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雨の日も、風の日も、
大仏はそこで待っている。


静岡大仏巡礼 4


「 藤枝大観音 」訪問     静岡県 藤枝市


平成5年3月に建立された、新しい大観音がある


ネットで、簡単な情報だけ仕入れていたのだが大きな墓地にある様子なので
「行けばわかるだろう。大観音だもん!」ぐらいの気持ちで、向かっていた。



現地に行くと、早速大きな案内看板があらわれた

霊園は、我々をウエルカム状態で、迎えているようだ


早速、入口を曲がり墓地の方を見ると・・・


いきなり・・・

キタ━━━(゚∀゚)━━━━!!!!


ネット上にあった写真の雰囲気では、5mぐらいの観音像があるように見えたが
実際は
15m以上ありそうな、大観音だった!



それに、立っている場所は・・・

超急勾配の先! その名も観音山山頂〜!



下の広場には藤枝らしく
見事な「藤棚」や売店、駐車場が完備されている
なんとなく、ここに車を置いて急勾配石段を登って参拝するような感じ・・・


だが!


平成になって建立された大観音なら、絶対に足元まで車道があるはず
あたりを見回すと、墓地の中を
うねるように登る綺麗な道路があった!


今行くぞ!藤枝大観音〜(>w< )



後は、墓場をくねりながら登っていく道路を、安全運転でひたすら進む
間違えても、こういう所で脱輪とかしないように・・・

墓場に突っ込んじゃうよ!


登ること、4分・・・大観音の足元には

これまた、リッパな駐車場が現れた


大仏・大観音、参拝時の心得

『行けるところまで、車で行ってみるべし』



昭和40年代以降に建立された大きな像は、搬入する為の車道と駐車場が
あるはず。手前には必ずといって良いぐらい駐車場が皆様のお越しを
お待ちしている。まずは行ける所まで車で行ってみよう!


駐車場の先に石段はあるが、これぐらいは許容範囲内だろう

近くで見ると、けっこうな迫力だ。

高さ 17m


ここ最近流行の「FRP大観音」や「鉄骨造」とは違い
本場、富山県は高岡で作った、
青銅製の王道大観音


白衣観音風のスタイルだが・・・

見た感じ
女性像のようにも見えるし、はだけた胸は男性風


もっとも、観音様に性別を聞くのは、ナンセンスだぜ!


丸顔のふくよかな大観音

今までの作例と比べると、口が小さい感じがするなぁ


小ぶりな口元が女性的。ふっくらタイプ大観音もなかなかいいっすね!


さて、台座には本尊が祭られている

ここで、お参り

(。-人-。) ナムナム〜お邪魔いたしま〜す


本堂内には、頭上にある大観音をスケールダウンした
金の観音像が祭られている

こっちの方が、スマイリーな感じである。


台座内の壁には、小さな観音像がたくさん並んでいる

各地の大観音でよく見かける
「ミクロ観音軍」も、しっかりご在宅


奥には風変わりな像も立っている

この不思議な像だが焼津を流れる橋の袂に立つ「榎(エノキ)」に彫刻した釈迦像らしい


近隣の民間信仰を集めていたらしいが、公共工事のために撤去されることになり
伐採される運命になった木の像の部分だけ幹を切り出して、ここに安置した



生きている樹木に彫刻したので周りの
樹皮が像を覆い隠すように成長しているのがすごい!


大観音の真下には、ハシゴもあった・・・

大きさからして、体内拝観は無理そうだが
メンテナンス用の点検口といったところか?

建立が最近だけあって・・・

台座内のミクロ観音軍には、まだかなり余裕があるようだ


拝観を終えて、表に出ると

墓地を見下ろす、景色のいい場所に立っているのが良くわかる


しかも、この墓地


かなり
ナショナリズム


墓地には、あちこちに十字架が掲げられたキリスト教のお墓も有り
墓石も和型・洋型と入り乱れた
「和洋折衷墓地」になっていた

キリスト教のお墓を、大観音が見守るとは・・・

インターナショナルな視点で斬新だ!



十字架をバックに彼岸花が咲くのも、見てみたいのは・・・私だけσ(^-^;)?



ちなみに、大観音の中に収めれれる骨とは別に・・・

後ろには、水子観音だろうか?

小さな台座+地蔵尊もいらっしゃいます


 情報
最寄駅  JR東海道線 西焼津駅又は藤枝駅
駐車場  有り(無料)
拝観料  無し
所在地  静岡県藤枝市西方
その他  駅からとっても遠いです。

次は、峠越えの珍道中?途中で出会った・・・
石仏トンネルと石仏




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