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君津市漁業資料館
〜 ノリと海の資料館 〜


千葉県君津市

木更津と富津の間にあるちょっと、地味な町だが・・・

東京湾産の「海苔」の一大産地である

そんな、君津市にある資料館

君津市漁業資料館

建物前には、なぜか「遺産名」として「君津市漁業資料館」と、あるが・・・

それ以上に、真ん中の看板の
「君津」の「君」という字が・・・


取れちゃってますけど(^_^;)


これじゃ
「津市」になっちゃうよ (ノ><)ノ


海沿いで、屋外表示などは、管理が大変でしょう・・・(^_^;)

入口には、小船が展示してありました

何の、変哲もない船のような感じですが・・・解説を見ると

東京湾内で、
海苔の養殖をする為の特徴が盛り込まれた船でした

簡単に表記すると・・

浅くて、波の穏やかな海の特徴が出てますね

もっとも・・・

ちょうどいいかも・・・( ̄o ̄;)ボソッ



入場は無料ですが、受付で代表者の名前と人数を必ず記載してください





なぜなら・・・

案内の「しおり」と、共に・・・



なんと!

君津市特産の
「おいしい焼海苔」が、いただけるんです


無料の施設なのに・・・これは、うれしい!
(ちなみに、うちに帰って食べたら、コレがメッチャうまいんだ〜 (*^-^*) )


展示室は2階に有り

1階は、資料館のコンセプトや配置の案内

現在の漁場である東京湾岸の簡単な説明があります

ジオラマと航空写真で見る埋め立ての歴史は良くわかる展示だな〜

さて、2階のメイン展示室は・・・

基本的に、海苔漁の資料中心


海に立てる
ヒビの加工や昔の海苔漁をパネルで紹介

ちなみに
「ひび」と言うのは、海苔が生える為に、海中に立つ柱状の構造物で
東京の知名にもある
「日比谷」は、昔あそこに大きな入江があって、その谷に
「ひび」がたくさんあったので、「ひびの谷」「日比谷」になりました。


幕張メッセやマリンスタジアムがある場所も、
住所は「ひび野」と言って、昔は
潮が引くと、遠浅の海岸に
「ひびが野原」のように広がっていたので、「ひび野」
という、地名が付いています。



海苔は昔から、日本人の暮らしと密接につながっていたんですね〜

そんな、人の海苔とのかかわりを展示した空間が、奥にあります


この先は・・・

なぜか、
田舎の資料館に多い、ジオラマ・リアル蝋人形だ〜!


先ずは、船から身を乗り出して、海苔を採集している様子

今は、機械化されポンプを使った採集方法になっていますが、それでも危ない仕事だよね


そして、採集した海苔を細かく刻む作業

「海苔切り」
採取したばかりの海苔は、手のひらほどの大きさがあり、それを細かく切り

その後、スダレの上で、並べて型枠整形して

天日に干して、あの四角いマット状の海苔が出来上がります

時期が冬場だと、そりゃ〜きつい作業だよね

それにしても・・・ここまで
リアルな人形って・・・( ̄∀ ̄;)アハアハアハ・・・

他にも、海苔に関する、さまざまな展示があります

りんごの箱みかん箱、お茶屋さんに行くと「茶箱」があるように

もちろん、
「海苔」にも「海苔箱」が有ります


こちらは、年季が入った道具類

海で使うので、手入れがとっても大変なんだって

刃物なんか、半日で
サビが出てくるし・・・(´・ω・`)塩害ってすごいんだよ



中には、こんな
変り種も有ります

天狗もビックリの
超高下駄

海の中を歩く
ゲタだって

コレをはいて、海を歩いてる姿を見たら・・・まるで、忍者だね(*^-^*)

厚底靴なんて、足元にも及ばないぜ (`・ω・´)ノ"


また、海には地元の漁師しかわからない
「海の地名」もあります

海の中で、「地名」と言うのも変だが、「海苔漁場」の名前と場所の海図


普通の人が見ても、ただの海だけど、ヤッパリ違いがあるんだね〜



最近、海苔は「コンビニのおにぎりブーム」や「回転すし」の普及で
けっこうな生産量があるみたいです。


世界に誇る東京湾岸の漁業
「海苔」
を、一度見つめてみては、いかがでしょうか?

博物館名
君津市漁業資料館
開館時間 9:00〜16:30
休館日
月曜日(祝・休日と重なる場合は翌火曜日も休館)/国民の祝日/年末年始
入館料 無料
見学にかかる時間は、約 1時間です
オフィシャル ホームページ


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