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雨の日も、風の日も、
大仏はそこで待っている。

埼玉大仏巡礼 その3

「 大渕寺 護国大観音 」訪問     埼玉県 秩父市


埼玉大仏巡礼も3ヶ所目となった。


3ヶ所目の巡礼地は、
「秩父三十四箇所札所めぐり」27番札所でもある
「竜河山大渕寺」にある、護国観音を参拝することにした。


ここには、
関東三大観音の一つと呼ばれている「護国観音」があるのだが・・・
あとの二つは、何がノミネートされているのかは、ご想像にお任せしましょう。


寺に着くと、そこには立派な境内

「秩父札所めぐり」の寺だけあって、この日も多くの参拝者


う〜〜ん (-""-;)

私がめぐる寺に、多くの参拝者がいるなんて・・・



これは、
有る意味「レア」かもしれない。 ( ̄o ̄;)ボソッ




さて、早速山門の前に立つと・・・

立派な寺ではないか!


しかし、寺の裏山に・・・


あぁ! (◎o◎)


あった・・・と言うか・・・ずいぶん
高いところに、らっしゃいます。


望遠レンズで、覗いてみると・・・

デカイ! 足元の人間と比べると、はるかにデカイ!

さて、とりあえず境内へ

境内には、ベンチや延命水など、
札所めぐりの方々への配慮がなされていた。


それに、季節も良かったのか

見事な、桜が咲いているではないか!


ま〜花の季節に、大仏めぐりも
オツなもんですね。

まずは、この先の安全祈願とお邪魔しますのご挨拶で、合掌

(。-人-。) ナムナム・・・・


さてと・・・、肝心の大観音ですが・・・

もう、見てわかってますが・・・山の上にいらっしゃる。


一応、参拝コースが整備されているようなので、
「大観音巡礼ハイキング」と行きましょう!


まずは、手前にある観音堂

こんな感じの石段なら、山登りも楽だ〜ね〜(*^-^*)

さて、観音堂へとやってきた。

『できたて』といった感じだが、綺麗な白木の堂だ。



そんな、お堂の右側に・・・
なんか、派手なのが・・・



・・・・( ̄∀ ̄;) 何?

え〜〜〜と、なんだかよくわかりませんが、
メッチャ派手なのは確かです。


その先には、戦没者慰霊塔

このあたりの石碑は、よく見かけますね。


(。-人-。) ナムナム平和が続きますように・・・


さて、それでは先へと・・・・



エ ! (◎o◎)




さっきまでの、綺麗な石段は?




この先は、険しい山道のようだ・・・_| ̄|○ ガックリ・・・





さっき撮った望遠写真では、ご利益も低減されそうだし・・・




根性だして・・・登ってみるか・・・(´・ω・`)フウ〜

と言うことで・・・参道と言うより、獣道を撮影機材かついで・・・


エッチラ・・・オッチラ・・・


琴平ハイキングコース・・・(´・ω・`) ?

参道じゃなくって、ハイキングコースだったのか?


蛙たちも
「呆れカエル」・・・ここまで書いたら・・・

「持ちカエル」にすればいいのに・・・( ̄o ̄;)ボソッ



振り向けば、さっきの観音堂・・・

こりゃ、先が長そうだ・・・(´・ω・`)


途中には・・・
「カタクリ群生地」

ちょっと、時期が早かった・・・。


何にも無い「群生地」を過ぎて、エッチラオッチラ登ると・・・

土砂崩れ? ガケ崩れ?

まだ、参道がふさがってないからいいけど


おっかねな〜( ̄o ̄;)ボソッ



な〜〜んて、思っていると・・・



道は先でヘアピン・カーして・・・
見上げた、ガケ崩れの現場へ


参道を塞いでたんかい_| ̄|○ ガックリ・・・


本堂で、安全祈願しといてよかったかも・・・?


でも、見上げると・・・・


おぉ〜 ( ̄ロ ̄;)!!

かなり、近くに!!

ヨッシャ (>w< )!


もうちょっと、がんばってみるかいな?




しかし、その先は・・・・



ドコを登れば、いいんじゃい?


ホンマの、獣道だ・・・

それに・・・

本物の、獣もいるようで・・・


えらいこちゃですよ・・・( ̄∀ ̄;)大汗

これは、
『ハイキング』というより『トレッキング』だ・・・



でも、あと少し・・・・



がんばろうかな〜と思った矢先



・・・・( ̄ロ ̄;) ハァ〜?

獣の通った跡も、ね〜ぞ〜?



ブツブツいいながらも、登ること、約1時間

振り向けば、もう小さくなった本堂!


ここで、あきらめては、大仏ジャンキの名がすたる

ラスト・スパート ヽ(`0´)ノ




キタ━━━(゚∀゚)━━━━!!!!


大観音とご対面!


やっと、足元に着いた〜〜!

それにしても、よくこんな大観音を、
山の上に作ったな〜。


こちらの「護国観音」は、右手を上げ、左手には「サーベル」

バンザイ!をした感じで、山の山頂に建ってるのだ。



それにしても、顔が・・・リアルな気がする。

通常の大観音と比べて、なんか・・・奥行きがあるような?


あ! 目だ・・・・ (◎o◎)




目が・・・
白目が穴になって、瞳がぶら下がってるんだ。

鼻の穴も、リアルだけど、
目玉が独立してるから

スッゲ〜リアリティが有るんだ。


さすが、
秩父のコンクリート大観音


秩父と言えば、「夜祭」と「秩父セメント」



秩父の山は、良質の石灰岩が産出されるため、ガンガン削られているのだが、
その分、地元には見事なコンクリート文化が形を残したようである。

足なんかも

超リアルに作られている


せっかくなので、裏側に回ってみると・・・

裏側は、いたって普通 ( ̄o ̄;)ボソッ

小さな、小窓が縦に並ぶだけ。

体内仏でもあるかと、覗いて見ると・・・

何にもない空間でした。

でも、鉄骨についた茶色いものは・・・
スズメバチの巣の跡じゃね〜?


こういった場所で、無益な殺生は禁物だが、スズメバチは怖いやね〜。



足元の台座にも、小さな観音様の横顔

手前のカエル君・・・そこで、何やってんだい?


まさか・・・君が、呆れ蛙君?



埼玉大仏巡礼 3ヶ所目


かなり、ハードな巡礼になったが、建立は昭和10年(11年と言う情報も有)護国観音と言う
国を守る意味で建立された大観音は、左手に剣を持ち、秩父の町を見下ろしている。


平和を絵に描いたような、平成の世になっても、秩父に咲いた昭和コンクリート文化の象徴として
途中の樹木は倒れても、
大観音は傾くことなく、秩父の良質セメントのアピールもかねているようだ。



大観音の参拝は、終えたのだが・・・次に待つのは・・・下り



とりあえず、足の筋肉組織に溜まった乳酸が分解されるまでの間
大観音の足元に座って、しばしの休憩となった。


すると・・・


『ぽ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜』


と言う、山間に『こだま』する汽笛の音



ふもとを見ると

秩父鉄道の名物『蒸気機関車 C58 パレオ・エキスプレス』が
ゆっくり、ゆっくりと、通り過ぎてゆくのだった・・・。




『 大観音の足元に座って、見下ろす蒸気機関車 』




なんか・・・ええな〜〜 ( ̄o ̄;)ボソッ





さて、山を降りるか・・・(-""-;)



登りに比べると、下りはさすがに早かった。

登りでは、気がつかなかったが、本堂脇の掲示板には・・・

その通り! (`・ω・´)ノ"


ここでもいいけど、六本木ヒルズあたりに掲げてほしい言葉が、さらりと書かれていた。


 情報
最寄駅  秩父鉄道 上影森駅
駐車場  有り(無料)
拝観料  無料
所在地  埼玉県秩父市上影森411
その他  非常に急な勾配と山道ですので、覚悟して行って下さい。

マップリンク  Google マップへリンク
玉大仏巡礼 その4 空滝大不動

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