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雨の日も、風の日も、
大仏はそこで待っている。


静岡大仏巡礼 9


「 高平山遍照寺 大日如来大仏 」訪問     静岡県 森町


静岡県の森町に、
東海一の鋳造大仏
それも
大日如来があると聞いてやってきた



ただし情報は唯一
町の観光マップに有ったこの絵だけ

この地図を元に、このあたりの山につながる道を進んでみるが・・・




見つからない・・・(T▽T)




有るのは、雑木林と
茶畑ばかり・・・


静岡といえば茶畑なのだが、この茶畑が曲者で
千葉の平らな畑を見て育った我々にとっては
超急勾配の崖のような畑で、道と言っても車がひっくり返るかと思うような場所もあったり


もう、大仏はあきらめて帰ろうと高速に向かって大きな道を進んでいくと



あれ・・・? (´・ω・`)

道端に・・・それっぽい
看板が・・・・


・・・有りました (T▽T)

絵地図で想定した場所から、かなり違った場所に・・・


まあ〜見つかったから、いいか・・・( ̄o ̄;)ボソッ


早速、矢印の方へ進んでみると・・・


さっそく・・・・
道が、二股に・・・


できれば、左側が良いんですが・・・


右側に・・・

「表参道」の文字が・・・(T▽T)また登り・・・


なんちゅう書体じゃ
(-""-;)現代人は読めんぞ?



表参道と有るならば・・・そっちに進まなきゃいかんだろう



意を決して、
急勾配に進んでみたが・・・




ウッヒャ〜〜 ヽ(・◇・´)ノ

なんちゅう、蛇行コース




その先には・・・





ヒャ〜〜 ヽ(`0´)ノ

コレって、普通は非常階段だぞ・・・



なんだか知らないが、とんでもない蛇行コースを登りきって、やっと
山頂の平地へ到着



そこには、
「高平山」の石塔が・・・

まさに、
高い所にある平地じゃ・・・(-""-;)


今度こそ、目的の遍照寺に間違いないようだ

御用のない方・・・って

ここに
用事の無い人が・・・


あの坂登って来るか〜 ヽ(`0´)ノ







さて、とっても御用がある我々の目前には、かわいらしい本堂

思っていた以上にリッパな寺だった


そして、その左隣に・・・・


いらっしゃいました〜

大日如来大仏


あえて、良かった〜(T▽T)


非常に良くできたリッパな大仏が鎮座していた


しかも、駐車場が・・・

こ・・・ここで、良いのですか?


良いんですよね・・・ (-""-;) 
Pここって、なってるし・・・



何はともあれ・・・本堂でお参りを済ませ、大仏へ向かってみると・・・



リッパな、台座に座った大日如来大仏であった

屋外の大仏で、大日如来って、ほとんど見たことない


教育委員会お墨付きの解説版を読むと・・・

露座(屋外)の金仏では、東海地方最大らしい。
(もっと大きな像を知っている人もいると思うが、そのあたりは
毎度の社交辞令と、言うことで・・・)



建立は、1718年と言うので約300年前


高さ5mの青銅製のリッパな大仏だ。


さて、改めて大仏様に合掌

(。-人-。)ナムナム・・・無事に帰れますように


ところで・・・こちらの大仏は・・・

「縁結び大仏大日如来」


なんで、縁結びなのかは、わからないが・・・・



この看板には・・・
もっと重要なことが書かれている!

「大仏さまの上にあがってはいけません」




バカヤロー (>w< )







大仏様の上に、上がって良いわけないだろう!



優先的に地獄に落ちるぞ!






こんなことも、最近の大仏には書かないといけないのか・・・


もっとも、
奈良の大仏に「千葉と埼玉」の中学生の名前が書いてあったからな・・・



さて、こちらの大仏様は見事な台座と言うか、高台に鎮座されている

周りは、コンクリートなので後から整地した感じだが、非常に綺麗


お顔は・・・

古い像だが、ひげがない四角い顔タイプだ。

手の印も非常に良くできている

コレは、法界定印と呼ばれる瞑想状態の代表的な印


所々、コーキングで補修がされているところを見ると

定期的に手入れが入っていることが伺える


実際に目の前に立つと

非常に大きな大仏様だ!

頭の上の
六角の冠が、より大きさを感じさせてくれる


大仏さんは、如来像が定番だが、色々な種類がある

なかでも、この大日如来は解りやすい


頭に冠を乗せている如来は「大日如来」だけ



大仏の座る丘には、他にもいくつかの石像が並ぶ

このあたりは、周辺の石仏を集めてきた雰囲気だ


大仏の奥の方は、
墓地の分譲がなされていたが・・・

その真ん中に・・・
青い祠が・・・

開山堂?

この寺を開いた(山を開いた)人を祭っているのだろうか?


中を覗くと・・



そのようだ。2つの石が(人物)並べられていた。

正保(しょうほう)3年・・・1646年。徳川家光の時代

こちらは、元禄6年・1693年

大仏ができる、かなり前に、この急勾配の上にある寺は、開かれたらしい

祠の中には・・・

一人分の僧侶像と、なぜか・・・不動明王?



ところで、このお堂・・・
不思議な看板がかけられている

見えづらい部分もあるが
↓読んで見ると・・・

開山菩薩

参詣致す人
頭痛及び腰
より下の病を
治すべし

御願果には
煙草を奉納
すべし

当山主




煙草
(タバコ) (´・ω・`)はぁ?



タバコ
奉納するんですか! (◎o◎)




頭痛や下半身の
病に利くとあるが、そこへ万病の元である煙草を奉納するとは・・・



あ!もしかして・・・(・∀・)b

ここに「タバコ」を奉納して、タバコを吸わせ無いようにして健康促進すると言うことかな?





どっちにせよ、スモーカーの私は
「マイルド・セブン」を奉納させていただきました。

と言うか・・・
hi−lite(ハイライト)、久しぶりに見た気がする



さて、日も傾いてきたので、明るいうちにあの急勾配をクリヤーして帰ろうと思ったら・・・

石柱の奥に、何かを見つけた!


よ〜〜〜く、目を凝らしてみると・・・


ス、スベリ台!


アンコールワットのような
児童遊園があらわれた!




以前は、大仏さんの周りもにぎやかだったのかな〜



他にも何かないかと、欲を出して境内をウロウロしていると・・・・


我々と大日如来しかいない境内を、夕日が照らしはじめた


そろそろ、御暇しないと帰りの
坂道があぶないな(^_^;)

帰りがけに、大仏さんに・・・


「大日如来さ〜ん、また来ますね〜(*^▽^*)/」


と、声をかけたら・・・


大仏さんから

「気をつけて帰ってね〜」



と、聞こえたような気がした・・・




 情報
最寄駅  東海道本線袋井駅 及び 天竜浜名湖線遠州一宮駅
駐車場  有り(無料)
拝観料  無し
所在地  静岡県森町
その他  運転に自信の無い方はご注意ください。

次は、焼津の町を見守る
日本武尊像




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