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雨の日も、風の日も、
大仏はそこで待っている。

埼玉大仏巡礼 その1

「 芦ヶ久保大観音 」訪問     埼玉県 秩父郡横瀬町


新緑
まぶしい2008年春、埼玉県西部の大仏巡礼へ出かけた。

まずはじめに訪れたのは、秩父に程近い
「芦ヶ久保(あしがくぼ)」という場所だった。


芦ヶ久保駅に隣接する「道の駅・芦ヶ久保」へ行けば、大観音が見えると聞いたので
早速、行ってみたのだが・・・


道の駅には、にぎわう親子連れやカップルばかりで・・・


大観音参拝の雰囲気は・・・

無い ( ̄^ ̄)キッパリ




そんな
ホリデ〜な雰囲気の道の駅から、視線を山頂に向けると・・・

いらっしゃいました〜!

けっこう、立派な観音さん!


お〜!真新しい
銅緑色をした大仏風の方が、鎮座しているではないか!


しかも、その尾根に続く道は・・・

下から見ただけで、解る「急勾配」


これ・・・ヤバイんと、ちゃう (´・ω・`)?





はぁ〜_| ̄|○ ガックリ・・・




大仏への道はいつも前途多難・・・・なんだかシランが大仏や大観音への道は、
こういった場所ばかりなのである。


まあ〜大仏を目の前に、ここで弱音を吐いていては始まらない!

軽ワゴン車、『アクア号V3』で、急勾配へとチャレンジじゃ〜!

ドッヒャ〜! ヽ(`0´)ノ

普通、こういう場所は「ガケ」と呼ぶと、思うのだが・・・


荷台の荷物を荷崩れさせながら、なんとか勾配を上りきると・・・


そこには・・・


ほんわかした、雰囲気の大観音さんの登場!


ここの雰囲気、なんか、ええな〜 ( ̄o ̄;)


下にある、道の駅の賑わいとは、一味違った静かで洗礼された雰囲気なのだ。


先ほどいた道の駅や駅前が見下ろせる山ばっかりだけど、
ビュースポット

大観音さん、いい所に座ってますね。

さて、大観音はと、言うと・・・

コレが、珍しい「正座」をした形で座っているのだ。

倭座り(やまとすわり)とも呼ばれ、正式な坐名は「跪坐(キザ)」と呼ぶ座り方。
あまり漢字では見たこと無いが「跪(ヒザマヅク)」という漢字が入った座り方だ。

台座も2層式で、1段目の台座の周りを回れるような造り。

平成12年建立と、像は新しいのだが、地上18.5mの高い像が青空に映えてお見事!

また、ここ最近建立された像の特徴として、お顔にヒゲが無い。

非常にすっきりした感じだ。


なんとなく、雰囲気と言うか、色と言い大きさと言い・・・・

↑ 那須高原で見た「みろく大観音」によく似た感じだ ↑

そういえば、みろく大観音の
建立も平成12年だったはず・・・



まあ〜大仏も大観音もそうだが、仏像は建立時の世相を反映した形状が多く
平成12年ごろのスタイルは、この色と雰囲気が
『一番・ナウイ』のだろう。

う〜〜〜ん、それにしても、この滑らかな質感は、すばらしいな。

それに、座り方もさることながら、こちらの大観音は
髪の結い方がよく見えるのだ。

観音菩薩や大日如来と呼ばれる長髪の像は、
髪をアップにしている形が普通なのだが
普段は、冠をかぶっているので髪型が確認できない


しかし、ここ芦ヶ久保大観音には冠や豪華な装飾品は押さえられ、質素なスタイルでの建立なので、
髻(ケイ)と呼ばれる髪をアップにした状態が、はっきりと見て取れるのだ。


コレは、いろいろな意味でいいっすよ!


山の上から下界を見下ろす大観音・・・

見る場所によっては、
お行儀良く家の上に座ってるようにも見えるが・・・
決して、家の上に座っている訳じゃないですから・・・ご安心ください。


 
情報
最寄駅  西武秩父線「芦ヶ久保駅」
駐車場  有り(無料)
拝観料  無料
所在地  埼玉県秩父郡横瀬町芦ヶ久保92
その他  大仏周辺は、かなりの勾配がありますので、ご注意ください。
マップリンク  
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埼玉大仏巡礼 その2 秩父大仏へ




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