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雨の日も、風の日も、
大仏はそこで待っている。

埼玉大仏巡礼 その7

「 所沢大観音 」訪問     埼玉県 所沢市


埼玉大仏巡礼は、所沢へとやってきた。


秩父から始まり熊谷、吉見あたりで古株?の大仏を見ることが多かったのだが、
ここへ来て、はじめの芦ヶ久保大観音同様、ニューフェイスとご対面である。


早速、東所沢駅から大観音がある「東福寺」へ向かって進んでいると・・・

いきなり、登場!


駅からまっすぐで寺なので、正面に着くと思っていたら、真後ろに出てしまった。



それにしても・・・・

初めて見た大観音だが、どこかでお会いしたような・・・・?


気のせいかな・・・(-""-;)?





改めて、寺の正面に来ると、そこには年期の入った山門と真新しい大観音が見えていた。

コレだけ古き味わいのある寺に、大観音とは『いい意味』でめずらしい!


では、参拝と・・・・山門をくぐると・・・


おや?(´・ω・`)

山門の梁(ハリ)に、どなたか・・・いらしゃいますけど・・・


え〜〜〜と、コ・・・コレは・・・・

『鳥』には、違いないようだが・・・


お顔は、白鳥風



でも、元の色には
「青」が使われていたようだ。


羽や尾のくたびれ具合から、かなり年期が入っているのはわかるが・・・・


あの〜〜〜

どちら様でしょうか? (´・ω・`)





う〜〜〜ん? いきなり山門で上を向いて悩んでしまったが・・・

私が悩んだって、答えなんざ出ませんので、先へ進みましょう。

境内に進むと、そこはとっても落ち着いた雰囲気!

そんでもって、奥を覗くと・・・

大観音登場!


はやる気持ちを、抑えてまずは「本堂」で、お参り。


ナムナム (。-人-。)

≪千葉から来た変わり者でございます。本日はお騒がせして申し訳ありません≫
≪家内安全・商売繁盛・健康長寿・夫婦円満・世界平和・・・・
不老不死      世界征服 


さて、ごくごく当たり前?の祈願をして、大観音へ向かいましょう!

本堂脇には、厄除け大師像や戦没者供養塔があった。

大仏ジャンキーであり、ミリタリーファンの私にとっては、こちらも心の底から拝むのであった。

平和が続きますように  (。-人-。) 大仏がいっぱい建ちますように


そして、本堂奥には・・・

大観音〜\(~o~)/

で・・・こちらも、お墨付きの・・・・

急勾配・・・ヽ(`0´)ノ

大観音が、建立されたのは「平成14年」ということだから、
けっこう最近のだが・・・・この、石段・・・・バリアフリーとかって・・・どこさ行った?

あ!そういえば・・・さっき見た時、裏からも入れるようになっていたような?



まあ〜大仏と石段は、バリュ〜セットみたいなものだから、仕方ないか・・・・。


エッチラ・・・オッチラ・・・70段ほどの石段を登って、足元に到着。

さすがに、建立が新しいので、きれいな大観音だ。

正式名称は『守護観音』


やっぱり、妙に親近感がある大観音だ。



以前、どこかで、お会いしました? ( ̄o ̄;)ボソッ



(-""-;)ウ〜〜ン・・・・あ!思い出した!



わが地元千葉県が誇る、老舗・大観音
『東京湾観音』によく似てるんだ・・・・。



こちらは、サイズ的に体内拝観は無いが、台座には『干支守り本尊』のレリーフが掲げられていた。


千葉の老舗大観音と埼玉の最新大観音が、よく似ているとは、大観音も奥が深いのう〜(*^-^*)



裏側に回ると背中側の、振袖の下が大迫力だな〜。

裏に回れる仏像って、いいよね〜。

さて、正面からお顔を拝見させていただくと・・・

綺麗だ〜ね〜 ( ̄o ̄;)ボソッ

屋外の白い像は、あごの下に雨汚れが目立つのだが、ここは綺麗だ!


真下からは見えないの離れた場所から見上げていたのだが・・・

クロスケの好奇心が、芽吹きだしたぞ・・・(-""-;)



ステンレスの手すりが、大観音の中心に・・・



これは、もしかすると・・・・( ̄∀ ̄;)


ヤッパリ!


逆さ大観音が拝めたのだ〜\(~o~)/

コレは、ありがたい・・・ナムナム!



さて、境内には大観音以外にも、多くの像がある

こちらは、水瓶を持ってる観音像

こちらは、合掌スタイル

台座は、御影石だが、像は大理石風だな。


その先は・・・・エ( ̄ロ ̄;)!!

こりゃ、デカイな〜。

戦没者慰霊塔のようだが、海軍の砲弾のようだ。

慰霊の心、忘れてはイカン!


世界平和を祈りましょう  (。-人-。)ナムナム



神妙な、趣で進んでいくと・・・・


境内の裏山に・・・

なにやら、気になるスポットを発見 (・∀・)b


お〜〜! 不動明王率いる
『三十六童子』ご一行様登場!

明治時代に成田さんより不動尊を勧請した時に、不動尊&三十六童子を建立したらしい。

残念ながら、明治時代の像は劣化が激しく、一箇所に集められているのだが、平成11年に
新たな像が奉納され、裏山に「三十六童子めぐり」ができていたのだ!


コレは、行かなければ!

早速、斜面に建つ童子を眺めながら進むことにする。

しばらく行くと、古いタイプの像が集まった場所にでた。

コレはコレで、味があるの〜(。-人-。)

歩道沿いには、新しい像が並ぶ。

神秘的というか、いい感じ、じゃないですか〜。

サイズは、小さいけど・・・

新しい像だけに・・・


雰囲気が・・・

普通の人っぽいのだ。( ̄o ̄;)ボソッ


さて、一番奥には『大日如来』がお座りになられております。

こちらは、ずいぶん硬質な岩で、スマートな大日如来だ。

足元には、童子めぐりとは別に、
明王の皆様

大日如来の脇に4体、右手にもう一体、全部で5体の明王

『5大明王』のようだ。

一列に並んでいるので「何明王」なのか?わからないのだが、たぶん左から
軍荼利明王
ぐんだりみょうおうその隣が、不動明王(ふどうみょうおう)
大日如来を挟んで金剛夜叉明王こんごうやしゃみょうおう右側が大威徳明王」だいいとくみょうおう
だと思う。

(手の組み方や持物で勝手に判断してるんだけどね ~(=^‥^A )


となると、独り東側におられる方が・・・・


降三世明王(ごうざんぜみょうおう)

この印(手の形)も、特徴的だけど・・・・

足元を見ると・・・

・・・・ゲ!(◎o◎)

踏まれてる人合掌してるやん!邪気じゃないぞ?


実は、菩薩や如来はある程度知っているのだが、明王に付いて、私はさほど詳しくない。
今回この像を見るまで
「明王も色々な像がいるな〜」ぐらいに思ってたのだが、さすがに
合掌した人を踏みつけている姿を見て、びっくり!(◎o◎
)

そもそも、明王はヒンズー教の神から移植された仏様なので、菩薩や如来のような
慈悲の表情とは違い、戦闘系の雰囲気。



そうなると、疑問もわいてくるので早速調べてみた。


降三世明王ごうざんぜみょうおう
(参考資料 日本実用出版社 仏像がわかる事典 著者 谷敏朗)

「降三世印」、特徴的な点は両足で地に倒れたヒンズー教の最高神『シヴァ』と妻の『ウマ』を踏み
つけている点である。

エ!踏まれているのは、ヒンズー教の「シヴァ」ご夫婦・・・?

・・・・いくら、異教徒であるからって・・・
ヒンズー教の最高責任者踏みつけちゃヤバイんじゃないの?



シヴァは「過去・現在・未来の三つの世界を収める神」で、ヒンズー教の最高神。それに対して仏教最高仏の
大日如来は、ヒンドゥー教世界を救うために、シヴァの改宗を求め降三世明王を派遣して、頑強難化のシヴァと
妻ウマーを超力で降伏し、仏教へと改宗させたということだ。


大日如来さん・・・
派遣って・・・明王行かしたんかい( ̄o ̄;)ボソッ
中東に歴代アメリカ大統領が、仲裁とか言いながら、戦闘機従えて訪問するのに似ているような?



う〜〜〜〜ん、仏教は奥が深い。キリストさんが生まれる500年以上前に始まった宗教だしね。


そんな、疑問を抱えながら、振り向くと・・・


お〜〜〜( ̄ロ ̄;)!!

デッカイ、横顔が!




先ほど見上げた、大観音の横まで上がってきたのか!

この位置から見ると、大観音の配置がよくわかる。

参道の石段は、独立した参道だったのか。


さて・・・先に進むか・・・と思いきや・・・・


ブ〜〜〜ン・・・(´・ω・`)? なんの音だ?




オオスズメバチだぁ〜〜ヽ(`0´)ノ

コレは、危険!どこかに巣があるようだ!


最後に不動明王拝もうと思ったけど、緊急非難となった!


続きは、また、冬に来よう
〜(´・ω・`)


 情報
最寄駅  武蔵野線 東所沢駅
駐車場  有り・5台ぐらい(無料9
拝観料  無し
所在地  所沢市本郷764
その他  
マップリンク  Google マップへリンク
埼玉大仏巡礼 番外編 三峰神社の日本武尊

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