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雨の日も、風の日も、
大仏はそこで待っている。

埼玉大仏巡礼 【8】 特別編

「 三峯神社 日本武尊 」訪問     埼玉県 秩父市


埼玉大仏巡礼は、埼玉の秘境、
三峯へと進む


今回は、大仏じゃなく
『日本武尊像』の訪問と言うことで、特別編 ヽ(`0´)ノ


ちなみに、
「日本武尊」とかいて、『ヤマトタケルノミコト』と読むのだが、
意外と、読めない人がいる。間違えても「ニホン・ブソン」とか読まないように。


なんてったて、彼は、日本神話の英雄なのだ〜\(~o~)/


そんな、日本武尊の巨像があると言う、三峰神社へ向かうのだが・・・


三峰神社と言えば、富士講や伊勢講とならぶ、
三峯講の聖地!


山深い秩父から、さらに山を登ることに・・・・

普段、高低差の無い千葉に住む者には、厳しいが・・・

日本武尊の巨像に会うためには、行くしかない!

軽自動車だけど、標高1100mの三峯山頂に向けて、出発〜!

途中、秩父湖(ダム湖)のある二瀬ダムを越えて・・・

そのうち・・・山間には、
が見えてきて・・・

秩父から車で登ること1時間、三峯山の南側へ回り込むようにして、
標高1100mの三峯神社駐車場へ到着!



さぞかし、寂しいところと思いきや・・・・



(◎o◎) 駐車場・・・結構、混んでます!


恐るべし埼玉・秩父!


こんな高い所に、大きな駐車場&たくさんの参拝客がいるとは思わなかった・

三峯講・・・・いまだ、ご健在!



しかも、ここで大きな問題が・・・・



それは・・・・



『 寒い 』




天気予報では、25度以上の夏日になるとか、言ってたけど、それは
暑さに定評がある
「熊谷」の話(国内最高気温記録地点)


距離は近くても、三峯は標高1100m・・・雪が有るとは思わなかった。


そんな、寒冷地を、
Tシャツで歩いてるの・・・俺ぐらい?( ̄o ̄;)ボソッ



この先、歩いて登るみたいだから、暖かかくなることを祈って進もう。

まず駐車場にある絵地図のチェックだが・・・

山の斜面に建つ神社だけに、方向感覚がわからん。


とりあえず、鳥居の奥が神社には間違いない。


早速、3つ重なったような、見事な鳥居へ向かってみよう。

バランスのいい鳥居
左右の小さな控え鳥居がカッコイイよね〜。

さらに、驚きなのは、鳥居の前に座る
『狛犬』


なんと!


ここの、狛犬は絶滅した
『ニホンオオカミ』なのだ〜!

この顔!

こりゃ、すごいわ!

背中のシワシワが、オオカミを物語っている。

本物のオオカミを見たことが無いからなんとも言えない


と、おっしゃる方!



朗報です!


鳥居の脇に建つこちらの
「三峯山博物館」には・・・

本物のニホンオオカミの毛皮や剥製が展示されております!

世界でも認定された例は、8件しかなく、そのうちの
7例目と8例目のニホンオオカミの毛皮を
一般公開しています。公開期間に限りがありますので、詳しくは博物館に直接ご確認ください。

三峯神社 秩父宮記念 三峯山博物館 HP


博物館の中には、本物のオオカミの毛皮があり、その他にも三峯神社にまつわる宝物や
ゆかりの深い「秩父宮様」の展示がなされていた。(撮影禁止)


見学も面白いが、ここまでの長い道のりの疲れを癒すのにも最高!


さて、博物館の見学を終えたところで、気になる方が・・・


え!まさか・・・「日本武尊」 (◎o◎)

う〜〜〜ん、ちょっと違うようだ。
誰だかわからないが、その時代の方の銅像


話に聞いていた、日本武尊の像は、もっと大きいはず。



ところで、
像はどこにあるんだろう・・・?



けっこう広い敷地なので、正直良くわからない?

それに、この高低差で、道に迷ったら正直・・・しんどい(´・ω・`)フウ〜


迷う前に博物館の方に「日本武尊」の像の場所を聞いてみることにすると・・・


とっても、わかりやすい道案内をしてくれた。



『博物館を出て、鳥居をまっすぐ行って、左に交番がある交差点を直進すると見えるよ』


聞くは一瞬の恥とも言うが・・・聞いてみるもんだね〜(・∀・)b


さて、それでは日本武尊を求めてGO!

巨大な石碑が並ぶ参道を進む!

なんか、神秘的やな〜。( ̄o ̄;)ボソッ



それにしても・・・さっきの博物館の人、
へんなこと言ったな〜?


交番がある交差点』



聞いたときは、普通に流しちゃったけど、良く考えたら、こんな山のてっぺんの神社に
交番なんて、あるんかいな〜?(゜_。)?


神社の人が教えてくれたんだから、ウソじゃないと思うし、
守衛さんの詰め所でもあるのかな?




な〜〜んて、思っていると・・・




おぉ〜〜〜!ヽ(`0´)ノ

『ポリス・ボックス』 (>w< )


「君の名は」で、数寄屋橋の脇に、こんな交番があったような・・・?
「真知子巻き」の女性が陰に隠れていそうな雰囲気の交番登場!
(こんな話をしてますが、クロスケは30代です)


コレは、ある意味・・・レアだ。 ∠(`・ω・´)敬礼



良くわからない交番を通り過ぎたところで・・・


交差点を通過、左手に
赤い山門

右手に
灯篭の並ぶ小道を横目に



一気に向かうは、『日本武尊像』


そして

『日本武尊銅像』登場〜!


右手を上げて!こんにちは〜\(~o~)

高い山の、もっと高い所に、いらっしゃいます。

本体5,2m

地上からは、
15mの高さで参拝者に手を振る「日本武尊」

神話の英雄らしく、決まってますね〜。

衣装も髪型も、歴史の教科書で見た、お決まりのスタイル!

右手が大きい気がするのは、気のせい・・・かな?

左手には、短刀を握り締め、かっこいいぜ!

さすが!日本神話の英雄なのだ〜!


それにしても、なんとなく・・・見覚えのある雰囲気・・・。

う〜〜〜ん・・・「ふかわりょう」風な気がする・・・。


本人に会ったことがないから、何とも言えんけどね  (-""-;)
小高い丘の上に立つ「日本武尊」は実寸よりも大きく見える。



日本武尊像を拝み、改めてあたりを見回すと


周辺には・・・なぜか知らないが、
多くの著名人の碑がある。


まず目に付いたのは・・・

大山 倍達(おおやま ますたつ)

この人って『猛牛と戦う空手』で有名になった
「牛と戦って勝った人」ですよね。

極眞空手の創設者の方・・・・なんか、いきなりすごい人に会ってしまった。



そんで、隣の方は・・・山中要作・・・・?

う〜〜〜ん、誰だかわからない。


ただ、すごいのは・・・

この、
メガネ・・・超〜リアル(◎o◎)


さて


せっかく、ここまできたのだから、当然神社に参拝していきたいのだが・・




ココへきて、
2つの疑問が浮かんできた。




疑問、その壱

参拝者が・・・ほとんどいない。


さっきの駐車場の賑わいはどこえやら?日本武尊像の周りには、私たち夫婦の他は
2組の参拝者だけ。

あの車の量からすると、100人規模で人がいるはずなんだけど・・・なんで?




疑問、その弐

日本武尊像の先は、行き止まり。


駐車場に車を置いて、鳥居を抜けて参道を通り、日本武尊像までやってきたはずなのだが、
もちろん、像の先に参道が続いて、先に本堂などあると思っていたが・・・行き止まりだった。



謎の迷宮へ迷い込んだのか?


多くの車で来ている参拝者は、皆迷宮に迷い込み、神隠しにあっているのか?





少なくとも、我々は『巨像』を見たい一心で、迷宮を駆け抜けちゃったみたいで、


良く考えると、先ほど通った
「交番」のところにあった、交差点


あそこで、
右手には、灯篭が並ぶ見事な道があって、
その反対の
左手には、デカイ山門があったような・・・・


もしかすると、我々が勝手に「参道」と思った「石碑」がたくさんある道は・・・


サブ・ストリート?(わき道?)


山門の前を、
横切るような通り方をした道が、表参道のはずがない。



改めて、交差点まで、バックしってみると・・・


あ!見事な道があるやん ( ̄o ̄;)ボソッ


我々が歩いてきた道は、メインストリートを通過したようだ。

本来の三峯は、秩父方面から歩いて登る神社、その入口が秩父とは反対側の
南斜面に在るというのも、おかしな話で本当の入口は、北側の秩父市街地の方を
向いている北斜面にあるみたいです・・・。


そりゃ〜
サブ・ストリートを進んでれば、人は少ないやね〜。

どうりで、すいてるわけだよ・・・。(-""-;)


なにはともあれ、2つの謎も解けたので、正式な入口まで進んでみると・・・


そこは、

絶景かな〜! 絶景かな〜!


遠くに、秩父の町を見下ろす、素敵な展望スポットだった。
それにしても、遠くから、きたんだな〜(車だけどね)


昔は、ここを歩いて上ってきたと言うんだから、驚きだよね。


そんな、入口におります狛犬は・・・・

うぉ〜 ( ̄o ̄;)

ちょっと、怖いんですけど〜(>w< )

なぜ・・・目が
青い

首にかかった、千代紙風エプロンが妙〜に、リアル。


さすが、入口を守る狛犬さん・・・気合が違うぜ!


さて、改めて青銅の鳥居をくぐり先へ進みましょう。

鳥居の先には、リッパな山門が見える。

車を止めた駐車場と日本武尊像は、鳥居と山門の間を左から右へ
直角に交わるコースになっているようだ。



ここで、グーグルアースの地図で位置を確認してみると・・・

黄色の線が、駐車場から像までのコース

それに対して、
青い線が本来の参道


と言うことで・・・改めて、正式な参道で三峯参りと行きましょう。


しかし、リッパな山門だな〜。

標高1100mに、よくこんな大きなの作ったね。

そんで、山門前の狛犬さん

耳と口が、
妙に赤くリアル!


程なくして、参道を進むと拝殿が見えてきたが・・・



ここで、
復活



と、言うのも・・・三峯神社の配置は、わかったのだが・・・


ヤッパリ、人がいないっす (>w< )


みんな〜〜車を置いて、どこさいっただ〜?




良くわからない部分も有るが、私が悩んでも仕方ない。


早速「拝殿」に進んでみよう。

見れば、なにか・・・興味ありそうな雰囲気・・・


とりあえず、こちらにいる狛犬さんは・・・

なんか、すごいんですけど〜 ヽ(`0´)ノ


シッポでも、踏まれたような、ものすごい顔・・・。



そんでもって、拝殿前には、色々と
興味を引く物が並んで、

先を急ぐ? 私の足を引っ張る o(≧∀≦)oヒャッホ〜!

まず、目を引くのが・・・


こちらの、
真っ赤な「八棟木灯台」

形や色もすごいけど・・・

何がすごいって・・・

この彫刻!

水も人も獣もすべて、真っ赤か!

なにが、ココまで・・・・・
灯台を赤くするのか・・・・

考えても、答えなんざ出ませんが、悩んで見たくなる雰囲気!



次に目を引くのが・・・

ぶっ派手な、手水舎


欄間の彫刻は・・・

〜 o(≧∀≦)o

隣に真っ赤な「八棟木灯台」があるだけに、この色合いは、目立つ!!

それに、ここの彫刻・・・スッゲ〜面白い!

こちらは、布袋さんと大黒さんの囲碁勝負

布袋さん『こりゃ、まいった!』

こちらでは、美女の対局を、
見守る毘沙門様・・・・

毘沙門天の顔、スッゲ〜いい表情

こちらの女性は、囲碁が得意のようだ。



そして、とうとう 拝殿へ到着

結局、ココにもほとんど人は、いなかった・・・


境内には、神社の案内もある

ホームページによると、

日本武尊が、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)・伊弉册尊(いざなみのみこと)をおしのびになって、
二神をお祀り、この国が永遠に平和であることを祈られました。これが当社の創まりであります。

と言うことで、歴史上初の「夫婦神」を祭っているらしい。


しかも、こちらもかなり・・・だ!

四隅の、獅子や象は、金ぴか大迫力!

一見すると、寺院に多い作りだが、コレは弘法大師が十一面観音の像を刻み、
三峯宮の脇に本堂を建て、天下泰平・国家安穏を祈ってお宮の本地堂としたことで、
神佛習合のお社として,、明治の廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)までは存在していた
名残だとおもう。(個人的な見解ね(・∀・)b)

それにしても、この
派手色彩いいですね〜。シックな色合いとか、どこ吹く風だ〜ね。

ここまでするか〜!と、叫びたくなる絢爛状態!

さすが、三峯! 

まいりました〜 ヽ(`0´)ノ




さて、三峯神社の参拝も終わり、日本武尊像も訪問したし・・・・


残るは、あの駐車場にあった
車の量だけが疑問だった。

写真でもわかるとおり、
ココにもそれほど人はいない。



大きな神社だからといって、そんなに職員や関係者がいるとは思えなし、
途中、我々の前には結構なお客を乗せた「バス」も走っていた。


まさに・・・神隠しとしかいえないのだが・・・


良く見ると、
拝殿の奥の方に、なにやら建物がある・・・?


奥の院かな?


そういえば、さっきのグーグルマップにも、
なにやら建物があったような?

ココまできたのだから、奥まで足を伸ばすと・・・



そこには!



な・・・な・・・なにい〜〜 (◎o◎)


コーヒーハウス 「小教院」の登場!

今までの、
和の雰囲気は、どこ行った〜ヽ(`0´)ノ




そして、隣には・・・



温泉宿泊施設・興雲閣


温泉宿泊施設があるやんけ〜!

それも、
日帰り入浴可能! スタンプカード実施中


人を隠していた「神」の正体は・・・・ココだったのか (-""-;)




いまだ三峯講の参拝者は多数いるので、宿泊施設はあると思ったが、まさか
標高1000m越えに、
日帰り温泉コーヒーハウスがあると思わなかった・・・。





思わず、コーヒーハウスで、ウィンナー・コーヒー飲んじゃった。


コレが、おいしかった・・・(・∀・)b
たぶん、水がいいんだろうな〜。

情報
最寄駅  秩父駅(秩父鉄道・西武秩父線)よりバスかマイカー
駐車場  あり(有料 500円・平成20年現在)
拝観料  無料
所在地  埼玉県秩父市三峰298-1
その他  三峯ケーブルカーは廃線になりました。
      詳しくはオフィシャルホームページ参照 三峯神社ホームページ

マップリンク  
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埼玉大仏巡礼 ラスト 珍寺編 山口観音

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