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雨の日も、風の日も、
大仏はそこで待っている。

ぶらり、日帰り房総巡礼の旅 その2


「 幸福観音 他多数 」訪問     千葉県 市原市


ふらり、ふらりと房総をドライブしていると、道端に
「光福禅寺・幸福観音」と、書かれた
看板が目に止まった。あわせて「墓地分譲中」とも書かれている。


最近は、墓地分譲にあわせて大観音を建立する傾向があるので、もしかすると
レアな新品観音像にでも、お会いできるかな?と、寄ってみることにした。



案内に沿って進むと、道は千葉特有の
たいして高くも無い山の頂上に続いていた。



山頂付近まで来ると、こんもりと茂る森の中に突如駐車場が現れた

ここが目的地の
「光福禅寺」のようだ。

駐車場脇の小山がチョット気になったので、覗いてみると・・・

【 前方後円墳 】

なんだと〜(◎o◎)



墓地って、まさか・・・前方後円墳?



そんなバカな・・・と思いながらも、古墳の獣道を登っていくと・・・

なにやら、建物らしきものが見えてきた・・・

でも・・・

そこにあったのは、小屋と賽銭箱
ガッカリしたような・・・安心したような (^_^;)



良く考えたら、これは
「陵(リョウ・ミササギ)」であり、「墓」じゃないか・・・


「陵」は、いわゆる「仏教の墓」ではなく、仏教が日本に伝わる、はるか以前
古墳時代の埋葬方法で、今で言うなら「墓」と表現した方が解りやすいが、
神教ラインなので、墓石は無く土が盛られている物。


余談だけど、「昭和天皇のお墓」も武藏野陵(むさしののみささぎ)と呼ばれる
盛土の上に、砂利を撒いた形式が造営されている。



さて・・・前方後円墳は、別物として・・・駐車場の奥に向かってみよう。

どう見ても、コッチがお寺だと思うが・・・前方後円墳に登っちゃった・・・


おバカな私・・・σ(^-^;)


とりあえず、境内入口にある案内板を見てみよう。

佐是(サゼ)城・・・?

今度は、お城?
(´・ω・`)ヨクワカラン?

この場所は、元々城だったのか・・・どうりで、変な風に坂道があるわけだ。


さて、寺の方だが・・・

なんか・・・色々と有りますが・・・・

野外コンサート広場?


予想外に、
スゴイ寺にフラ〜と、きてしまったような気がするぞ ( ̄o ̄;)ボソッ


とにかく、本堂へ進んでみよう

お!見えてきた

と、言うことで・・・観音像発見〜!

大観音では無く、どちらかと言うと・・・

中観音の小型かな?

お名前は・・・

幸福観音

このお寺の名前が「光福」なので、それに掛けてる感じ。


さて、こちらの観音様は・・・

エッ! 愚痴 (◎o◎)


愚痴(グチ)を、聞いていただけるんですか〜 ヽ(`0´)ノ



それは、ありがたや〜(T▽T)


早速・・・


「今年の燃料費の高騰は・・・」
「訳解んない入居者が、多くて・・・」
「最近歳のせいか、物忘れがひどくて・・・」
「『mixi』が年齢制限を引き下げるとか、言ってるし・・」
「ぜんぜん休みが取れないんですよ〜、それでいて収入は・・・」



「ブツブツブツブツ・・・・あれ(´・ω・`)?」


【愚痴を書いた用紙は、目安箱へ・・・】


あ!
紙に書いて、奉納するのね・・・(^_^;)


思わず、愚痴まくりでした・・・(-""-;)失礼シマシタ


見上げると・・・

『 この、うっかりもんが!』


幸福観音様に、怒られチャッタような・・・σ(^-^;)

さて、愚痴も書いたし・・・まだ、参拝していない本堂へと進んでみよう。

本堂は、すっきりまとまった標準スタイル

なには、ともあれ・・・ご挨拶

と、思いきや・・・

なんか、色々と
取り揃えて有ります

早速、手に取るも、まずは・・・合掌

(。-人-。) ナムナム〜


と、そこへ住職さんがやってこられて、しばし雑談。


フラ〜ッと、立ち寄った大仏好きですが、お参りをしに来た旨を伝えると
訪問時期が真夏だったこともあり、そんな我々に気遣いをしていただき


「こちらを、汗拭きにお使いください」と、お寺のオリジナル手ぬぐい(新品)をいただけた。


こういうお寺さんって・・・いいっすね〜(。-人-。)ナムナム!


すると、住職さんは・・・



「大仏では無いですが、羅漢の森もご覧になってみてください。」

と、奥の方を指差して笑っていた。


ら・・・羅漢の森 ( ̄∀ ̄;)!


振り向くと・・・

なんと、奥の方に・・・地図には無かった
「重要な看板」が・・・


早速、行って見よう ヽ(`0´)ノGO!

入口にあった地図を作った頃から、この寺はパワーアップしているようだ。



入口には、こじんまりとした像が数点並ぶ

航海守護で交通安全、特に
水難事故から守ってくれる観音像

千葉県民を代表して・・・

(。-人-。) ナムナム〜

こちらは、不動明王だが・・・

一枚岩をくり貫いて、作ってある作品(ちょっと、小さいけどね)


そんな感じで、小さな石像が並ぶ小道を進む

このあたりの像の大きさから推測すると、羅漢像はさほど大きな像は期待できないだろう


すると、いかにも千葉らしい中途半端な雑木林が見えてきた。

この奥かな・・・?

木々を縫うように、林に踏み入ると・・・

お〜〜!あったあった!


小さな丘のように盛られた小山に、
無数の羅漢像が散りばめられている!


ここが
「羅漢の森」だ〜\(^0^)/


やっぱし、小さかった・・・(^_^;)


なには、ともあれ・・・

けっこう立派なコマイヌの守る丘の上には・・・

如 来 像君臨

まずは、こちらでご挨拶

またしても、(。-人-。) ナムナム〜

木陰にあるためか、コケの付着が始まっているが、等身大の石像

こちらの像は、釈迦如来石像

微妙な汚れが気になるが・・・


しっかりとしたつくりです

さて、それでは周りの羅漢像に目を向けてみよう。



こちらの羅漢像は、個人で建立ができるようだ。

財布にゆとりがあれば・・・建立したいけどね(^_^;)



さてさて・・・像はというと・・・

像の高さは、
15センチ位の小さな像なのだが・・・



ちょっと待て・・・

この羅漢像・・・


異常に、
リアルじゃ〜 (>w< )

像全体の大きさが、15cmから20cm弱


顔の大きさは、
5cmも無いぐらいのサイズなのだが・・・

メチャクチャリアルな造りなのだ!


こんなに細かい石像って、作れるのか?

まるで、
「海洋堂」のフィギャーを見ているようだ。


表情も豊かだが・・・

衣類や着物もスッゲ〜細かくできている。



何より、表情が豊か!

トラに腰掛けてる、こちらの像なんか・・・

足元の
トラが、超〜細かい!

その上、破損している像が、まったく無いのだ!

もちろん、森(林?)の中なので

蜘蛛の巣や卵が付いちゃってるけど・・・

まさか、こんな
「ミクロ羅漢・リアルバージョン」に出会えるとは・・・

前方後円墳を登っているときには、夢にも思わなかった・・・


羅漢さんも・・・

『 ビックリした? 』と、おののく我々を見て、ちょっと得意げだった。(^_^;)



う〜〜〜〜ん、恐るべし・・・

【 光福禅寺 】




地図には無い、魅力がいっぱいだった!





あ!そういえば・・・




地図にあった
「屋外コンサート広場」も気になるな〜 ( ̄o ̄;)ボソッ






どの道、駐車場の近くなので、この寺に有る以上、
何か期待できそう・・・








と、屋外コンサート広場へとやってくると・・・・







あら? お庭 (´・ω・`)

【 陶 陶 也 ノ 庭 】



コンサート会場、どこさいっただ〜 (T▽T)







奥に羅漢の森が繁殖しつつ、手前のコンサート会場は、消えてしまったようだ。





まあ〜更地ではなく、第二の人生?のような働きがあるようなので、良しとするか(^_^;)








ところで・・・



【 陶 陶 也 ノ 庭 】って・・・ナニ(´・ω・`)?






字からして、
陶器焼き物を展示してある庭のようだし、壷なんかも見受けられる。








せっかくなので、見学してみると・・・









ボバ〜〜ン ヽ(`0´)ノ

なんじゃこりゃ〜 (゜_。)?



いきなり、
微妙な陶器像君臨!

備前のような、質感と質素な色


でも・・・


?(゜_。)?

こちらの方・・・
男性?女性?それとも複数の方々・・・?



ゲ〜ジュツは・・・ヨクワカラン(T▽T)



其の先には・・・

チュド〜ン ヽ(`0´)ノ


だから・・・・誰やねん (ノ><)ノ

シッポあるし・・・(T▽T)


木々の奥には・・・

あっかんべ〜 ヽ(・◇・´)ノマジ




段々、このお寺が良く解らなくなってきた (-""-;)?




そ し て ・・・

最後に現れたのは・・・


とうとう、
地球上の生態系を超越した存在  _| ̄|○ ガク

え〜〜〜と・・・


見ての通りです〜(>w< )


説明なんぞ・・・浮かんで、こんわい (^_^;)




一度、行って見る価値は十二分です ∠(`・ω・´)敬礼


 情報
最寄駅  小湊鉄道 上総牛久駅
駐車場  有り(無料)
拝観料  無料
所在地  千葉県市原市
その他  
 
超すごいぞ!
圓鏡寺の変り種石像群


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