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雨の日も、風の日も、
大仏はそこで待っている。


静岡大仏巡礼 6


「 不動峡磨崖仏 不動明王 」訪問     静岡県 藤枝市



目的地である「滝ノ谷」の手前に来ると、Y字路に案内標識が現れた。

右が目的地のようだが・・・よく見ると、何か描かれている

なんと〜〜 
ヽ(`0´)ノ

道路標識に不動明王

これだ〜〜〜(>w< )



公共の標識に
不動明王 コレは、いいぞ〜!


気分もノリに乗って、気持ち良い山道を一気に登っていこう

といっても・・・所詮軽ワゴン・・・かなりの
セーフティー・ドライブ!


ところが・・・?



あれれ・・? (´・ω・`)




ハイキングコース入口の手前にあると、聞いていたんだけど?


コース入口の吊り橋まで、きちゃったぞ


調子よく走りすぎて、行き過ぎちゃったかな?

不動明王・・・どこだろう (´・ω・`)?



とりあえず、周辺案内図を見ると

ナナナ!なんと ヽ(・◇・´)ノ



手前の岩肌に・・・・

ピンクの不動明王が、描かれているではないか!


こんな、スゴイ像があったのか?

どこにも、無かったように思うが・・・・?


それ以上に、コレが
不動明王なのか?




とりあえず、車を駐車場に入れて、ハイキングコースの入口脇にある
売る気が有るのか無いのかわからない感じの、地物野菜を並べる店で
雑談をしている近所の農家の
おとっつぁん連中に聞いてみると・・・



(会話文字は黄色がクロスケ、は地元民)


「すみませ〜ん、不動明王像って、ここから近いですか?」


一番手前で大笑いしているおっちゃんが、振り向き・・・
「不動みょ〜うぉ〜? なんじゃそりゃ?」


「あ!この地図にあるピンクの像ですけど・・・」

「はぁ〜?そんなもん見たこと無ぇ〜よ?」

(見たこと無いって?オイオイご近所さん・・・(-""-;) )


「イヤ、こんな色じゃなくても、この辺で岩に掘られた、仏像とか・・・ないっすか?」

奥にいた人が出て来て
「なんだかしらね〜けど、ちょと下で向こうの崖を、拝んでる人は、たくさんいるよ」


「あ!たぶん・・・それです。(それしか無いだろう?)近いですか?」

「歩いてもすぐだよ。どっから来たんだい?」


「千葉からです」

「千葉から?
(おやじビックリ)こんな場所に、何しに来たの?」
(何しにって・・・ここって、観光地じゃないの? (-""-;) )

「あ!ですから・・・不動明王を、見に来たんですが・・・」


さっきのオヤジが、笑いながら・・・
「千葉から見に来る人もいるとは、たまげたな〜。
で?何があるんだい、めずらしい物なの?」


「だから・・・不動明王が、あるはずなんですけど・・・」

う〜〜〜〜〜ん (-""-;)


土日は毎週ここで、野菜を売るという名目で農家のおっちゃん達が集まって
井戸端会議とかやってる風だが、まったく地域住民には
浸透していない


途中の
道路標識にも描いてあったし

目の前の地図にも大きく描かれてるのに・・・



巨像て、その程度の扱われ方が多いっす・・・( ̄o ̄;)ボソッ



ここで話をしていても、先には進まないので道路を歩いて下ってみよう


覗けば見事な清流ですよ

マイナス・イオンが、飛び回っております


そして、歩くこと5分・・・本当にすぐの所に
何か建物が見えてきた

前からも、2人連れが歩いてくる


あれっぽいな〜 ( ̄o ̄;)


建物は新しい感じのお堂

高床式で谷に張り出すように建っている


中を覗くと非常に綺麗なのだが・・・

不動明王・・・ドコですか?


お堂脇の解説板が有ったので、覗いてみると


あ!(◎o◎) やっぱし・・・ここだ!

日本一の不動明王と書いてあるじゃないか!
( さっきの・・・オヤジ(T▽T) )


それにしても、
日本一という肩書きを持った、不動明王を見るのはコレで何体目かな?



何はともあれ、無事
「磨崖仏・不動明王」の場所まで来たのだが



像は谷を挟んだ対岸にある



早速、バルコニーへ進んでみると・・・

美しい〜自然は、有るのですが・・・・


だから
不動明王・・・ドコ(T▽T)?



しかし、よく見ると、右下に・・・
赤い物

木陰に見えた!


ここで、望遠〜ヽ(`0´)ノ



あったー!  ヽ(・◇・´)ノ

かなり、コケ生した・・・お不動さん発見!



でも・・・
小さいぞ? (´・ω・`)




大きさ、2mぐらいかな?


さっき日本一と、書いてあったけど・・・?




それに、解説版には・・・・

不動明王坐像とある


目の前の像は完全に、
直立不動のスタイルなんですが・・・




一体、どうなってるんだろう?と、あたりをもう一度良く見てみると






先ほどの、不動明王の
左上の岩肌が・・・





なんか、変だぞ?



もしかして・・・


ガ〜〜〜〜ン ( ̄∀ ̄;)


デ・・・デカイのでました〜 ヽ(`0´)ノ




よく見ると、バックの
岩肌全体が不動明王だったんだ〜!






でも〜〜!


見えね〜よ〜  _| ̄|○ ガックリ



1989年完成ってことは、
まだ19年ぐらいだよね・・・


なんで、こんなに自然に溶け込むかな?




完璧なカモフラージュ




ピンク色は、どこ行った?



というか・・・
ピンク色は、どっから来たんだ  (゜_。)ハテ?




とりあえず、画像処理で
コントラストを上げてみよう。

顔つきは、わかりますよね(^_^;)タハハ・・・


ピンクとは言わないまでも、かすかに赤系の色も残っているようだ。
(肉眼では、非常に判別しにくい色)




もう一度案内板を見ると、
変な書き方もされている

頭上にあるブロンズ像が原形である。


頭上が、どこかはわからないのだが、たぶん始めに見つけた
リアルな2mの不動明王像が原形のブロンズ像だろう


でも、その像はどう見ても、
頭上じゃなくて「足の先」の方にある



見ると
像の右側に石段らしき跡石積みが見つかった



と、言うことは・・・・




たぶん、以前は磨崖仏がある、
対岸まで歩いて行けたのだろう。


そして、
石段を登った先の平場から磨崖仏を見上げることができれば、
原型像も、頭上(目の前)に来ることになる。


解説版も、当初そのあたりに設置した物を、安全を考慮したうえで
今の位置へ
文面はそのままで移動したと考えられる。

もっとも、目と鼻の先の
農産物直売所のおっさん達が知らないぐらいだから
解説版を移動しただけでも、努力の跡は、十分認めようではないか!



それにしても・・・・

↑ こちらが、原型でしょ・・・・


できたのが・・・


これ・・・(´・ω・`)


案内板が・・・


コレだ〜 (ノ><)ノ


まったく・・・


わけわかんね〜 (´・ω・`)




さて、次は・・・久々に、
豪華絢爛な巨像に会いに行こう!


 情報
最寄駅  特に無し・・・東海道線かな?
駐車場  少し上に行くと有り
拝観料  無し
所在地  静岡県藤枝市
その他  
不動明王近辺には、車は置けません。少し上にある売店前へ車は駐車してください。
次は、焼津に現れた・・・
三十三間堂以来の巨大千手大観音




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