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このページ(コンテンツ)の概要〔一度は読んでね(^_^;)〕


(すでに、概要を読まれた方は、本編へGO!)←クリック


写真家であり作家でもあり、芸術家の糸崎公朗(いとざき・きみお)氏と出合って早4年
彼が次々に生み出す奇抜な作品を目にするたびに、とびっきりのセンスに圧倒されていた。

そんな彼との出会いが、写真家でも芸術家でも作家でもないこの私に、街角でシャッターを
切らせる好奇心に、与えた影響は、非常に大きな物だった。


私は、「あなたは、なに家(か)?」と聞かれれば「建築家」というのが一番近いかもしれないが、
そんな建築家の私のスタイルに彼の作品で一番影響を与えたのは『路上観察』かもしれない。

路上観察と言う分野は多くの人がそれなりの手腕とセンスで行っている。マンホールの
写真を撮ったり、街角での人の観察、路上でのネイチャー観察もあるだろう。そんな中
このたび糸崎氏のお誘いで超芸術探査本部・トマソン観測センター報告発表会
参加することができた。


そもそも・・・超芸術とは何か? トマソンとは何か?


この「超芸術 トマソン」の生みの親は、1960年代から活動した芸術家、赤瀬川原平氏の提唱する
「超芸術」そのものである。詳しくは『ちくま文庫 超芸術トマソン』を読んでいただくことが一番である



定義として・・・
「不動産に付着していて美しく保存されている無用の長物」
とされ、いくつかの部類わけがされている。
「芸術」と区別される点として
「無意識に作られた物」であり、芸術に似た相貌を持ちながら発見される
ことにより初めて、その本領を発揮する。
発見・報告をする「アシスタント」はいても、作者はいない。
すなわちそれが『超芸術』なのである。



トマソンという由来・・・・
トマソンという名前は、1982年読売巨人軍に実在した
「助っ人外国人選手 ゲーリー・トマソン」に因んで
付けられたものである。
「超芸術」と言う考えが生まれた年、読売巨人軍に迎えられつつ、ひたすらバッターボックスでブンブンと
バットを空振り続け、それでも高い金をはたいた巨人軍はひたすら彼をベンチに座らせ、養い続ける・・・・

そんな彼の姿が
無用の長物」とバッチリマッチしたことから、皮肉にも1年で巨人を去った「トマソン選手」の
名前がこの「超芸術」のニックネームへと永遠に刻まれることとなったのだ。


さて、言葉での説明はこんな感じだが、『百聞は一見にしかず』まずは
簡単な例を写真で紹介しよう。


下の駐車場の写真を見てください。

駐車場奥のブロック塀に1本の鎖がぶら下がっている。

この鎖。サビ具合からしてもかなりの古いもので、この駐車場には全く必要の無いものだ。
さて、この鎖一体なにかというと・・・・

実は、この駐車場にまだ住宅があったころに
プロパンガスのボンベを止める為にあった鎖なのだ。
その昔、ここには住宅がありこの壁の鎖もライフラインである「ガス」を供給する為にしっかり大役を
果たしていたのだが、住居は解体され駐車場となった今は、ガスボンベは撤去されてしまった。


しかし?

なぜかボンベをつなぐ
鎖はそのまま残され、くしくも美しい重力のアーチを描き現在に至るのである。


まさに・・・
「不動産に付着していて美しく保存されている無用の長物」である。


このような事例を、街中で見つけていくのが『超芸術のアシスタント』の役割である。


そして、発見された「トマソン」の報告を受けて定義に沿った「超芸術」であるかを審査し認定するのが
超芸術探査本部・トマソン観測センター』である。

そんな超芸術探査本部・トマソン観測センターの報告会に足を運び、恐れ多くも初出場のくせに
多くの作品を出展し、報告会ではスライドを交えながら「トーク」までしちゃった怖いもの知らず?の男がいた



私・・・・クロスケ・・・σ(^-^;)



だが、この審査にはもちろん定義があり、
落選惜しい作品(ファールチップと呼ぶ)
もあれば
ダジャレと呼ばれる「トマソンとは言えないが、皮肉の聞いたユーモア」的な作品も持ち込まれる。


そして・・・・・・


私の作品は、「トマソン」もあるのだが「ファールチップ」「ダジャレ」が異常に多いのである!


『超芸術と言う世界には届かない惜しい作品』といえば、聞こえもいいが著名なアーチストの皆さんが
築き上げてきた世界の価値観を私が捻じ曲げるなど、それこそ恐れ多い話である。しかし自分なりに
路上観察という世界を進んでいると、好奇心をそそる被写体も多い。


という事で、今回の私が作ったコンテンツは・・・・


『ぶらり 路上観察』
「街には お洒落な ダジャレがいっぱい」


と、題して「超芸術トマソン」「ファール」「ダジャレ」「変な物」「意味不明な物」「解読不能な物」も・・・


色々ひっくるめて、路上であった物をここで紹介していこう!と言う趣旨にしました!


それでは、何はともあれこの先は『見て感じないことには、始まらない』部分です。




寛大な心とユーモアのセンスを生かして
「お洒落なダジャレ」の世界へどうぞ




↓クリック↓
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あ!糸崎さんの『2コマで見ると面白い』にそっくり!とか言わないでね(^◇^;)

だって、参考にするどころか本人と一緒に路上観察とか行ったりしてるから
もちろん、尊敬の意味でまだまだ及びませんが、マネをしていますσ(^-^;)




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