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百科図鑑 大仏訪問記

【 大仏巡礼 】

東京大仏巡礼 2008 その6

「 長谷寺 麻布大観音 」訪問     東京都 港区



東京都港区西麻布


オイオイ!大仏訪問記はとうとうネタがなくなって、六本木ヒルズにでも訪問に行ったのか?
と、思われるかもしれないが
・・・あながち、その推理、間違っているわけではない


あれ?・・・ヤッパリ間違ってるかな?


いや・・・そうでもないかな・・・?


まあ〜いいや・・・( ̄o ̄;)ボソッ



今回の訪問地は、東京都港区
西麻布、以前「とんねるず」の歌で有名になった「西麻布」だ。

バブル景気の頃は、若者と業界人の町として、
ビジュアル系の先端を進み、バブル崩壊後は
外人の多い町として、
横文字スタイルの町へと変貌を遂げてきたまさに、「バブルの夢の跡」
と、言っても良いこの町も、数年前に
六本木ヒルズの完成と共に、また、活気が戻ってきた。


しかし、そんな巷の吹けば飛ぶような、
一過性のライフスタイルなんか・・・・


大仏ジャンキーには、関係ね〜ぜ!ヽ(`0´)ノ



奥の白金台に住む主婦は、

「シロガネ〜ゼ」 ヽ(`0´)ノ


向かいの麻布十番エリアのマダムの呼び名は・・・

「ジュバ〜ナ」 ヽ(`0´)ノ



なんだそりゃ〜〜 (>w< )!


訳の解らない流行語最先端が渦巻く西麻布!


だが・・・我々の目的はひとつ!


その、ビジュアル系タウンにそびえ立つ「大観音」を見に行くことなのだ〜!




さて、流行に正面からケンカを吹っかけているような、始まりだが・・・
大仏巡礼はそれ位の緊張感と違和感があったほうが面白い。

訪れた場所は、六本木通り・高樹町の交差点

六本木通りと、上を走る首都高速3号渋谷線の高樹町ランプ(インター)のすぐ脇
青山方面から来た「骨董通り」との交差点だ。

その角に・・・

「大本山 永平寺別院 長谷寺」

・・・・・(◎o◎) え?


永平寺 別院?




永平寺
と言えば・・・・

1244年、道元禅師によって福井に開創された、現在も僧侶の修行専門道場であり、
一般人も参禅に訪れることも多い
超有名な修行寺でないか!
もちろん、私も観光でいったことは、あるが・・・その別院とは・・・!


そんで持って・・・・次に書かれていた文字は・・・・



長谷寺 ? (◎o◎)


長谷寺と言えば、関東の人なら
「神奈川県鎌倉にある長谷寺」の記憶があるかもしれないが
奈良県桜井市の長谷寺秋田県本荘市の長谷寺参拝者がたえない有名寺でおわす。


そんな、二つの有名どころが西麻布に・・・


知らなかった・・・



早速、矢印に従って交差点を曲がってみると・・・

正面に、立派な・・・山門!

寺の右手には・・・

六本木ヒルズ!

まさに!百科図鑑的、大仏訪問になってきたぞ〜 ヽ(`0´)ノ


早速、境内へ足を運ぶと・・・

そこに広がった境内は、港区とは思えない素敵な空間だった。

入ってすぐ右手に見える豪華なお堂が、大観音がおわす建物らしい。

しかし、ここではまず本堂へ・・・

寺に参拝した場合、どんな目的であれ、まず本堂でお参り

本堂の両脇には、風神と雷神が颯爽と構えていた。

まだ新しい石造

ひさしぶりに、立派な風神・雷神を見た気がする。

京都、三十三間堂の風神・雷神によく似た感じの像だな〜


さて、本堂でお邪魔します&商売繁盛その他諸々の祈願参りを済ませて大観音へ

お〜! さっきも見たのだが・・・豪華な観音堂だ・・・

左後ろの、六本木ヒルズに負けてはいないぞ!
(こっちの方が、デザイン的に斬新かも?)


建物入り口の看板を読むと・・・

「麻布大観音」

確かに、麻布に大観音がいらっしゃるようです。

しかし、先を読んでいくと思わぬことが、書かれていた・・・・

「大本山永平寺別院長谷寺(チョウコクジ)」の・・・

(ちょうこくじ) (◎o◎)

長谷寺とかいて、「ハセデラ」じゃなくって「チョウコクジ」と読むのだった・・・・。

人の名前も、そだけど・・・地名や寺名って、難しいよね〜 (^_^;)


まあ〜難しいことは・・・おいといて・・・



それでは、大観音を拝観させていただきましょう〜!


デ ・ デカイ〜 (>w< )


予想外の、巨大木造大観音の登場であった!


正直、室内にある大観音ということで、ある程度の規模を想像していたが・・・

想像以上に、大きくてメッチャカッコイイ大観音の登場に唖然としてしまった。

建立は、1716年というから300年弱前になるのだが、1945年の空襲で消失。
その後、1977年に再建造立された比較的新しい木造巨大観音だ。

消失したのち、再建された大観音や大仏は、青銅やコンクリートが多いのだが
こちらは、しっかりと木造で再建するという部分がすばらしいではないか!


訪れた時間、ちょうどお勤めらしく、堂内で香が焚かれており「煙る大観音」となっていた。

広い堂内に流れる経と鐘の音、そして漂う香の香りと煙る大観音

ここは、西麻布じゃね〜 (>w< )


イヤ・・・これが本当の、西麻布の霊気なのかもしれない。


それにしても、像の高さ10m、光背まで入れると12mほどある大観音

室内にある大観音では「鎌倉の長谷観音」とほとんど同じ大きさかもしれない。

足元には、建立時に彫られた文字があるのだが・・・

達筆で、昭和ぐらいしか・・・よめまへん (T_T)ベンキョウブソク

大観音の後ろにも回ることができる。

真後ろに回ってしまうと、近すぎてなんともいえないのだが、
脇から見上げる姿が一番迫力があるかもしれない。


思わず、都会のど真ん中にいるのを忘れてしまいそうな、そんな大観音であった・・・


表に出ると・・・

大観音の上を飛行船がユラユラと飛んでいたのだった・・・

オイオイ!観音様の頭の上を飛ぶような無礼なことをすると・・・


風神様に、吹き飛ばされるかも知れんぞ・・・( ̄。 ̄ )ボソ...



時間をずらして、夕闇間近の時間にも寄ってみた・・・

バックの六本木ヒルズが光り輝き始めるころ・・・

ライトアップされたのは、大観音も同じであった。


ヒルズよりこっちの方が絶対にカッコイイと、思うんだけどな〜( ̄。 ̄ )ボソ...


「東京大仏巡礼 2008ー7(ラスト) 駒込大観音へ」

情報
最寄駅  地下鉄・半蔵門線、銀座線「表参道駅」・千代田線、「青山4丁目駅」
駐車場  境内に多少有り
拝観料  無料
所在地  東京都港区西麻布2−21−34
その他  首都高速3号線 高樹町ランプ近くですので道はいつも混んでます。
マップリンク グーグル・マップへ  




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