トップページに戻る 大仏訪問記へ戻る 雨の日も、風の日も、 大仏はそこで待っている。 埼玉大仏巡礼 【9】 ラストは、珍寺巨竜編 「 山口観音 」訪問 埼玉県 狭山市 埼玉大仏巡礼のラストは、山口観音へとやってきた。 山口観音には、お目当ての大仏はないのだが、巨大な物?がのた打ち回っていると 以前、小嶋独観さんのサイト【珍寺大道場】に記載されていたので気になっていた。 私の基本は、大仏なのだが、それに順ずる「巨大な物」ももちろん OK (・∀・)b それでは、山口観音へ参拝に行こう! 正面には、「西武ドーム」となりに「ユネスコ村」がある不思議な位置づけの場所 山口観音は、とっても落ち着いた雰囲気で、珍寺的要素はあまり感じない。 参道脇には、馬の像を奉納した「馬屋」がある。 結構、アチコチで見かける白い馬が奉納されているのだが・・・ こちらの、馬の後ろ・・・建物の奥にある彫刻がスッゲ〜(◎o◎)! 一本物の巨木に数百頭の馬が彫られているのだ! 壁には、デカイ「絵馬」 これ、まさに・・・絵馬! なんとなく、何でも巨大化する雰囲気が・・・このあたりから、漂っている まずは、本堂へと進んでみると・・・ なんか・・・妙〜〜〜な、香台がお出迎え・・・ 龍はいいのだが、足元のあなたは、だぁ〜れ? 何はともあれ、まずは本堂で御参り。 ナムナム・・・(。-人-。)おじゃましま〜〜す 見上げれば、そこには・・・また、馬の絵・・・巨大な絵馬が掛けてある。 なんでも、メチャクチャ古い絵馬や文化財級の仏像がたくさんあるらしく この時点で、珍も巨像も何もない。とてもまじめな寺なのだ・・・ しか〜〜し! (>w< ) 本堂を囲む回廊には・・・・ プレイグベル(マニ車)が、一面に並んでいるではないか! マニ車とは、ロール状のお経であり、主にチベット仏教で盛んな宗教アイテム この車を1回廻せば、お経を1回読んだことになるという、すばらしいシステムなのだ! ここから、なんとなく雰囲気が違ってきたぞ〜! (^m^) ムフフ・・・ 本堂の周りを取り巻くマニ車とテラス! マニ車を、ブンブン廻しながら裏手に来ると「裏観音」や頭上に絵馬が並ぶ それにしても、リッパな絵馬が多いな〜。 お不動さんへのお勤めの絵などあるのだが・・・・ しかし・・・ それ以上に、本堂裏には、 衝撃的な光景が広がった! 巨大水子観音霊場! スッゲ〜 ( ̄o ̄;) 以前、静岡の菊川にある「応声教院」もすごかったが、ここは規模が巨大だ。 地蔵さんは、基本的に2種類で統一されている様子。 こちらは、水子地蔵では、定番のお地蔵さん それと、小型だけど珍しい陶器のお地蔵さん それにしても、この地蔵軍の数やスゴイ量だ まさに スーパー水子地蔵尊 何はともあれ、地蔵尊にお参りをして・・・(。-人-。)ナムナム お参りを済ませて見渡してみると・・・ キョロキョロ o(・_・= ・_・)o キョロキョロ とっても綺麗な場所に感じるから、スゴイ。 正直、水子地蔵尊は、ちょっと抹香臭い雰囲気が強いのだが、ここは遠めに見ても 『スゴイ綺麗な場所』があるぞ?と思わせるような雰囲気が、斜面に作られている。 そんな、スーパー水子地蔵尊の中にあったこの看板 何? 日本初のビルマ仏とな・・・ それは、行かなくては! 水子地蔵尊の階段を駆け上り、上にあるお堂へとやってきた。 ここにも、不思議な「香台」がありまして・・・ 建物には・・・玉佛堂なる看板! 看板の裏に、スズメが巣を作っていたけどね・・・ピヨピヨ! そんな、お堂の中には・・・! お〜〜!まさに! 東南アジア系の仏像が鎮座しているではないか! 実際にビルマ(現・ミャンマー)に、行った事はないので、ビルマ仏の本場を 見たことがないのだが、コレが私は始めてのビルマ仏との出会いだった! 裏に回ると・・・ という、穴が・・・・? せっかくなので・・・小銭を入れてみると・・・・ 「 チン 」 ひ・・・非常に小さな金属音が・・・しました。 そんな、小さな金属音の脇には・・・・・ キタ━━━(゚∀゚)━━━━!!!! 巨大な、龍の登場! のた打ち回っております ヽ(`0´)ノ 先ほど、下から見上げた水子地蔵尊の周りの壁は、実は龍だったのだ! 確かに・・・背びれ?見たいなのが・・・めっちゃ並んでる・・・・。 とりあえず? 龍の顔部分まで昇ってみると・・・ 見事な、コンクリート・ドラゴンではないか! そんな、龍のお顔の脇には・・・ またも、不思議な香台&白いお堂登場! なんだか、香台の顔もどんどん派手になっていくような? そして中には・・・・ 今度は、タイ・ランド〜 o(><)o ! タイの旅行案内で見かけるような、緑の像が・・・・ まさに、表の龍と同じようなタイ仏が鎮座していた。 なんだか、すごいことになってきたぞ・・・・ 何はともあれ・・・境内は奥に続いているようなので、進んでみよう。 しばらくいくと、ショー・ウィンドウのような、ガラス張りのお堂が見えてきた。 中を、覗くと・・・・ お〜〜!こちらもアジア系の仏像さんの登場! お隣は、中国からやってきた「大陸系」 なんとなく、違う雰囲気が漂う。 そして・・・・ でた〜〜〜 ヽ(`0´)ノ 細身の金の仏像 東南アジアの雰囲気バリバリの埼玉なのだ〜! しかし・・・ み・・・魅力的な・・・視線で・・・(-""-;)ムムム・・・・ ここは、埼玉なのだが・・・仏教に国境はない!と、言わんばかりのインターナショナルな寺。 そして、その奥には・・・・・ ギャオ〜〜〜〜 ヽ(`0´)ノ またでた〜〜! 龍 それも・・・ 長い! (>w< ) かなり舞い踊っております! 埼玉なのに、横浜のお正月のような状態! そして、上を見上げると・・・ いや・・・見なかったことにして・・・・ とりあえず、先へ進もう・・・(-""-;) それにしても、ココが分譲されたら、スッゲ〜墓地になるぞ 龍の指など、タイルをめっちゃ細かくカットしている。 龍自体が大きい。しかし各部分は繊細な納まりなのだ。 そして・・・・階段を登りきって、龍を克服した先には・・・ も〜のぉ〜すご〜〜〜い 五重塔の登場! この中には、1000体の仏像が安置されているらしいのだが・・・・ ドア開いてないっす・・・(T▽T) シクシクシク もっとも、我々のような訪問者の為に、年中開放してもらう お気使いは、防犯上も必要ございません! ここは、あきらめましょう ( ̄^ ̄)キッパリ 非常に残念であるが、八角真赤な五重塔はあきらめて、あたりを見回すと・・・ 地下霊場発見〜〜〜!\(~o~)/ その名も『仏国窟』 塔の後ろ側に人工的な地下道があり、こちらは開放されていたのだ! 西国三十三箇所&四国八十八箇所の札所めぐりが一度にできるチャ〜〜〜ンス! 足は、無意識に窟へ向かっていたのだが・・・ 中は、暗いっす (T▽T) 電球、半分ぐらい切れてますよ・・・・ まさか・・・エコ・プロジェクト? さすがに、山口観音に懐中電灯は持ってきていなかったのだが、 ほぼ闇状態の地下霊場を縦断して山口観音最上階を堪能したのであった。 塔の裏は林であり、高台にベンチもあったので、とりあえず休憩。 ゚゚゚゚゚-y(^。^)。o0○ プハ〜〜〜 体もそうだが、脳細胞を休憩させていると・・・・ あれ?なんか・・・見えるぞ? 林の木々の向こうに、何かが・・・建ってる? 行って見ると、観音像であった。 予想外に、中観音ゲット ( ̄o ̄;)ボソッ この先の、安全を祈願しておきましょう。 (。-人-。) ナムナム・・・ 改めて見ると、周辺の石垣は、灯篭の一部を利用した石垣のようだ。 こりゃ、足を掛けて登るような罰当たりなことはできないね。 帰りは、ゆっくりと脇の坂道を下りながら本堂脇に降りてくると・・・・ あ!そういえば・・・『入口の脇あった、七福神参拝してないや!』 と、言う事で・・・七福神のお堂へやってきましたが・・・・ 見て、お解かりのように・・・・ こちらも・・・龍〜 それも、ゴールド ヽ(`0´)ノ 入口も・・・ ゴ〜ジャス〜! 柱も・・・ ドラゴン〜! 建物も・・・ フェスティバル〜! ロウソク台も・・・ 五重塔〜! なんで〜〜 ヽ(`0´)ノ もうこうなったら、関心はするけど、驚きはしない。 ココへ来れば、ドラゴンボールぐらい、すぐにそろいそうだ・・・。 ここには、布袋尊が祭られているのだが、尊の周りには・・・ 7色の石で加工された、豪華絢爛な七福神がいらっしゃいます。 それにしても、スゲ〜な・・・ここは。 なんか、あっけに取られていると、後ろの林から視線を感じる? 良く見ると、歴代の七福神の像と思われる方々が、林の奥から覗いてました(*^-^*) でも・・・・ 真ん中の・・・・あなた・・・ どちら様ですか〜〜ヽ(・◇・´)ノ 深く・・・深く考えるのは、やめて先へ進もう。 布袋尊と並んで奉納されているのが 『ぽっくりさん』 要するに、苦しむことなくぽっくり死ねるありがた〜〜いお地蔵さまなのだ。 この時点で、脳細胞のハードディスクは、満腹状態 でも、あと少し・・・入口の脇にあるお堂に入ってみよう。 そこにいらっしゃるのは・・・閻魔堂 ということは・・・ 閻魔様!キタ━━━(゚∀゚)━━━━!!!! 見事な怒り顔の閻魔様が、いらっしゃいました。 境内に書かれた、極楽画もとても綺麗だ。 管理の行き届いた、仏画が本当に多い寺院だな〜。 最後の最後・・・もう、脳のメモリー部分までいっぱいの状態だ。 ここで、六時の鐘と呼ばれる鐘の音を聞いていくことにしたのだが・・・ 自動鐘撞き機 『ナムシステム』 ハイテクが、どこまで進んでいるのかわからない最近のお寺事情なのだ・・・。 これにて、埼玉大仏巡礼の旅は終了。 東京のすぐ隣、それも東京に近い側なのに、次から次へと大仏や巨像が現れる。 そして、今回目立ったのは「コンクリート」である。 秩父を中心に回ったこともあるが、秩父の重要な地下資源をフルに生かした 地域文化が見事に、土地土地の素材を生かした巨像を作り上げていた。 コンクリートの町にはコンクリートの大仏。青銅の町には青銅の大仏。 石材の町には石材の大仏。鉄に町には鉄の大仏・・・・ 仏像は、歴史で学ぶが・・・ 大仏は、地理である!
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