケ

「プルルル・・・プルルル・・・プルルル・・・ハイ○○です」

「あ!スミマセン・・・中地大仏を拝見をしたく、鍵を開けて欲しいのですが」


「あ!大仏の鍵は持って無いんですよ」

「エ!( ̄ロ ̄;)・・・マジ!  どうして?」



「今は、△△さんの所です、電話番号は・・・」

「はい、ありがとうございます・・・」




この寺の鍵は、
地元の町会で順番に鍵の管理をしてるらしく
私が得た情報が、チョット古かったようだ。



気を取り直して、教わった電話番号へ連絡すると・・・



「ハイ!△△です。え!大仏の鍵?・・・ちょっと待ってください・・・バタバタバタバタ」

なんか・・・嫌な予感だな〜
(-""-;)ムムム


「モシモシ・・・今、大仏の鍵はうちから□□さんの方に変わったんですよ、電話番号は・・・」


さてと、次の□□さんちへ電話するか・・・


ところが・・・


「あ!お寺の鍵は、今年から**さんが持ってます」

またか・・・(T▽T)




こうなりゃ、とことん追っかけてやる!ヽ(`0´)ノ


「もしもし・・・**さんですか?中地の大仏を拝観したいんですが・・・」

「あ!大仏ね・・・わかりました、今からおじいちゃんが鍵もって行くので
30分ぐらいお待ちください」


「良かった〜!ありがとうございます・・・って

30分?

とりあえず、待ってます(-""-;)」



コレぐらいの待ち時間は、仕方ない・・・大仏のためだ (´・ω・`)





せっかくなので、本堂周辺に目を向けると・・・

【 大仏のケヤキ 】


これは、
巨木だな〜( ̄o ̄;)ボソッ

人間と比べてもデカイのがわかるでしょ!



脇にも、大きな木が・・・

それも、
蔵と倉庫の間に・・・

コッチは
【 大エノキ 】

どちらも、驚くほど大きな巨木



そんな感じで、境内をウロウロしていると・・・




シャカシャカシャカシャカ・・・・・


自転車をこぎながら、男性がやってきた




自転車で・・・30分 ( ̄ロ ̄;)


どんな、近所やねん ( ̄o ̄;)ボソッ




息を切らしながら、自転車で登場したおじさんにお礼を言って

早速、本堂ご開帳!



あれ・・・?


カーテンが・・・(T▽T)






すると・・・おじさんが





開けるよ〜!

〜!大仏様 ご開帳! ヽ(`0´)ノ

これは、スゴイ!


【 中地の大仏 】


先ずは、参拝

(。-人-。) ナムナム
お邪魔します・・・千葉からはるばるやってきた、変わり者です・・・・。


けっこう、大きいです!



黒々とすすけた感じだが、
ガッチリ型の木像大仏


かなりゴツイ感じです

ただ・・・ちょっと、バランスが・・・
おかしいぞ・・・
(´・ω・`) オヤ?



正面から見ると・・・

の形が、違うんだよね・・・


目の錯覚かと思いきや・・・

ヤッパリ、違う


画像を
反転して重ねてみると・・・

かなりズレている



なんで (゜_。) ?



そもそも、体の大きさの割りに、
妙に細身

こんな、
アンバランスな像も珍しいな〜 ( ̄o ̄;)ボソッ



そう思って、管理している人に聞いてみると・・・・



実は、昔・・・こちらの
お堂が火事になったらしく、大仏を救出すべくお堂の壁をぶっ壊して
何とか運び出したのだが、
体の一部が焼けてしまい、結果燃えちゃった部分を削ったのだが・・・




右肩を削りすぎちゃったということです。



オイオイオイオイ・・・

オイ〜 ヽ(`0´)ノ





削りすぎちゃった
・・・って



そんな修復あるんか〜! ヽ(`0´)ノ




そりゃまた、大仏さんも
「えらい目」に、逢いましたな〜(´・ω・`)





そんな話をしていると、管理をしている人が・・・


「だから、今度はすぐに出せるように
台車に乗ってるんですよ!





台車ですか・・・


エェェ!
 ( ̄ロ ̄;)

台 車 


【 台座 】
じゃなくて・・・【 台車 】




ビックリして、足元を覗き込むと・・・

こ・・・これは ヽ(・◇・´)ノ アヒョ


台座
 じゃない!

【 台車 】だ〜! 


ガンタンク大仏 ヽ(`0´)ノ 貴重だぞ〜!

まさか非難を想定した
『 車輪付き大仏 』があるとは・・・


大仏は奥が深いの〜 (´・ω・`)フウ〜

拝観と取材を終え、幕が下り・・・


大仏は、喜劇役者のごとく本堂から消えていった・・・



改めて堂内を見渡すと・・・

おや・・・? なんか
瓦みたいなのがあるけど


よく見ると・・・
左右逆さの文字


なんと!コレは
おみくじの木版

江戸時代に作られた
木彫りのおみくじ原版が飾られていた!


これも、貴重だ・・・


大仏様!今後火事になったら、
コレも積んで逃げてください!


 情報
最寄駅  無い(まったく無い!)
駐車場  無料
拝観料  入口には結構な金額が掲げれれているが、お気持ちの部分が多いかも?
その他  基本的に拝観する場合、事前に調査して拝観可能な日などをよく調べてから
次は
落書きだらけの悲惨な文化財


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