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雨の日も、風の日も、
大仏はそこで待っている。

続・東京大仏巡礼  その6

「 吉祥寺大仏 」訪問     東京都 文京区




吉 祥 寺

誰もが聞いたことがある地名だと思うが、今回訪問する吉祥寺は、
文京区の吉祥寺


なんだ〜、そんな方にも吉祥寺があるの?




と、思われる人もいるかもしれないが、今や
「サブカルチャーの街」「漫画の聖地」のように
言われている吉祥寺は、このお寺の門前町の人が、火災で焼け出され、武蔵野の地を開墾
して切り開き、
地名を元居た門前町に、ちなんでつけた名前なのだ。


いわば・・・コッチが、本家 (・∀・)b




そんな、吉祥寺にも大仏がある!と、
「まんじまるさん」から情報をもらって行って見る事に・・・

吉祥寺は、参道を見る限り、ここが東京のど真ん中とは思えない雰囲気



お〜〜〜( ̄o ̄;) 東京にも、いいとこあるじゃん!







何の気なしに、あたりも見回してみると・・・






あ!見上げちゃだめだ!

ヤッパリ・・・東京やね〜( ̄o ̄;)ボソッ


高層マンションが・・・真正面に・・・これも、時代の流れ・・・


さて、気を取り直して本堂へ向かおう!

落ち着いた雰囲気と、深い木々の参道を進んでいると・・・



(◎o◎) ゲゲ!

参道の脇に、大仏登場〜ヽ(・◇・´)ノ アリャ〜!



え〜〜〜と、とりあえず本堂で参拝が先だ・・・大仏は見なかったことにして、本堂へ進もう!


そんでもって、本堂前へ到着すると・・・

スッゲ〜 (>w< )

都内に、コレだけの広い土地があるなんて、びっくり!


吉祥寺が、どんだけ繁栄していたか、コレを見ればよくわかるな〜。

新天地に「吉祥寺」と言う名前を、つけるわけだよね。(^_^;)

ま、驚いてばかりでは始まらないので、まずはご挨拶詣り



(。-人-。)ナムナム

千葉から来た田舎者でございます。

もう見ちゃいましたが・・・大仏様の参拝に参りました。

家内安全・商売繁盛・世界平和・全国大仏制覇・・・  
世界征服( ̄o ̄;)ボソッ


と、お参りをしながらも・・・お隣には、気になるお方が・・・




綺麗な観音様だな〜(´・ω・`)

リッパな台座に乗った、白い観音様の登場

大きさは台座も入れて2mほど

昭和58年に中国から文化交流の縁結びにと、送られたものだった。


コレは、縁起の良い話!


縁結びと言えば
「男女の仲」と言うイメージだが、異国との文化交流とは、いいっすね!


是非、多くの方が
「大仏・巨像」文化を、受け入れていただけるように、拝んでおかなければ!

(。-人-。) ナムナム〜〜


それでは、改めまして「大仏様」の参拝へ進みましょう!


参道を戻る感じで進むと・・・

あ!見えてきた

大仏様の登場〜(*^-^*)

バックには、派手なマンションも見えるが、気にしない気にしない!

改めて、正面に回ると・・・リッパな台座に乗った大仏様

見た感じ「阿弥陀如来」(鎌倉の大仏と同じ形)と思われる

まずは、合掌 (。-人-。) ナムナム

やはり、酸性雨で、お顔は荒れてますね・・・


あれ・・? 手の形(印)が・・・

印は
「禅定印(ぜんじょういん)」と呼ばれる左手のひらの上に、
右手のひらを重ねる、お釈迦様が瞑想している時の形だ・・・


と言うことは・・・「釈迦如来」?


このあたりの判断って、本当に難しい・・・


今まで、
200体以上の大仏さんを見てきたけど、明確な判断は、見た目じゃできないや・・・(´・ω・`)


こういう場合、お寺さんが「阿弥陀如来」といえば阿弥陀さん、「釈迦如来」といえばお釈迦さんなのだ!



形や服装で判断する美術品とは、違うんだ!

私の訪問には、そんな細かな詳細は関係ない!


待っていてくれる大仏様が居てくれる事が、一番なんだから!




難しいことは考えずに、見上げればリッパな
大仏様です(・∀・)b



写真では、大きさがあまりわからないかもしれないが・・・

右下の人と比べると、大きさがわかるかもしれない。

ね! けっこう大きいでしょ (・∀・)b


後姿は継ぎ目が、ちょっと目だっているが・・・

それ以上に、こちらの大仏さん・・・


ものすごい特徴があったのだ・・・


それは、
衣類の裾(スソ)

台座から周りに、あふれ出すほど長い衣装をたらしているのだ!


如来像の衣類は、1枚の布を巻く
納衣(ノウエ)と呼ばれる質素な物だけ

それが、ベルサイユ宮殿のカーテンのように、垂れ下がっているのだ!


今まで、多くの大仏さんを見てきたけど、こんな作風の像は初めてだ。


今まで見てきた大仏さんは、たいがい台座の上で、衣類は止まっている。

小さな像の作例まで、チェックしていないが、大仏では見たことがない。


台座が狭いかも知れないが、よく考えるとこの着物は、立像の時は、
裾が足首ぐらいまで来るので、座ればこうなるのが普通なのかな?


う〜〜〜ん、どっちにしても、非常に
貴重な大仏さんが待っていてくれた。


詳しい解説版など無いので不明点も多いが、台座に刻まれた文字を読むと・・・

大正3年5月と記載がある。

もっと古い像にも見えるので、この時に改修でも行ったのかもしれない。


ここ吉祥寺には、他にも色々なものがある

あ!コレは
「お七」の塚だ・・・

「お七」とは、
八百屋お七のことであろう。詳しくは検索してもらえば色々でてくると思うが
浄瑠璃や芝居で、有名になった
「恋心から発した放火で火炙りの刑になった少女」だ。


実は、この
「お七」が生まれた場所が、うちのすぐ近所なんだよね・・・(´・ω・`)詳しい理由


こちらの巨石には「小出浩平氏」の碑

小出浩平・・・どこかで、聞いたような?
「こいのぼり」の作詞家さんだったんだ・・・

確か、数年前に著作権か何かで、話題になったような?


そして、こちらは一際味のある「シブ〜イ建物」

「 経蔵 」

なんでも、江戸時代の大火で、唯一焼けなかった建物らしい

さすがに、味わいがあるな〜

てっぺんの相輪(そうりん)もリッパだね〜。

て、言うか・・・五重塔とかでは、相輪って呼ぶけど、コレも相輪っでいいのかな?



ところで・・・




広いのは、わかるけど・・・

さすがに、スポーツは・・・やっちゃダメヨ (`-ω-´)オイオイ!


続・東京大仏巡礼も
6ヶ所目になったが、行く先々で
まだまだ
新たな大仏が待っていてくれるとは、うれしい限りである。


情報
最寄駅  東京メトロ 南北線 本駒込駅
駐車場  有り
拝観料  無料
所在地  
文京区本駒込三丁目1917
その他  
マップリンク  
Google マップへリンク
 
次は、 円通寺 金色大聖観音
(続・東京大仏巡礼 ラスト)

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