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マニアックな博物館・訪問記 その3

■ 麻雀博物館 ■



房総半島の東側、太平洋岸を走る、国道128号線に、こんな奇妙な看板が現れた。

世界唯一!
麻 雀 博 物 館




【世界で唯一】
なんと、興味をそそる言葉でしょうか?


麻雀には、ほとんど興味が無い私だが・・・


この言葉に誘われて、足は自然に矢印の方に・・・・


現れたのは・・・(´・ω・`)プレハブ?

工事現場の飯場かと思ったが、ここは
研究施設で博物館は奥の建物のようだ。


それにしても、
研究所って・・・要するに、麻雀やってるんだよね( ̄o ̄;)ボソッ


さて、博物館の方は鉄筋コンクリート2階建てのリッパなもの

コッチで、良かった・・・(^_^;)


それでは、改めて麻雀博物館へ行ってみましょう

Mahjong Museum

ま〜じゃんって、英語でこう書くのか・・・

さて、館内に入ると・・・

常時
1万点の展示か・・・すごいな( ̄o ̄;)ボソッ

特に見学の際は、

【麻雀の秘宝】【麻雀重要文化財】に注意して見て行くと面白いようだ。

1階ロビーから、すでに多くの麻雀に関する展示が並んでいる。

まずは、麻雀に関するグッツや関連商品

麻雀を描いた漫画って、確かにたくさんあるよね〜

こちらは、なつかしのコンピューターゲームだ!

テレビゲームがでる前は、確かにこういったゲームがあったな〜(^_^;)

こちらは、工芸品と言った感じ

水晶の麻雀パイ

字が
透けて読めちゃうので、使い物にはならんようだ・・・。

あれれ? この絵柄は・・・

麻雀パイでできた
「花札」

デザイン的に面白いな〜。

これは天然石?

石灰岩の結晶から作ったのかな?

こちらは、麻雀愛好家で著名人?と呼ばれる方々のパイ

好きな人は、好きなんだろうね〜。

このあたりは、グッツ的なラインナップ

正直、このあたりの
『ゆる〜いグッツ』の方が、どちらかと言うと興味あり

コッチは、陶器の大皿

所々に、パイが乗ってるデザインだが・・・微妙(´・ω・`)

お!今度は秘宝だ!

なんと、
総漆塗りのパイ

こんな、豪華なパイじゃもったいなくて、
ジャラジャラできないよ(T▽T)


続きまして、麻雀の歴史展示

麻雀の歴史なんて、ここへ来るまで考えたこと無かった・・・

と言うことで・・・2000年の歴史を振り返るとしよう

はじめに出てきたのは、大きなスタンプのようなレンガ

これが、起源なのか・・・

そんでもって、次は木製の物がでてきた

なんとなく、遊具的な雰囲気にはなってきたが、まだ麻雀のような気がしない。

このあたりから、色々と試行錯誤がされてきたようだ。

麻雀の前身は
「馬吊牌」と呼ばれる「札遊び」

それから、紙札になって庶民に多く広まった様子

なんとなく、トランプに近い感じだが、この後麻雀へ進化したらしい。
(らしいって、書いたけど、意外に難しい話でよく解らんかった)

そんな、歴史展示の中心には・・・

メッチャ豪華な麻雀卓

角には、羊?の顔と中心には別のお面がついた彫刻品だ

コタツを裏返してやるのとは、わけ違いそう・・・

続きまして、変り種の麻雀牌(パイ)ゾーン

純 金・・・一体いくらするんだろう?

次には、面白いものがあった!

おもしろ麻雀牌と書かれた、この牌は・・・

特殊なメガネをかけると・・・・

なんと、牌に描かれた
文字が浮かび上がって見える

トリック麻雀牌
なのだ! (σ^ω^)σオモロ〜

要するに、イカサマ用ってことかな (`-ω-´)コラコラ!

他にも、「春夏秋冬」の牌がその季節の花になってるもの

全体的に、絵がこってるな〜

コッチは、牌の絵柄が・・・

「水滸伝」に、なってるのだ〜。

水滸伝とは、中国の有名な物語なのだが・・・

私は、
この話が大好きで、この牌は興味大!

「宋江」とか「呉用」はどれかな キョロキョロo(・_・= ・_・)oキョロキョロ



そして・・・

水滸伝と来れば・・・
「三国志」

ヤッパリ、あったか・・・(^_^;)


また、ケースにも色々と手が込んだ物がある

皇帝御牌ケース

こういう貝細工って、中国すっきやなぁ〜( ̄o ̄;)ボソッ

もっとも、皇帝も麻雀やってたんかい!


また、現代のユニークな牌もそろっている

昔は美術的な価値のある物が、多かったようだが・・・

最近の物は、記念品的な物や景品的存在のものが多いみたいだ。

これは、伝説の娯楽番組・・・確かに、麻雀対決とかあったような?


そんでもって、これは見覚えがある絵柄!

あ!フリテンくんだ!

「植田まさし」さんは、この手の4コマ漫画では、神様だよね。

こちらは、妙な輝きを見せる牌

黒と貝細工の輝きがあやしぃ〜が、『皇』と言う字も気になる。

さて、見学も終盤

このあたりでは、世界の麻雀の展示がある

お〜〜!
オ〜ストリアのウィ〜ン牌!

日本の影響を受けた時代に作られたものらしく・・

なんと!浮世絵!

しかし!他の絵札は・・・タツノオトシゴみたいな龍!

コッチは、なんと戦争捕虜が作った手造りの牌

説明を読めば解るのだが・・・

辛く、大変な時代だったんだね〜(`-ω-´)

でも・・・

そこまでして、麻雀牌を造るか?


麻雀ファン・・・恐るべし (´・ω・`)




こちらはカナダからの・・牌

麻雀にアレンジが入っている様子だが・・・

左から2番目の、富士山バックに歩いてる大陸系の人は・・・誰じゃい? (-""-;)

左の
脱力系の龍も面白いが、右側のフルーツ盛合わせにも、笑える。


そんでもって、こちらは卓の展示だが・・・

3人向けの台もありました。

実際にゲームには使われなかったみたいです。


そして、「麻雀関係の製作工程」です。

製作の過程が、解りやすく展示されています。

牌の中って・・・・

鉄の重りが入ってたんだ!

このあたりは、昔の道具

手造りの頃ですね。ほとんど大工道具

コッチは、サイコロの型

6角や12面体のサイコロの型です。

もちろん、牌の方もあります。

今では、機械で大量生産

型だから、牌の形に浮き上がった文字が印象的

メタリックな形が、けっこう面白いね

最後は、本場中国の麻雀展示

日本以上に、向こうでは発行物も多いみたい。

こちらのポスターは・・・

なんか、見覚えのある方が・・・(´・ω・`)

それにしても・・・・

ものすごい量の展示物だった・・・

■ 麻雀博物館 ■

駅前の路地裏や繁華街にある雀荘。麻雀をしない人には良いイメージは内気がする。
だが・・・ここは、そういった雰囲気でなく純粋に「すごい物が並んでいた」
興味が有る無しに関係なく、来たものを感心させる品揃えであった。


入口脇の休憩コーナーに

唯一触れる展示、最新の全自動麻雀卓があるのだった。

■情報■
千葉県いすみ市岬町中原1-2
入館料:一般500円/中高生・65歳以上200円 (団体割引:30名以上2割引)
休館日:毎週月曜日(月曜が祭日の場合は翌日が休館)、年末年始(12月28日から1月4日)
オフィシャルホームページ


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