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雨の日も、風の日も、
大仏はそこで待っている。
静岡大仏巡礼 17(ラスト)
「 直至院 サークル観音 」訪問 静岡県 富士宮市
長かった・・・静岡大仏巡礼も、とうとう最後の訪問地となった。
訪れたのは、富士宮市内にある直至院という寺院
特別大きい寺院でもなく、遠目に見ても巨大物など見当たらないのだが・・・
この寺に「サークル三十三観音」があると聞いてやってきたのだ
名前が似ているからって、決してコンビニではない!観音像なのだ!
え!今回の巡礼は大仏が少ないって・・・(´・ω・`)
そりゃ〜あ〜た!
いい加減、静岡周辺は発掘しつくした感じですよ (^_^;)
でも、巨大ではないが、「サークル石仏」があると聞けば
自然に足が、向いているのは大仏ジャンキーの定めなのだ!
直至院に着くと、そこには睡蓮が咲くかわいらしい境内が現れた
5月位の巡礼は、こういった可憐な花も見れて、最高です!
そして・・・目の前に現れたのは・・・
デタ〜〜〜 サークル三十三観音
コレは、すごいぞ!
とりあえず、観音像もそうだが、本堂でお参り
中まで、お邪魔させていただき (。-人-。) ナムナム〜
振り向けば・・・
サークル観音が真正面なのだ!
さて、改めて石像群を見させていただくと・・・
中心に座る像は、如意輪観音のようだが・・・
あれれ・・・?
コッチにも、如意輪さん・・・(´・ω・`)?
左側には、聖観音の石像が2つ・・・
その向こう側も、如意輪観音坐像
コッチの方は・・・
あれれ・・・馬頭観音ばっかり
三十三観音というのは、「三十三観音菩薩」と呼ばれ、いわゆる「観音菩薩」と言う
観音菩薩とは、別系統であるが歴史ある変化観音グループで、信仰は非常にあつい
有名なのは、白衣観音や魚濫観音が三十三観音の一つ
しかし、ここに並ぶ石像は、ほとんど道祖神として、道端に並ぶ像ばかりである。
う〜〜〜〜ん、ナンデ ?(・ω・)?
台座というか、柳の木を囲む8角形の礎石台座の上に、1辺に4体
4体×8面=32体+中心に1体=33体
確かに・・・三十三体の観音像には違いない・・・(-""-;)ムムム
そんな時、住職さんが見えて、習志野ナンバーの変わり者が
サークル観音の前で悩んでいる姿を見て、声をかけてくれた。
なんでも、周辺にあった石造をこの場所に集めたということで
像は、西国三十三所観音霊場の観音像を模した石像らしい。
と、言うことは・・・三十三霊場観音
三十三観音ではないようだ。
どっちにしても、国内でこういった配置の像は聞いたことがない。
とことで・・・
この寺院・・・写真には写らない
実は・・・
まったく予期せぬ状況が、起こっていた。
『トントン・・・カンカン・・・』
『ギコギコ・・・カンカン・・・』
なんだか、普段聞きなれた、ガテン系のにぎやかな音が・・・
振り向くと・・・
なんと、本堂の新築工事中だった
写真には、写らない「音」が、参拝している後ろから休みなく聞こえてきたのだった・・・。
しかし、わたくしクロスケも本業はガテン系、寺院建築には非常に興味がある
せっかくなので、建築中の現場を覗かせてもらうと・・・
棟梁と住職がちょうど話をしており、同じ建築業と言う事で、色々見せてくれることになった。
欲張り好奇心 バンザ〜イ\(^0^)/
ヘルメット、パイルダーオ ン! _| ̄|_
ヘルメット、パイルダーオン! ∠(`・ω・´)
内部を軽く見学した後、足場を登って屋根の上に・・・
屋根は、新品の銅板葺き
ヤッパリ、綺麗ですね〜〜〜
感心しながら、ふと、足元を見ると・・・・
ゲゲ! (◎o◎)
サークル観音が、真上から見えるやん!
お寺の方も、コレにはビックリ!
今まで、誰も気がつかなかったのか?
とにかく、この景色が見れるのも超期間限定!
よく考えたら、数日前まで現場足場はシートかかってるし
職人さんは、それど頃じゃないはずだから・・・
貴重なシ〜ンを、偶然にも見ることができたのだ。
(数日後には、足場は撤去されました)
これも、数々の大仏様のご加護か・・・(。-人-。)アリガタヤ〜アリガタヤ〜
そんな、物思いにふける変わり者の足元では・・・
お寺の方が、忙しそうに走り回っていた・・・
ちなみに、こちらの像・・・首が取れちゃってますけど・・・
左官屋さんが、来たときに一緒に直してもらえれば、いいんだけど・・・
静岡大仏巡礼
多くの巨像や存在感ある像が、平然と並ぶ静岡県
さすがに、新幹線の駅が6個も連なる県である。
情報 最寄駅 JR身延線 富士根駅 駐車場 有り(無料) 拝観料 なし 所在地 静岡県富士市 その他 上から写した画像は、現在では撮影できません。 |