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雨の日も、風の日も、
大仏はそこで待っている。


静岡大仏巡礼 2


「 五智如来公園(ゴチニョライコウエン) 」訪問     静岡県 岡部町


静岡大仏巡礼2ヶ所目に訪れたのは
岡部町

東海道「岡部宿」
町おこし事業が、ヒシヒシと伝わってくる雰囲気



そんな、町の中心にある公園

公園というより多目的広場のような感じであるが・・・



この公園の名前が


すばらしすぎるのだ!





その名も・・・



『 五 智 如 来 公 園 』




参った! (>w< )


大仏ジャンキーならずとも
誰もが一度は訪れてみたくなる名前ではないか!




え? そうでもない (´・ω・`) ?




まあ〜そうおっしゃらずに・・・奥へどうぞ (・∀・)b



もちろん、公園の中には・・・

『 五 智 如 来 』


ここで、まずはご挨拶

(。-人-。)ナムナム×5


それにしても、五智如来が主役になる公園があるなんて・・・



ここで、教育委員会太鼓判・解説を読んでみると・・・

家老が殿様にもらった物を、寄進したらしい



家老も
五智如来もらっちゃっても・・・
重かったろうな〜( ̄o ̄;)ボソッ



私も、ひとつぐらい・・・ほしいけどねσ(^-^;)


さて、公園に並ぶ五智如来は管理が行き届いている

石像の頭上には、きっちりと名前の札も付いていて、親切!




ここで、解りやすく合成してみると・・・

左から
「宝生(ホウショウ)如来」「阿シュク如来」(シュクという字は現在ありません)

中心は
「大日(ダイニチ)如来」

となりが
「釈迦(シャカ)如来」一番右が「阿弥陀(アミダ)如来」


まさに!

仏教界のスーパースターの勢ぞろい!

「仏教戦隊・五智レンジャー」




しかも、それが
町の中心ともいえる公園の名前になってしまうとは!


岡部町に、長年愛されてきた石像なのであろう。



間違えても、他に何も無かったのだろう・・・なんて、ことは思ってはいけない!




ところで!


ここまでの写真を見て、
気になった方も多いと思うが




実は、こちらに並ぶ五智如来・・・の


後ろに・・・・



もう
一組の五智如来がいらっしゃるのだ

最初は気がつかなかったのだが、
どう考えてもおかしな位置
もう一組の五智如来が、鎮座しているのだ



後ろを、覗いてみると・・・

手前の像に比べると、痛みも激しく古いようだ


だが・・・5体1組、すべての像がそろっている

これでは10智如来では無いか
(´・ω・`)ナンデ?




そういえば、先ほどの教育委員会の解説版にも・・・

2組あると、書かれている


なぜ2組あるのか書いていなかったので、公園の管理関係の方に
詳しいことを聞いてみたのだが、その答えは唖然とするものだった


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宝永2年(1705年)に造られた「五智如来」が、痛んできたので
明治時代に新たに作り直した。

いざ新しいのが出来上がって
古いのを捨てようとしたが
五智如来を捨てるって、そりゃ捨てずらい話で・・・
結局
2組になっちゃったようです。


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確かに・・・(´・ω・`)


新しいのを造ったものの、いくら古いからって
五智如来は、捨てられない

( ̄∀ ̄;) 捨てられても困るし・・・。


と言う事で、ありがたい五智如来が1ヶ所に2組

それも前後にいらっしゃる貴重な公園であった


できれば、古い像を前に出してくれた方が、味わいがあるのに


 
情報
最寄駅  JR東海道線 焼津駅(かなり遠いです)
駐車場  無し(町役場の駐車場があります)
拝観料  無し
所在地  静岡県岡部町
その他  岡部町には鉄道がありませんので、お車での訪問がお勧めです。
次は、戦争に散った軍人人形が並ぶ寺
兵隊寺・常昌院




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