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百科図鑑 大仏訪問記

【 大仏巡礼 】

「 養玉院・如来寺 大井の大仏 」訪問     東京都 品川区


東海道新幹線が停車するようになってから、
極端な発展を遂げた品川


そんな、品川駅を出た新幹線のすぐ横に、大仏が有ることを

ほとんどの人が知らない


そして、その大仏が・・・

5体も並んでいたら!


まさに!大仏天国!

あ!・・・仏様の場合
「天国」じゃなくて『極楽』か・・・( ̄o ̄;)ボソッ


どっちにしても、大仏ジャンキーの心をくすぐりまくる
そんな大仏に行ってみることにした



東京の下町の雰囲気を残す場所に、目指す寺
【如来寺】はあった

山門脇には
『大佛 如来寺』と書かれた石柱も立っていた


この写真だけ見ると、
東北の山寺のようにも見えるが・・・・


ちょっと、脇を見ると・・・

街中です (^◇^;)

道の先に見える高架橋は、
東海道新幹線の線路だ。



さて、周りはにぎやかな感じであるが、予想外に静かな雰囲気の境内を進んでみよう

山門脇のスロープから進む

早速、本堂が現れた。

まずは、参拝 (。-人-。) ナムナム


『家内安全・交通安全・商売繁盛・世界平和・・・・
不老不死・・・


さて、参拝も済ませ、早速大仏様を拝ませていただきたく辺りを見回すと・・・


 
キョロ キョロ (゚_゚)(。_。)(゚_゚)(。_。)  フム フム


ナンじゃこれ?

お〜〜!カセットコンロに、
線香点火用グリルが乗ってる!

こんなのが、売ってるのか?



既製品か? 特注か? オリジナルか?

どっちにしろ、良く出来てるな〜


なんで、こんな部分に関心を示しているのか自分でも解らないが、最近は便利になったのう


さて、はじめてきた寺では、まず教育委員会の
お墨付き解説板チェック!

う〜〜〜ん・・・いくつかの仏像があるようだが、

大きさは等身大か、それより小さく・・・大仏ではなさそうだ。


もっとも、大仏が文化財に指定されることってめったに無いんだけどね(´・ω・`)


そんな、こんなで色鮮やかな紅葉を見ながら奥へ進むと・・・

お〜〜〜! 
真っ赤に塗られた巨大なお堂を発見!


どう見ても、ここが大仏殿だろう!



さて、予想外に、まっ赤のお堂の出現に少々ビビッタが
訪問時期も良かったのか周辺も紅葉しており

赤いお堂により一層の色を添えている


そして、ここの大仏様は・・・
品川区の文化財に、指定されていたのだ!

木造五智如来坐像

座った状況で、3mを超えていれば、十分に大仏の規定はクリアーである!


早速、お堂に進むと・・・

中は、真っ暗・・・(-""-;)

でも、良く見ると・・・・


ヌオ〜〜〜ヽ(`0´)ノ

見事な、大仏さんがいらっしゃるではないか!

それも、近づくと・・・・両脇にも!

これは・・・すごいぞ!
(>w< ) 


そして・・・右を見ると、その奥にも・・・

大仏〜ヽ(`0´)ノ

左を見ると・・・・

ヤッパリ!大仏〜〜ヽ(`0´)ノ


入口に柵があったので、これより中には入れない感じであったが
一度本堂に戻りお寺の方に、わけを話して入堂の許可を取ると
快くOKをいただけ、早速堂内へお邪魔してみた。


まずは・・・すごい迫力 (◎o◎)

右手前から

薬師如来
宝生如来
大日如来
阿弥陀如来
釈迦如来


まさに、
大仏ゴレンジャーの登場であった!


1番右の薬師如来は、
1636年当時の物で、それ以外の4体は、火災で焼失してしまい、1746年の再建らしいが
それだって、今から260年前の物だって言うんだからすごい!



ただし・・・ここで、
大きな疑問が・・・(-""-;)



こちらの如来の皆様・・・見ただけでは誰が誰だか良く解んないっす!



ここに並んだ大仏さんの名前は、入口にあった
教育委員会の案内板を参考に書いたんですが・・・


釈迦如来と阿弥陀如来の区別
って・・・
手の形(印)も、過去の作例で、さまざまな形があるから、見ただけじゃわかんないんだよね


解りやすいのは
右側の薬師如来中心の大日如来

薬師如来は
薬壺を持ってるからまず間違えないし、如来(いわゆる大仏の姿)で
冠を被っているのは大日如来しかいないので、判断はつく。


でも、他の3体は、言われや、掘った人の言ったことを信じるしかない


実際に、私の知る限りで言えば、「教育委員会」の書いてある表示と
違う点も出てくる。


ちょっと、難しい話なので、飛ばしてもらっても良いけど・・・・


中心にいる
大日如来の手の形『法界定印(ホッカイジョウイン)』と呼ばれる形の印を結んでるんだけど、それって
曼荼羅の中の
「胎蔵界」と呼ばれる五智如来(五仏とも呼ぶ)なんだけど、教育委員会が列記した名前は「金剛界」
と呼ばれる部分の「五智如来」の配列なんだよね・・・・。


まあ〜どっちにしても、私のような、ジャンキーレベルが悩む問題でもなさそうなので

『ここでは、これなんだ!』
で行きましょう。


もっとも、仏教界の親分5人衆の前で、
警備に当たるこちらの方が・・・

一番責任重大だと思う・・・・


そりゃ、怖い顔にも、なりますわいな・・・( ̄o ̄;)ボソッ




それにしても、この時は東京にちょうど紅葉が訪れた時で、最高の景色だった。

また、別の季節にやってくると雰囲気も違うだろうな〜(*^-^*)

大仏殿脇にあった、白い円形の建物も気になったのだが・・・

内部は、改装中・・・(´・ω・`)アリャ?


やはり、ここももう一度来なければ・・・・



まあ〜今回は、
大井の大仏さんが、拝めただけでも十分満足である。

そう言えば、脇にいらしたお地蔵さん・・・杓杖が
折れてるんですが

先が不思議な感じで宙に浮いてますけど?


ちょっと、カッコイイ石仏も多い、大井の大仏
さんであった。

情報
駐車場  無し(近隣のコインパーキング等利用)
拝観料  無し
その他  


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